一度離れた東京でサロンをオープン! 50代からのチャレンジを始めました【カイロプラクター 嶺井 静さん】#2

美術系の学校を卒業後、ギャラリーや工房のスタッフとして働いていた嶺井 静さん。カイロプラクティックと出会ったのは「産後ずっと抱えていた不調が、カイロプラクティックでみるみるよくなったから」だそうです。カイロプラクティックの持つ力に魅力を感じた嶺井さんは、資格を取得し40代でカイロプラクターとなり、現在は居住地の茨城と東京の二地点を行き来しながら施術を行っています。

後編では、地元で働きながら、2025年に東京にもプライベートサロンを設立。2地点で働くことになった理由や、今後の目標を伺います。

43歳で資格を取得、その後は自力で技術を磨きました

―― カイロプラクティックは国家資格ではありませんが、注目されている資格のひとつです。

そうですね。私が資格を取得したのは43歳のときです。もともと体の仕組みに興味はあったものの、ほとんど知識がないところからのスタートだったので、すごく勉強しました。

―― 資格取得後はどこかのサロンに就職したのですか?

いえ、まずは自宅サロンとしてオープンしました。技術は、近所にカイロプラクティックの先生がいたので、そこにお手伝いで入らせてもらい、さまざまなことを教えてもらいました。技術チェックも定期的にしてもらっていました。

その後、知り合いから「カイロの先生数人が集まって地元でお店を開くのだけれど、嶺井さんも参加しませんか」とお声がけいただき、そちらにも参加するようになりました。複合施設の中にあるお店なので、お客さんは通りすがりの人も含めさまざまな方がいらっしゃいます。年齢もお悩みも一人一人違うので、技術はそこで磨かれたと思います。私の施術のベースを作ってくれた場所ですね。

そして今年、ご縁があって東京で自分のサロンを開くことになりました。

―― 現在は、地元の店舗と東京、自宅の3か所が職場ということですね。

はい。週3日東京、週2日地元のお店、残りの2日は自宅という形で活動をしています。ほかには不定期でイベントや健康講座なども地元で行っています。

50歳最後の挑戦と思い、東京でのプライベートサロン開設を決意

――東京でサロンを始めたきっかけはなんだったんですか?

この場所はもともと別の方が特定の曜日に使っていらっしゃって、知り合いから「空いている曜日を使わない?」と打診されたことがきっかけです。私は週3日の使用で、もう一人の方が別の曜日でというシェアサロンの形で行っています。

――誘われたとはいえ、地元にはお仕事もありご家族もいらっしゃいます。決断するのには勇気がいったのでは。

はい、とても悩みました(笑)。物理的に距離がありますし、子供も大きくなったとはいえまだ学生です。

でも、「環境を変えてみたい」「苦労してでも自分でやってみたい」という気持ちが勝ってしまったんですよね(笑)。地元とは違うあらたな場所で、自分のやりたいことに挑戦してみたかったというのが、決断した大きな理由です。

もちろん責任もあるし、金銭的にも余裕はありません。でも年齢的にもチャレンジできるのは今が最後。今このタイミングで声をかけてもらえたのも何かのご縁かもと思っています。半世紀生きてきた自分へのご褒美タイムかな、とも思っているんですよ。

女性が元気になれば周りのみんなが元気になれる

体だけでなく頭蓋骨までをトータルでケアする「頭蓋骨カイロ」が看板メニュー。

――オープンしたばかりの東京のサロンは、女性限定となっています。女性に特化しているのには何か理由がありますか?

私のテーマのひとつとして「働く女性やお母さんを元気にしたい」というのがあります。今は仕事をしながら育児をしている女性がたくさんいます。彼女たちの中には、時間に追われて、自分のことは後回しになっている人も多いと思います。

私は、女性が元気でいることが周囲に与える影響は大きいと思っています。例えばお母さんが不調を抱えていて機嫌が悪いと、その空気は子供に伝わります。「子供がいうことを聞かなくなった」とか「赤ちゃん返りのように急にかまってもらいたがるようになった」などといった悩みをよく聞くんです。その原因の一つはお母さんが疲れていて、余裕がないから。

お母さんから笑顔が消えた瞬間から、家庭の歯車が崩れていくというのは、けして大袈裟な話ではありません。

同じように頭痛や肩こりなどの不調を抱えたまま仕事に行ったことで、仕事でミスをしたり、イライラして同僚に当たってしまった経験がある、という女性も多いと思います。

働き世代や育児世代の女性こそメンテナンスが必要なのに、現実は「自分のことは後回し」。そんな人をケアしたいと思い、私のサロンでは子連れもOKにしています。「子供を預けられないからメンテナンスにいけない」という人にも来ていただきたいので。

――嶺井さんが行うカイロプラクティックの特徴はどのようなものですか?

メインは骨盤調整です。骨盤調整と聞くと、腰の周辺を施術するだけと思う人も多いかもしれませんが、私は頭蓋骨も含めて全身で骨盤調整をします。骨盤、背骨、頭蓋骨はすべてつながっています。頭と体をトータルで施術することで、骨盤の歪みが整うだけでなく、姿勢改善にもつながります。

現代人に多い頭痛や目の疲れの緩和にも効果的です。

あとは産前産後の女性に向けたカイロプラクティックも人気です。私自身が産後、体の歪みが原因で体の不調に悩んだことから、同じ悩みを持つ女性へのケアも特化したいと思い、始めました。

基本は女性限定ですが、子供向けのカイロも行っています。最近はスマホやタブレットの見過ぎでストレートネックになっているお子さんが増えています。子供の姿勢を気にしてお母さんが連れてくることも多いですね。

――女性やお母さんを輝かせるのが、嶺井さんのカイロの特徴なんですね。

はい。骨盤調整をしたり体の不調をケアしながら、同時にカイロプラクティックという手段を通じて、女性が社会や家庭の中で輝けたり、より活躍できるようになったらいいな、と思っています。

――今後の目標はありますか?

東京のサロンをスタートしたばかりなので、まずはここを軌道に乗せることからですね。営業活動やSNS運用などを頑張って、お客様を増やしていかないと(笑)。1日3名限定のプライベートサロンなので、たくさんの人に来てほしいというよりは、少ないお客様を大切にして、その方たちにリピートしていただけるようになるのが目標です。1回あたりの施術時間も一般的なものよりは長く設定しているので、じっくりカウンセリングして納得されてから施術を受けてもらえればと思います。

嶺井さんの成功の秘訣

1.動き出す勇気を持つ

2.信念を持ち自分軸で考える

3.自分を大切に扱う

取材・文/皆川知子(tokiwa)
撮影/ワタナベミカ


1
2


Check it

骨盤から整える頭蓋骨カイロ「O’Keeffe オキーフ」
住所:東京都渋谷区恵比寿1-31-11 ソシア恵比寿301
電話:080-3248-1597

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事