歯科衛生士の仕事をつらいと感じる理由とは?やりがいと魅力も紹介

歯科衛生士として働く人のなかには、仕事がつらいと感じている人も少なくありません。では、なぜつらいのでしょうか。理由を探るとともに、つらさを感じたときの対処方法を押さえましょう。

また、つらいことばかりではなく、歯科衛生士という職業のやりがいも知っておくことが大切です。自分に合った職場・職種で、スキルや強みを活かしながら活躍していってください。

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歯科衛生士の仕事をつらいと感じる理由とは?

歯科衛生士の仕事は楽しいことばかりではありません。つらいと感じることもあるので、理由を知りましょう。

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引用元
日本歯科衛生士会:調査報告書
日本歯科衛生士会:歯科衛生士の勤務実態調査 報告書

1. スタッフや院長との人間関係がうまくいかない

周りのスタッフや院長と良好な人間関係を築けず、つらいと感じてしまうケースです。特に院長(経営者)と合わないことにストレスを感じる人が多く見られます。理由は、モラハラ・パワハラやえこひいき、指示があいまいでわかりづらいなどさまざまです。

日本歯科衛生士会による令和7年の「歯科衛生士の勤務実態調査報告書」の勤務先変更の理由でも、「経営者との人間関係」が33.2%で2位になっています。

スタッフに対する配慮がない・売上や回転率ばかり意識している・スタッフの意見に耳を傾けないなど、ワンマンを貫くタイプもいるようです。

先輩や同期などの一般スタッフとの関係では、歯科衛生士は女性が多いため、「お局」のような存在がいたり派閥があったりと、女性ならではの複雑な人間関係にうまくなじめないケースもあります。

上手にコミュニケーションできない・嫌がらせをされる・上下関係が激しいなどの理由で悩んでしまう人も多いようです。

2. 心身への負担が大きい

歯科衛生士は、立って前かがみになり患者の口腔内の処置を行う時間が長いため、腰痛や腕・目の疲れなど、肉体的なつらさを抱える人も少なくありません。座ってできる仕事もありますが、アシスト業務では基本的に立ちっぱなしです。

また、治療の補助の際、ささやかなミスや見落としが患者の健康状態の悪化につながる可能性があるため、つねに細心の注意を払わなければならず、精神的にも大きな負担がかかります。

このように、肉体的にも精神的にもつらいと感じる人が多いことは事実です。

3. 給料や待遇が不十分

歯科衛生士の仕事のきつさや長い勤務時間のわりに、給料や待遇が少ないと感じる人も多く見られます。

仕事の大変な面は前項で解説しましたが、勤務時間の面では、常勤の歯科衛生士のうち24.5%もの人が「8.1時間以上12時間未満」の労働を行っているという調査結果が。

8時間という人が52.9%で半数程度、8時間未満という人が20%程度いますが、それ以外の人々は長時間勤務が当たり前になっているという実態が見られます。

このような状況があるにもかかわらず、年収は400万円に満たない人が50%以上もおり、待遇に不満を抱えやすいようです。

4. 仕事内容への不満や不安

勤務先によっては、人手不足のため、歯科衛生士の業務範囲以上の仕事を要求されることがあるという話も聞かれます。本来医師のみに許可されている行為や治療を歯科衛生士に任せる院もあり、罪悪感や不満などネガティブな感情を抱える人も。

また、反対にアシスタントのような業務や雑務ばかりさせられ、歯科衛生士本来の仕事をさせてもらえず、スキルアップやキャリアアップへの不安を感じてしまうケースも見られます。

仕事に対する意識の調査でも、業務内容に満足していない・どちらともいえない人が約40%おり、勤務先変更の理由でも、約25%が「仕事内容のレベルアップのため」に転職していることがわかりました。

5. 拘束時間が長い

前述のように勤務時間が長いということは、休憩時間などを含めると拘束時間はさらに長くなります。人によっては通勤時間も長くかかるでしょう。そのため、家に帰っても十分な休息が取れない・自分の時間を持てないことをつらく感じる人も多いです。

調査でも、31.8%が「勤務形態・勤務時間」に不満を感じて転職していることがわかっています。

歯科衛生士の仕事のやりがいや魅力とは?

