歯科衛生士を辞めたいと感じる7つの理由とは?辞めたくなったときの対処法も紹介

一度就いた仕事は長く続けたいものです。しかし、歯科衛生士の仕事をしていて「辞めたい」と考える人がいるのも事実。では、なぜ辞めたくなってしまうのでしょうか。よく見られる理由や対処法を知り、もしものときに備えましょう。

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歯科衛生士を辞めたい7つの理由とは?

日本歯科衛生士会の令和7年「歯科衛生士の勤務実態調査報告書」に基づき、歯科衛生士がどんな理由で仕事を辞めたのか(勤務先変更の理由)、上位7項目を見ていきましょう。

なお、常勤と非常勤を合わせた全体のデータで順位付けしていますが、常勤だけ、または非常勤だけで見ると順位が異なる理由もあります。(※複数回答可のため、合計は100にはなりません)

引用元
日本歯科衛生士会:調査報告書
日本歯科衛生士会:歯科衛生士の勤務実態調査 報告書

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1. 出産・育児

1位は「出産・育児」という理由で、33.8%でした。

今の職場が嫌になって辞めるというよりも、自分の子どもが急な体調不良を起こすことがあるため、周りのスタッフに迷惑をかけるのではと気にしたり、育児中のライフスタイルの変化によって勤務が難しくなったりして、辞めたいと感じる人が多いようです。

また、「働くお母さん」への理解がとぼしく、産休や育休の制度はあっても取得実績がない職場もあるかもしれません。

なお、回答者の内訳としては、常勤(フルタイム)は27.5%、非常勤は42.0%と、非常勤のほうが多いこともわかりました。

2. 経営者との人間関係

2位は「経営者との人間関係」で、33.2%。経営者のなかには、自分勝手に采配を振るうワンマンなタイプの人もいます。そのため、雇用主の歯科医と相性が合わず、「院長が厳しい」「怖い」などで仕事にストレスを感じて辞めたくなる人が多いようです。

雇用形態別で見ると、常勤は35.4%、非常勤は31.8%で、常勤のほうがやや多めでした。

3. 結婚

3位は「結婚」で、32.4%です。寿退社という言葉があるように、結婚を機に辞める人は少なくありません。夫の地元に引っ越す・夫にある程度の収入があり働く必要がないなど、くわしい理由は人それぞれです。

ただし、常勤の方の辞める理由では25.1%と、今回紹介する7項目の中で一番低いです。非常勤の方の場合で40.3%と高ポイントだったことから、全体では3位でした。

4. 給与・待遇の面

「給与・待遇の面」という理由は、32.3%で4位です。同調査結果では歯科衛生士の年収も公開されていますが、常勤では「300万円以上400万円未満」がもっとも多く、2番目に多いのが「130万円以上300万円未満」でした。

国家資格でありながら決して高いとは言えない給与水準で、さらに、個人院では福利厚生の制度が整っていないこともあります。

「仕事は大変なのに待遇がよくない」と不満が募るようで、とくに常勤だけで見ると辞めた理由の1位(37.6%)です。また、非常勤では26.2%でした。

5. 勤務形態・勤務時間

「勤務形態・勤務時間」という理由は、31.8%で5位です。常勤では8時間程度の勤務が一般的ですが、「8.1以上12時間未満」の長時間労働が24.5%にものぼり、「残業がきつい」と感じる人も多く存在します。

また、人手不足などの問題で「まともに休憩を取れない」「休みたいのに有休をもらえない」という声もあるようです。

常勤は34.3%、非常勤は29.5%で、常勤のほうが多めでした。

6. 仕事内容

「仕事内容」が29.6%で6位。仕事に対する意識の調査でも、業務内容に満足していない、またはどちらともいえない人が40.6%もいます。

勤務先によっては、本来歯科衛生士が行う業務以外の責任の重い仕事を任せられたり、逆にアシスタントのような仕事ばかりさせられたりするケースがあるようです。

なお、常勤は34.2%、非常勤は25.5%と差が大きく、常勤のほうが仕事内容に対して不満を感じやすいことがわかります。

7. 仕事内容のレベルアップのため

「仕事内容のレベルアップのため」という理由が25.7%で7位でした。非常勤は18.4%なのに比べて常勤は32.9%と14.5%も高く、キャリアやスキルの向上のために転職するようです。

なお、常勤では割合として他の理由と大差がありませんでしたが、非常勤ではもっとも少ない理由でした。

歯科衛生士を辞めたいと感じたらどうすればいい?

