ポーラ ザ ビューティー守谷店 オーナー×マネージャーがキャリアアップについて本音対談! ♯1

ポーラ ザ ビューティー守谷店は、オーナー石塚理恵さんとマネージャー羽根田美幸さんが共同経営するサロンです。まず前編では、おふたりがビューティーディレクターからオーナー・マネージャーになるためにどんな努力をしてきたのかお伺いしました。

新人スタート支援制度やキャリアアップ研修などポーラの充実した支援制度をフル活用しながら、分からないことはとにかく先輩に聞き、オーナーになるまでのスキルを身につけてきたという石塚さん。一方、お客様とより多く出会うためには活動時間が長いほうが有利という羽根田さん。週5・フルタイムで仕事に費やす時間を極力確保し、当初から目標にしていたマネージャーになることを実現させました。

ポーラ ザ ビューティー守谷店
オーナー 石塚理恵さん

ポーラ歴9年。長女(中3)、長男(中1)2人のママ。高校生からコスメマニアで、就活では化粧品メーカーを希望するが、一旦その夢を断ち、住宅建材メーカーに入社。結婚・出産で退職、専業主婦に。一度はあきらめた美容の仕事への熱が再燃し、ポーラのビューティーディレクターに。マネージャーを経て、お客様だった羽根田さんとともにポーラ ザ ビューティー守谷店を共同経営。現在5人のスタッフを抱えるサロンオーナーとして奮闘中。

ポーラ ザ ビューティー 守谷店
マネージャー 羽根田美幸さん

ポーラ歴4年。長女(社会人)、長男(大学生)、次女(大学生)3人のママ。ハンドトリートメントのイベントで石塚さんと出会い、サロンの顧客に。約1年後、石塚さんに誘われ、ポーラ ビューティーディレクターの道へ。マネージャーとしてスタッフの育成にも関わる。9年前シングルマザーになり、現在長男とふたり暮らし。

ふたりの出会いは、お客様とビューティーディレクター

――ポーラとの出会いについて教えてください。

オーナー石塚さん:ちょっと長くなりますが…。ポーラと初めて出会ったのは、高校生のときです。受験勉強のストレスもあり、ニキビに悩んでいたので、お小遣いを貯めては美容雑誌を買って隅から隅まで熟読していました。当時、モデルの桐島かれんさんが出演していたポーラのCMを見て、強烈なインパクトを受けたことを覚えています。それがポーラとの初めての出会いですね

ファンデーションひとつで不安な気持ちがポジティブに変わることを体感していたので、将来は化粧品メーカーへの就職を希望していました。元からきれいなモデルさんをきれいにするヘアメイクさんはたくさんいるけど、肌にコンプレックスがある人を笑顔にできるのは、同じ悩みを経験した自分しかいない! そんな意気込みで就活をしました。でも、いざ化粧品メーカーの説明会に行ってみると、他の学生はモデルさんみたいにきれいな人ばかり…。若かった私は簡単に怖気づき、あきらめてしまったんです。

こうなったら全く違う分野の仕事に就こうと、住宅建材メーカーに就職しました。社内女性初の営業職として、地元関西から上京。その仕事にやりがいを感じていましたが、社内結婚して退職。夫の転勤で茨城に引っ越してきました。2人の子どもを出産し、転勤のために引っ越しを繰り返しながら、これが自分の仕事なんだと言い聞かせて家事・育児をこなす日々でした。

ポーラのエステは、その日の肌の状態に合わせた柔軟なケア。

でも、化粧品の仕事を簡単にあきらめてしまったことは、ずっと後悔していました。毎晩子どもを寝かしつけながら、コネも美貌も資格も何もない自分が歓迎される職場なんてないんだろうな。そんな不安な気持ちで天井を見つめていました。そのときの天井の木目模様は、いまでも覚えています(笑)。

悶々とした日々を過ごす中、当時住んでいた龍ヶ崎市にポーラのサロンがありました。なぜかそこに行かなきゃいけないような気がして、3才の子どもの手を引き、「どんなお仕事なんですか」とサロンを訪問したのが、ビューティーディレクターへの第一歩となりました

編集部:ポーラ歴9年だそうですが、高校生のときからだとすでに約25年のドラマがあるんですね。マネージャー羽根田さんのポーラとの出会いは?

