【子育て応援メソッド】ママである自分を自己開示することで、理想のお客様が来てくれる ネイリスト内藤かほりさん♯2

横浜の自宅サロンで「最強のネイルケアメソッド」とその講師をされているママネイリスト・内藤かほりさん。前編では、ご自身の爪の剥離に悩み「最強のネイルケアメソッド」と出会ったこと、そのメソッドをサロンに導入したことで収益やQOLが上がり、ママネイリストとして数々のメリットが得られたことをお伺いしました。

この後編では、メソッドをさらに広めるための講師業について、ママとしての自己開示をうまく利用したインスタ集客術、内藤さんの仕事をバックアップしてくれるご主人やファミリーサポートさんのことについて教えていただきました。

お話をお伺いしたのは
ネイルサロン「‐Melange‐」
内藤かほりさん

大学卒業後、地元長野の銀行に就職。初ボーナスで以前から興味のあったネイル道具一式を購入し、独学でネイリスト資格取得。夫の転勤に伴い、銀行を退職。転勤先で育児をしながら銀行のパート勤務、ネイルサロン勤務、出張ネイルを経験。次男出産後「最強ネイルケアメソッド」と出会い、ネイル一本でやっていくことを決意。2021年11月、横浜に自宅サロン「‐Melange‐」を移転オープン。「最強のネイルケアメソッド」の施術と講師業で奮闘中。
Instagram:@saikyosensei_kahochan

情報発信~見込み客の育成~予約までインスタで完結

――静かな住宅街で自宅サロンを開業することへの不安はありませんでしたか?

特になかったですね。というのは、情報発信→見込み客を育て→予約につなげるというすべてのプロセスをインスタで完結できるからです。自己開示をしてうまく発信していくと、自分の来てほしいお客様が来てくれるようになります。例えばわたしは、子どもが幼稚園に行っている間に同じママさんに来てもらいたいなと思っているんですね。そのために、ストーリーズには「私はこういう人ですよ」とプライベートをガンガン出しています。最初は顔出しするのはどうなんだろうと思っていましたが、顔出ししたり、サロンの内観をのせたりと日常を切り取った投稿は意外と反応が良いんですよね。いいね!やコメントをくださる方には同じママさんが多く、その方たちがやはり子どもが幼稚園や学校に行っている間にご来店してくださいます。

――自己開示は、そんなふうに役立てるんですね。

サロンはこんな内装で、こんなネイリストがやっていますと自己紹介することも。中身が見えると、自宅サロンへお越しいただくことへの不安も解消されるのかなと思うんです。低価格だとお客様の層もさまざまになりますが、「最強のネイルケアメソッド」は67,200円なので元々あまり変なお客様はいらっしゃらないんですけどね。

集客は媒体に頼らずインスタのみ。

――逆に自宅を開放することへの不安はなかったですか?

あまりなかったですね。本当は1階をサロンにしたかったのですが、家の構造上3階にサロンを持ってくることになってしまって。リビングを通っていただかないといけないのはお客様にも申し訳ないなと思っています。でも、家の外に店舗を出せるくらい私が稼げばいいんだなとポジティブに考えるようにしています。

――そういった希望もあるのですか?

あります。自宅サロンは、主婦の片手間みたいに思われてしまうことも多いので、子どもがもう少し大きくなったら自宅を出て家賃も税金も払って、一ネイリストとしてひとつのネイルサロンを運営したいなと思っています。

講師業は座学も実技もオンラインで

――内藤さんは「最強のネイルケアメソッド」の講師もされているのですよね?

