美容師免許を活かしてアイリストへ——面接官の言葉に背中を押され、キャリアチェンジを決意「Leverage New York 広尾店」岩田千亜希さん

東京都内でも洗練されたエリアとして人気の恵比寿・広尾。その地にある「Leverage New York 広尾店」は、流行に左右されない海外スタイルを追求した、株式会社ウノプリールが運営するアイラッシュ併設のヘアサロンです。

今回は、そんな同店でアイリストとして働く岩田千亜希さんに新人時代の経験についてインタビュー。前編では美容業界を目指したきっかけや、アイリストとしていち早く成長するために取り組んできたことについて伺います。

もともとは美容師として働いていましたが3社目にてアイリストに転向し、およそ1ヶ月でデビューを果たしたという岩田さん。早期デビューのためにとにかく練習の数を重ねることを意識して、1日4〜5名のモデル練習に取り組んでいたそうです。

今回、お話を伺ったのは…

「Leverage New York 広尾店」アイリスト

岩田千亜希さん

大阪府出身。ヴェールルージュ美容専門学校卒業後、6社を経て「Leverage」で業務委託として勤務。現在は「Leverage New York 広尾店」にてアイリストとして活躍している。

インスタグラム

ヘアアレンジに喜ぶ友人の姿を見て美容師の道へ

専門学校時代の岩田さんは、多くの経験を積むためにヘアショーなどに積極的に参加していたそう

――美容業界を目指そうと思ったきっかけを教えてください。

この道に進もうと決めたのは、高校生で進路を考え始めたころです。

幼いころから美容が好きで、学校へ行くときも自分でヘアセットしていました。友だちのヘアアレンジを任されることも多くて、仕上がりを見て喜んでくれる姿を何度も見ていくうちに美容の仕事に興味を持つようになったんです。

――ご友人の喜ぶ姿がきっかけだったんですね。

そうなんです。ヘアアレンジがきっかけだったこともあり、当時はメイクアップアーティストを目指していました。

ただメイクアップアーティストになるための道のりを調べていくうちに、まずは美容師免許が必要だと知って。それなら美容師としてのスキルをしっかり身につけようと思い、専門学校へ進学しました。

――専門学校時代は、どんな生活を送っていましたか?

アルバイトをしながら学校に通っていたので、毎日かなり忙しかったですね。そんななかでも夢を叶えたいという思いをモチベーションに、とにかく多くの経験を積むことを意識していて、ヘアショーなどにも積極的に参加していました。

――そうした経験は、就職してからどのように活きていますか。

一番大きいのは、度胸がついたことです。ランウェイなど表舞台に立つ経験を重ねたことで、たいていのことでは緊張しなくなりました。サロンワークはもちろん、セミナー講師として人前に立つ場面でも、落ち着いて動けていると感じています。

メンタルが辛かった新人時代。美容の仕事が好きだからこそ乗り越えられた

一時は病院に通うほどメンタルが辛かったという岩田さん

――卒業後は、どのような働き方をされてきましたか?

最初は地元・大阪のサロンに就職しました。その後は1〜3年ほどのペースで転職を重ね、これまでに6社のサロンを経験しています。2社目までは美容師として勤務し、3社目からアイリストへと転向しました。

――美容師として働き始めて、どんなことを感じましたか。

専門学生のころから「美容師は大変な仕事」と聞いていたので、ある程度の覚悟はして入社しました。そのため大きなギャップはありませんでしたね。

当時は朝7時に出社し、終電までサロンで練習する日々。体力的にもハードな毎日を送っていたんです。

――それはなかなか大変な生活でしたね。

はい。続けていくうちに、少しずつ体力もメンタルも消耗していきました。最終的には病院に通うほどになってしまい、「このままでは続けられない」と感じて、1社目を退職する決断をしました。

――辛い経験をされるなかでも美容業を続けようと思った理由は?

やっぱり美容の仕事が好きだったからです。技術は磨いた分だけお客様の喜びにつながりますし、その瞬間を間近で見られるのは、この仕事ならではだと思っています。学生時代に感じた誰かを笑顔にできる喜びは、働き始めてからも変わりませんでした。ただ、当時はその気持ちに体が追いついていなかっただけなんだと思います。

面接官の言葉をきっかけにアイリストの道へ

1日4〜5名のモデル練習を重ねて、1ヶ月でアイリストデビューを果たしたという岩田さん

――どんな経緯で、アイリストに転向されたのでしょうか?

2社目を退職するきっかけにもなったのですが、交通事故に遭ったことが始まりです。事故の規模に比べれば軽傷で済みましたが、腰や首にダメージが残り、長時間の立ち仕事が難しくなってしまいました。

――体の痛みがきっかけだったんですか。

はい。その後は美容業界に限らず、飲食業なども含めて幅広く転職先を探していました。そのなかで、3社目として入社する、とあるトータルビューティサロンの面接を受けることになったんです。

面接で代表の方から「アイリスト、ネイリスト、セラピストのなかで、あなたは何がやりたい?」と聞かれて。正直、当時は新しく学べるなら何でもいいという気持ちでした。

すると代表が「せっかく美容師免許を持っているなら、アイリストがいいんじゃない?」と背中を押してくださったんです。その言葉がきっかけでアイリストとして新たなスタートを切ることになりました。

――実際に働いてみてどうでしたか?

美容師時代と比べると、身体的にはずいぶん働きやすくなりました。基本的に座って施術を行いますし、レッスンの時間も比較的コンパクトなので、以前よりも自分の体と向き合う時間を確保できています。

とはいえ、施術中の姿勢によって首がつらく感じる時期もありました。それでも、少しずつ体の使い方を工夫しながら慣れていき、「これから長く続けていく仕事なんだ」と前向きに受け止められるようになったんです。

――どのくらいでデビューしましたか。

1ヶ月です。業界ではデビューまで3〜6ヶ月ほどかかるケースが多いと聞いていたので、早い方だったと思います。

――すごいですね! 早期デビューを果たせた秘訣を教えてください!

とにかくモデル練習を重ねていました。営業時間内に練習ができる環境だったので、1日4〜5名ほどを担当し、それをほぼ毎日のように繰り返していました。

当時は、まずは数をこなすことが大切だと考えていたんです。できるだけ多くの時間を練習に充てて、技術を体に染み込ませる。そうすれば自然と施術時間も短縮できて、次は質に目を向ける余裕が生まれると思っていました。


後編では、アイリストとしてキャリアを再スタートさせた岩田さんがぶつかった壁や、「Leverage」へ転職した経緯などについて伺います。上京後、接客につまずいたという岩田さん。関西では会話が求められる場面が多い一方で、関東ではお客様ごとに求められる距離感が大きく異なるため、見極めることが大切だといいます。


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Leverage New York 広尾店
住所:東京都渋谷区広尾5-1-32 ST広尾ビル3F
TEL:03-6721-9578

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