羽根田さん:自宅の目の前にある郵便局で、ハンドトリートメントのイベントをしていた石塚オーナーに声をかけられたのが始まりです。お客様としてポーラ龍ヶ崎店に通い始めて1年くらい経ったころでしょうか。ちょうど転職を考えていたときに、オーナーから「今度マネージャーになるので、一緒にお仕事しませんか」と誘っていただきました。

当時わたしは48才。前職は、ビルメンテナンス会社で経理事務をしていました。シングルマザーだったので、定年退職を迎える65才で突然収入がなくなってしまうのは不安だったんですよね。ポーラのビューティーディレクターには定年がないということで、チャレンジすることを決意しました。

以前の仕事は、朝から晩までパソコンに向かう業務で、将来の夢を描きにくいものでした。。でも、お客様としてポーラのサロンに通ううちに、キレイになるだけでなく心まで整うような心地良さを覚え、それを提供する仕事は夢を持てそうだなと思いました。

お客様とたくさん出会うために活動時間を極力長く

――新人スタート支援制度があるそうですが、活用されましたか?

石塚さん:美容業界でなんの経験もなく、わたしにもできるだろうかというところからスタートしたので、3ヶ月間4万円+売上の10%を支援してもらえる「プレコース」(※2022年3月時点)を活用しました。2人の子どもの保育園代2万円×2人分を稼ぎにいくぞ、という気持ちで。覚える知識や技術が多く、お客様が少ない時点で、月4万円いただけるのは本当にありがたかったです。

羽根田さん:わたしは、月15万円の収入支援が受けられる「プロボーテコース」(※2022年3月時点)を活用しました。毎月の目標に向かって努力することで、知識や販売能力がつき、自分も成長できる良い制度だと思います。

――他にも支援制度はあるのですか?

羽根田さん:ポーラでは、商品買取制ではなく、返品可能な形で仕入れができる委託販売制度が採用されています。自分でエステを始めようと思ったら商品在庫を抱えるのが普通ですよね。でも、まったく在庫を持たずに運営できるので、リスクは最小限。シングルマザーの女性にも向いている仕事だと思います。

――ビューティーディレクターは、雇用ではなく個人事業主だそうですね。売上は順調でしたか? 売上アップや集客のために努力されたことは?

石塚さん:個人のお客様に商品やエステサービスを紹介するのは初めてだったので、正直最初は売上を出すのも大変でした。これはがんばらないといけないなと思って、分からないことはなんでも先輩スタッフに質問をしました。お客様との向き合い方、お客様を思う想像力の深さ、わたしもああなりたいと思うことすべてを。当時の自分は、だれよりも勉強したと思います。それを繰り返しているうちにできることが増え、自分の成長よりもひとりでも多くのお客様の役に立ちたいという気持ちに変わっていました

羽根田さん:わたしはポーラの仕事を始める時点でマネージャーになりたいと思っていたので、週5日、朝から晩までばっちり働くことにしました。この仕事は、お客様といかに出会うか。たくさんの人に出会ってお客様を作っていくことが大事なので、わたしは活動時間が長いほうが有利だと思います。すでに子どもたちも成長していたので、時間が許す限り仕事に費やしました。商品知識はおろか、接客も初めてだったので確かに最初は大変でしたが、オーナーにたくさん時間をとってもらい、いろんなことを教えてもらって勉強しました。それに比例して売り上げは確実に伸びていきました

トリートメントでは、セルフケア製品よりも多くの美容成分を含むエステ専用化粧品
を使用。

――時給ではなく、売り上げ次第で収入が上がるのは、個人事業主のメリットですよね。
ポーラでは、キャリアアップのための研修制度が充実しているそうですが?

