サロンの予約が最優先、モデル業は平日昼間か土日に。横山かおりさん#2

モデル×エステティシャンのWワークをされている横山かおりさん。前編では、20代から続けているモデル業とエステティシャンの二足の草鞋を履くようになるまでのお話を伺いました。

この後編では、Wワークのリアルライフに迫ります。エステの予約を最優先にして、基本的に子どもが学校に行っている日中とご主人のいる土日にモデル業を入れるそう。Wワークのメリットは、収入面の安定、ひとつがダメでももうひとつがあるという心の平安と、気分転換ができることとかおりさん。新しいことにチャレンジしたい人、時間と心に余裕のある人にはぜひチャレンジしてほしいと語ってくれました。

お話を伺ったのは
エステティシャン×モデル
横山かおりさん


調理・製菓の専門学校卒業後、結婚式場に就職。パティシエを目指し、キッチンで働き始めるが、重労働のため体調を崩して退職。その後、モデルとしての活動を開始。グラビア、レースクイーン、紙媒体など様々なジャンルで活躍。結婚・出産を機に一旦活動を休止。WEBライターを経て、エステティシャンに。現在はモデル×エステティシャンのWワーク。美的読者モデル。11才男児・7才女児のママでもある。

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インスタグラム:@kaori_.yo

最初は覚えることがいっぱいだけど、一度も辛いと思ったことはない

「人と美容に関わるエステティシャンの仕事に就けたことが本当に嬉しい」とかおりさん。

――実際エステティシャンになってみていかがですか?

とにかく楽しいです。ちょうど1年経ちましたが、あっという間でしたね。エステもリラクゼーションサロンも行くのは好きだったので、こんなことをするんだろうなというイメージはありましたが、最初は施術そのものからサロン業務全般まで覚えることがいっぱい。でもそれが苦じゃなくて、一度も辛いと思ったことはなかったです

――エステティシャンが向いていたということですね。

施術も好きですね。いま思うとデスクワークが合っていなかったんだと思います(笑)。会社に行って、パソコンに向かって、ずっと同じ姿勢でいることが結構辛かったかもしれません。家でのライター業は、どこでどんな格好でやっても大丈夫ですけど、体を動かしているほうが楽しいですね。

――もうすべての施術に入れるんですか?

フェイシャルもボディもほぼ入れます。ちょうど私が入った頃はコロナ禍で、予約が入っていない時間が結構あり、そこで練習させてもらいました。全身コースをマスターしたのは入社後1ヶ月。お客様に入ったのは2~3ヶ月後だったと思います。

――そんな短期間でマスターしたんですね。

あ、でも人生でいちばんがんばった気がします。自宅にも施術ベッドを購入していたので、子どもと夫をモデルに練習しました。子どもたちもやってもらえるのが嬉しそうで、「今度は足やって」とか言って喜んでいましたね。

Wワークのメリットは収入面の安定と、もうひとつがあるという安心感

ヘアカタログでの撮影風景。

――現在、モデルのお仕事はどんな内容が多いんですか?

鍼灸院・歯科医院・美容院のホームページやアパレルのwebサイトなど圧倒的にWEBが多いですね。つい最近、キッチン道具の仕事が決まったんですが、調理師免許を持っていることが幸いしました。思わぬところでいままでの経験が活きて、なんでも無駄にはならないんだなと改めて思いましたね。

――お仕事のオファーはどこからくるのですか?

以前からの繋がりや、インスタのDMにオファーをいただくことが多いです。インスタにいろいろな案件が流れてきて、タイアップさせていただくこともあります。お仕事はもちろんですが、プライベートで上げる化粧品も、たくさんある中からその日の肌の調子に合ったものをピックアップして実際に使ったコメントと共にアップしています。現在インスタのフォロワーは3000人を超えたところです。1万人いないとインスタグラマーとは言えないので、フォロワー増を目指してがんばりたいです。

――モデル×エステティシャンのWワークはどんなスケジュールで動いているのですか?

わたしの予定とサロンの予定で月によってシフトが変わってきますが、10~16時・平均週3~4回はエステティシャンとしてサロンに勤務しています。モデルのお仕事は月に数回ですね。モデル業は、子どもが学校に行っている昼間の時間帯か、夫がいる土日にお受けするようにしています。

――サロンのシフトとモデルの仕事がかぶってしまうことは?