歯科衛生士の仕事には、前章のようにつらいと感じる面はありますが、当然やりがいや魅力もあります。どんな点なのか見ていきましょう。

1. 患者の口内の健康を守れる

口腔ケアなどの仕事を通じて患者の口の健康を守れることは、歯科衛生士にとって大きなやりがいでしょう。自分の腕が頼りにされ、患者の健康維持に貢献でき、感謝までしてもらえるので、いっそう頑張ろうという気持ちになるはずです。

2. 幅広い年齢層の人と関われる

歯科医院には、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の人の患者が来院します。それぞれの年代に寄り添ったケアを提供することも、やりがいにつながるでしょう。

また、特に子どもの頃から継続して来院している患者や、二世代三世代で通ってくれる家庭は、成長の過程を見られるのも魅力です。

小さい頃は怖がったり嫌がったりしていた治療を、大きくなってスムーズに受け入れられるようになった姿などを見ると、うれしく感じることでしょう。

3. チームの一員として達成感を味わえる

歯科治療は一人で完成する仕事ではありません。歯科医師や歯科技工士などと力を合わせて患者の治療にあたり、悪い部分が改善していくさまを見られると、チームの一員としての達成感や満足感を味わえるでしょう。

治療をサポートしたり処置を任されたりしながら自分のスキルを存分に発揮し、チーム一丸となって患者の歯の健康を守りましょう。

4. 資格取得でスキルアップが目指せる

歯科衛生士は国家資格を取るだけでなく、さらなるスキルアップも目指せます。

たとえば、認定歯科衛生士の資格を取得すれば、特定の分野においてさらに専門的な知識を身につけることが可能です。資格取得という目標ができれば、仕事に対する意欲もいっそう高まることでしょう。

日々の業務にプラスして、より難易度の高い症例にも対応できるようになると、やりがいが増します。さらに、職場によっては資格手当がつくこともあるようです。ぜひ資格を取得して、歯科衛生士としてのスキルを高めましょう。

引用元
日本歯科衛生士会:認定歯科衛生士について

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それでもやっぱりつらい……仕事を辞めたくなったらどうすればいい?

歯科衛生士の仕事にやりがいや魅力はあっても、つらさが上回ることもあるでしょう。どうしても辞めたい気持ちが勝った場合、どうすればいいのでしょうか。

解決できるものかどうかを考える

つらさの原因を解決できるケースもあります。コミュニケーションを取るのが苦手など自分自身の問題である場合や、職場や仕事に問題があっても、上司や同僚が協力的できちんと話し合いができる場合なら、解決に向けて可能性を見出せるでしょう。

まずは今抱えている問題に向き合うことが重要です。解決できるものかできないものかをはっきりさせて、解決できそうなものなら、努力をする・相談するなどの必要な手段を取りましょう。どうしても解決できなかったときに、改めて退職について考えてみてください。

休息を取る

肉体的・精神的な疲労によるつらさの場合、有休も活用しながらしっかり休み、心身ともにリフレッシュすることが大切です。趣味の時間を満喫する・何もせずゆったり過ごすなど、ストレス発散や気分転換により、仕事への意欲が回復するかもしれません。

とはいえ、そもそも休みを取りづらい職場や、普段から休日もそのように過ごしているのに回復できないケースなどでは難しい可能性があります。万が一食欲不振や睡眠障害など体に影響が出ている場合は、すみやかに転職を検討するべきでしょう。

仕事を変えたいのか職場を変えたいのかを考える

「つらくて辞めたい」にも二つのパターンがあります。歯科衛生士の仕事自体に限界を感じているのか、今の職場が自分に合っていないだけなのかを冷静に考えましょう。

歯科衛生士の仕事自体が嫌になった場合はほかの業界への転職を、勤務先が合わなくて続けられない場合は違う歯科医院への転職を、検討してみてください。

職場探しも仕事探しもリジョブがおすすめ!

今の勤務先を退職しても歯科衛生士として働き続けたい方はもちろん、歯科衛生士以外の仕事の選択肢を見つけたい方も、どこでどうやって仕事を探せばいいのか悩むかもしれません。

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歯科衛生士の仕事は大変なこともあるがやりがいも多い

歯科衛生士の仕事をつらいと感じる理由には、職場の人間関係・心身への負担・給料の低さなどさまざまなものがあります。一方で、患者の健康に貢献できる・いろいろな世代の患者と交流できるなど、やりがいも大きい仕事です。

それでもつらくて辞めたくなったときは、すぐに辞めるのではなくまず解決できるものかどうかを見極めて、解決できない場合は転職というステップに進みましょう。

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