石塚さん:ビューティーディレクターの各成長段階に合わせて研修が用意されています。そのときの自分がもう少しがんばれば達成できる研修が用意されていて、いままで受けた研修どれも楽しく参加させていただきました。

中でもターニングポイントになったのは、マネージャーになるための研修です。自分には切り開いていく力があるのかという不安があり、またそれが自分の課題でもありましたが、自己効力感(自分がある状況下で目標達成したり、遂行できる可能性を認知していること)の高め方を学べて、すごく力がついたと思います。

羽根田さん:わたしも、マネージャーになるときの研修がいちばん印象深いです。大人になると、自分のことや将来のことをじっくり考える機会ってなかなかないですよね。2泊3日の研修は、自分の過去を振り返り、自分・家族・将来のことなどを深く考えられるとても良い時間でした。それが次の自分へとつながったのだと思います。

お客様ひとりひとりを、その方の肉親の次に大事に思う

多くのベストコスメを受賞しているポーラのスキンケアブランド。

――ポーラのビューティーディレクターならではの接客方法や心得はありますか。

石塚さん:常にお客様ひとりひとりのことを、肉親の次にわたしが大事に思う。そういう存在でありたいと思っています。愛と真心をひとりひとりに持ち続けることを大事にしています。

羽根田さん:オーナーに教わった通り、お客様を大好きでいること。お客様のパートナーになったつもりで接客することを心がけています。また、扱っている商品が高級感のあるものなので、上品で丁寧な接客を心がけています

――マネージャー、オーナーにキャリアアップされる過程で苦労された点はありますか。それをどうやって乗り越えましたか?

石塚さん:ビューティーディレクターのときは、まわりが見えていなくて、自分の売上ばかり考えていました。でも、マネージャー・オーナーになってからは、サロンのスタッフを家族のように思って、何が何でも支えていくのが仕事だと思っています。そのためには、例えプライベートで嫌なことがあっても、何事もなかったかのように笑顔で仕事をしたい。分かっていたものの、それが結構大変だったなあと思います。

――そんなときはどうやって切り替えましたか?

石塚さん:お店に向かうまでの車で、本を朗読してくれるアプリを1.5倍速で流すんです。それを聞きながら、サロンに着いたらやるべきことを頭の中で整理して、仕事モードに切り替えます。帰りの車の中では、「家に帰ったらあれして、これして」と考えながら朗読を聞きます。本を読む時間がとれないのも最近の悩みだったので、一石二鳥ですね。

羽根田さん:わたしが力不足を感じたのは、新人のビューティーディレクターの育成です。ちょうどマネージャーになったばかりのときに新しい方が入ってきたのですが、自分の経験もまだ3年。新人からちょっと抜け出したくらいで、新人を育てなければいけない状況だったので戸惑うことも多かったです。わたしが習ってきたことを伝えなきゃと思いつつ、なかなかうまくいかない。そんなときは、いつもオーナーを頼って相談しながら、なんとか乗り越えてきました。いまも継続中ですが…。

おふたりがキャリアップのために行ったことは

石塚さんと羽根田さんがそれぞれオーナーとマネージャーになるために行ってきたことは、おもに下記の3つです。

1.新人スタート支援制度やキャリアアップ研修など会社の支援をフル活用

2.分からないことは先輩に聞き、誰よりも勉強する

3.お客様とたくさん出会うために長めの活動時間を確保

後編では、共同経営の心得・メリット、収益向上のための工夫などをお伺いします。

取材・文/永瀬紀子

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Salon Data

ポーラ ザ ビューティー守谷店
URL:https://www.pola.com/
住所:茨城県守谷市中央3-10-1
TEL:029-748-3225
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