サロンの予約が入っていたらそちらを優先します。シフトが入っていても、予約が入っていなかったら、モデルのお仕事に行くと思います。まだそのパターンは経験していませんが、たぶんオーナーがいいよと言ってくれると思うので(笑)。

――Wワークをすることで相乗効果はありますか?

相モデルで練習しあったり、自分の肌で実験したりすることが多いので、気づいたら肌がきれいになっていました。それは、モデル業にとってもメリットですよね。

お客様との会話の中で、「わたしモデルやってるんです」という場面はないのですが、スタイル維持には気をつけていて、現役の頃と体重もほぼ変わっていません。マスクしていると子ども2人産んだとは思われないことも多いので、とくに産後のお客さまには、「わたしもがんばりましたよ」と励ましたりするのですが、それが共感を得たり、信頼度を上げることに繋がることはあるかもしれませんね。

――なるほど。Wワークで収益は変わりましたか?

だいぶ変わりました。モデルはオファーがあれば受ける仕事なので収益に波がありますが、エステティシャンの仕事は毎月シフトで入るので、安定した収入が見込めるようになりました。いまはまだ子どもが小さいので、扶養内で収まる範囲に調整しています。上の子が中学受験を控えているので、わたしが働いた分はすべて塾代に消えていくんですけどね(笑)。

――Wワークのおすすめポイントは?

ひとつがダメになっても、別のもうひとつがあるという安心感。それと、実際に収入面も安定することです

――逆に大変なところは?

昔からモデル業と何かの仕事をダブルでやってきたので、あまり感じたことはないですね。

わたし土日は料理しないんです。

「親子の時間もめいっぱい楽しんでいます」。

――育児との調整も無理なくできていますか?

忙しいですけどね。家から近いので、長女の学童も16:30くらいにはお迎えに行けます。学童が利用できるのが小3までなので、長男は帰宅後、家でお留守番ですが、サロンの予約がなければ15時とかに上がれるので、長時間ひとりになることはないですね。

――ご主人は家事・育児をされますか?

メチャクチャします。平日はほぼワンオペですが、わたし土日は料理しないんです。そんなルールを作ったつもりはないのですが、気づいたら夫がやることになっていました! 土日どちらかはサロンに出ているので、「あとはよろしく」と出勤しています。

――Wワークを考えている方にアドバイスはありますか?

時間と心に余裕があるなら、絶対やったほうがいいと思います。だって収入が増えて悪いことなんてないじゃないですか。しかも、気分転換にもなるし。新しいことにチャレンジしたい、収入増を目指したい、気分転換したい人には絶対おすすめです。

――これだけは覚悟しておいたほうがいいということは?

わたしは常になにか勉強しているタイプなのでまったく苦になりませんが、どんなことでも最初は勉強が必要ですよね。

今回のエステティシャンへのチャレンジも、まずは施術をできるようになる、次は予約をとれるようになると段階的に目標を掲げてステップアップしてきました。ノルマはないのでプレッシャーはないのですが、やっぱり次に繋げられたらいいなという気持ちはあるので。今後の目標は、もっと自信をもってサロン業務ができるようになること。エステティシャンの仕事は、場所が変わってもどこでもできるので、いつか自宅サロンができたらいいですね。

かおりさんが考えるWワークのメリットは

かおりさんが考えるWワークのメリットは以下の3つです。

1.ひとつがダメになってももうひとつがあるという安心感と、収入面の安定。

2.エステの相モデルで肌がきれいになるとモデル業にも良い効果が出る。

3.新しいことにチャレンジできて、気分転換にもなる。

ふたりのお子さんの育児をしながら、モデル×エステティシャンのWワークをしているかおりさん。常に前向きな精神で、興味のある分野の学びを深め、新しいことにチャレンジしている姿がとても輝いていました。「モデル、エステティシャンと好きなことを仕事にできていることが本当に幸せ。でも最優先は、母であり、女性であること」という言葉にブレがなく、それが軸になっているとも感じました。

取材・文/永瀬紀子

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