はい。2021年2月に「最強のネイルケアメソッド」を受講してから仕事もママ業もどんどん好転していって、これはママ向け以外の何ものでもないなと思いました。だから、受講が終わったときに講師コース開催のお知らせを受けたときは、「やりたいです」と即答しました。

すでにオンラインで講師業をスタートさせていて、いま2期目が始まったところです。甘皮処理がメインの施術になりますので、座学はもちろん、実技も講師コースの講座のときに生徒同士でケアの動画を撮りあって、それをオンラインでお伝えしています。画面上だと爪の細かい部分が見えにくいので、紙粘土でお手製の指先を作って「このピンクのところを~してください」と解説しています。

コロナ禍のためにオンライン受講した「最強のネイルケアメソッド」講座と、リアル開催で学んだ「講師コース」のよいところをすべて講座に落としこんでいます。

――リアルとオンラインのいいとこどりにお手製の指先なんてすごいですね。

高校卒業後、まず短大に入学したのですが、パソコンに特化したカリキュラムが多かったので、パソコンがちょっと得意なんです。10年以上前の学びが今になって突然生きてきていますね。

テキストに則ってわたしが作ったパワーポイントを寺木先生や他の先生方もご自身のオンライン講座で使ってくださっています。寺木先生のオンライン講座では「パソコンが得意じゃないから、お守り代わりに来てほしい」と言われてお手伝いさせていただいています。受講生がズームに入れなかったり、途中で音信不通になってしまったりと小さなトラブルが起きるので、そういうときに「かほちゃん」って出番をいただいています。

「最強のネイルケアメソッド」創始者・寺木先生の隣でヘルプする内藤さん。

長時間の講座はパパにリモート勤務してもらいます

――お仕事のとき、下のお子さんはどうされていますか? 

幼稚園・小学生ママのお客様が多いので、子どもが学校に行っている昼間の時間帯に施術が集中します。「最強のネイルケアメソッド」の施術は約1時間で終わるので、長男は幼稚園、次男はファミリーサポートさんにリビングでみていただいてます

オンライン講座の講師業のときは10~15時と長時間になるので、そんなときは主人にリモート勤務してもらっています。「最強のネイルケアメソッド」講座のオンライン説明会も夜やることが多いので、主人に「早めに帰ってきてください」とお願いしています。もう主人のフルサポートですね(笑)

――とても協力的なパパなのですね。

長男が幼稚園に通い始めた頃はしょっちゅう風邪をもらってきて早退やお休みが多くて。そのたびに、わたしばかりが仕事を休んで、他の方に「シフト替わってください」とか…。「なんでわたしばかり? わたしだけの子どもじゃないじゃん」と主人に不満をぶつけたら「僕が休むよ」と言ってくれるようになりました。いまは、夫婦対等と思ってくれているようです

育メンパパ率いる内藤さんファミリー。お子さんは幼稚園の年少さんと1才の男の子。

――最後に今後の目標を教えてください。

2021年は、「最強のネイルケアメソッド」と出会うことで子どもとの時間も増え、ライフワークバランスがとても充実しました。このメソッドの良さを広めていくことで、以前のわたしのようにサロンワークにモヤモヤっとした悩みを抱えているママネイリストさんに貢献できればいいなと思っています。

現在、講師業とサロンの2本立てでやっていますが、受講生からの質問への回答がまだ完全ではないなと思う場面があります。自分自身のサロンワークでも、お客様の爪は誰一人同じではないので、臨機応変で対応しなくてはいけない場面が多々あります。「こういうお客様にはこういうお話をしたほうがトラブル回避できますよ」とサロンでの実体験に基づいた内容をお話することで受講生の理解度も上がると思うので、講師業をする上でもサロンワークを大事にしなくてはいけないなと最近強く感じています。

「最強のネイルケアメソッド」を広めるために工夫していることは

「ママネイリスト向け以外の何物でもない」と内藤さんが強く推す「最強のネイルケアメソッド」。このメソッドをさらに広めるために内藤さんが工夫していることは、おもに以下の3つです。

1.インスタで理想のお客様を集める

2.得意のオンラインで講師業も

3.パパとファミサポさんを助っ人にする

ネイルサロン勤務や出張ネイル、自宅サロンなどさまざまな営業形態を経て、「最強のネイルケアメソッド」にたどり着いた内藤さん。施術時間が短く、3ヶ月先の予約まで確保でき、プライベートの予定が立てやすいなどママネイリストへのメリットをたくさん手に入れることができました。仕事と育児の両立に悩んでいるママネイリストさんは、ぜひ参考にしてみて!

取材・文/永瀬紀子

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