前章のような理由だけでなく、ほかにもさまざまな理由から歯科衛生士を辞めたいと感じる方がいます。では、辞めたくなったときには一体どうすればいいのでしょうか。

何がつらいのかをはっきりさせる

つらいときはつい感情的になってしまいがちですが、一度冷静に考えてみましょう。何が理由で辞めたいと感じるのか、何がつらいのかを、頭の中で整理してはっきりさせることが重要です。

「仕事が難しい(技術不足)」「自信がない」などの理由なら、努力を重ねて時間をかけることで解消できる場合もあるかもしれません。また、勤務や給与に関することであれば、上司や同僚に相談するのもよいでしょう。

歯科衛生士自体を辞めたいのかを考える

次に、歯科衛生士の仕事自体をもう続けたくないのか、今の職場が合わなくて離れたいのかを考えてみましょう。後者の場合、職場を変えれば今後も歯科衛生士として頑張れる可能性があります。

歯科衛生士という仕事自体を辞めたい場合は、別の業界への転職を検討する必要があるでしょう。

自分で解決できることがないかを考える

辞める前に自分で解決できる方法がないか、考えてみることも大切です。自分のスキルに自信がなくて辞めたい場合は、外部の勉強会に参加したり、同業者と情報交換したりすることで、前向きに考えられるようになるかもしれません。

歯科衛生士を辞めたときのデメリットを想像する

このまま自分が歯科衛生士を辞めた場合に、どんなデメリットがあるのかを想像してみましょう。

仮に今の職場を辞めて転職しても、今より良い条件になるとは限りません。たとえば、「給料はいいけど人間関係になじめない」「みんなやさしいけど仕事が大変」などのケースです。

また、すでに転職回数が多い人は次の転職自体が難しくなる可能性があるため、より慎重に検討することが求められます。

転職先を探す

「歯科衛生士の仕事は好きだけど職場に問題がある」という場合、上司などに相談して解決すれば続けられます。しかし、どうしても改善が見られなければ、新しい勤務先を探さなければなりません。

また、歯科衛生士の仕事自体が向いていない・もう続けたくないと感じた場合は、他の業界への転職を考える必要があるでしょう。

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仕事を辞めると決めたらどうすればいい?

歯科衛生士がやむを得ず今の職場を辞めると決めた場合、円満に退職するにはどうすべきなのでしょうか。ポイントを解説します。

退職時期を検討する

まずはいつ辞めるかを考えましょう。法律上では、退職の意思は2週間前に伝えればいいとされています。しかし、円満に退職したいのであれば、引き継ぎの都合などもあるため、早め(1~2カ月前)に伝えるのがおすすめです。

上司に退職を申し出る

前項で決めた時期に上司に退職を申し出て、退職届を渡します。このとき、引き止められるのを防ぐためにも、相談ではなく「報告」をすることが大切です。辞めるのを決めたら先延ばしせず、職場のためにも早めに伝えましょう。

忙しくないタイミングを見計らって伝えることや、不平不満ではなく前向きな退職理由を伝えることもポイントです。

引き継ぎを行う

退職の意思を伝えたら、業務の引き継ぎを行います。担当していた患者や業務についての資料を作成するなど、丁寧に引き継ぎを行うことで円満に退職しやすくなるでしょう。

良好な関係を保ったまま退職できるように、引き継ぎに限らず日常の業務をそれまで以上に丁寧に行うことも大切です。

勤務の最終日には、お世話になった周りの人々に感謝を込めて、しっかりとあいさつしましょう。

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歯科衛生士を辞めたいのか職場を変えたいのかをまず考えよう!

歯科衛生士が仕事を辞めたいと考える理由は、出産・育児や結婚のようなライフスタイルの変化のほか、人間関係・給料・仕事内容などさまざまです。

辞めたいと感じたときは、すぐに決断せず慎重に検討することが重要。歯科衛生士を辞めたいのか職場を変えたいのかをはっきりさせ、それに合わせて今後の道を選びましょう。

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