ママ美容師をポジティブに!コミュニティの副園長として活躍する福原明日香さん

以前は美容師として働いていた福原明日香さん。産後、子育てと美容師としての両立を考え、アイリストとしても働き始めたそうです。前編では美容師とアイリストを両立することで、お客さまにトータルでの提案ができるメリットや、美容師としての経験からまつ毛の施術でもカウンセリングを大切にしているというお話をお伺いしました。

後編では、福原さんが副園長として活動するママ美容師向けコミュニティ「MAMABI PARK」について掘り下げていきます。助けてくれる人が増えることで、ママ美容師であることをプラスに考えられるようになるという「MAMABI PARK」。福原さん自身はアイリストの知識や技術を磨いて、美容師×アイリストという新たなジャンルを目指す方を応援したいというモチベーションにつながっているそうです。そのほか、忙しいなかでも仕事と家事育児のバランスを大切にしていることなどを語ってくれました。

今回、お話を伺ったのは…

福原明日香さん

横浜駅から徒歩4分の美容室「Beauty salon JYACK(ビューティーサロンジャック)」勤務。日本最大のママ美容師最大のコミュニティ「MAMABI PARK」の副園長でもある。結婚・妊娠を機に現場を離れるが、30歳からマツエクスクールに通い、その後独学で練習。33歳でアイラッシュサロン勤務に。36歳のときに出産前に勤務していた美容室に復帰し、現在は美容師兼アイリストとして働く。小学校4年生の男の子と6年生の女の子の、2児のママでもある。

福原さんのInstagram:@asuka_jyack

「MAMABI PARK」では、ママ美容師は最強!と思えるようなマインドになれる

「MAMABI PARK」初フェスのようす。タヒチアンダンサーとコラボのヘアーショーが行われた

――ママ美容師さんのコミュニティ「MAMABI PARK」の副園長もされているそうですが、どんな業務をされているのでしょうか。

一言でいえば、園長のお尻を叩きつつささえる役割です。園長が割と感覚で動くタイプなので、走りすぎるのを止めるという役割もあります(笑)。具体的な業務としては、セミナーのスケジュール管理、経理などの事務ですね。夏には埼玉スーパーアリーナでフェスを開催したのですが、フェスの収支報告や、オリジナルTシャツの発送業務なども行いました。

――「MAMABI PARK」の会員になるメリットはなんでしょうか?

行動力がアップすると思います。美容師である以上、新しい技術一生勉強し続ける必要があると思うのですが、ママ美容師さんは独身の頃のようにいつでもどこでも自由に行ける訳ではないと思うんです。やはり小さいお子さんがいるママ美容師たちの離職率もまだまだ高いと思います。そんな環境のなか、まわりと自分を比べて落ち込む時期もあるかもしれませんが、同じ悩みを抱えている仲間もいますし、その時期を過ぎた先輩たちからアドバイスをもらえることも。みんな、子どもがいるのをできないことの言い訳にせず、じゃあどうしたらいいを考えるほうにシフトできるんですよね

私自身もそうでしたが、子どもが小さくても、どうしたら自分にとってプラスになるように動けるか、ポジティブなマインドで考えられるようになると思います。「MAMABI PARK」には誰かしら助けてくれる人がいて、ひとりでいるときには気づかなかったことも学べるのは大きなメリットですね

「MAMABI PARK」では美容師とアイリストの二刀流という働き方をもっと知ってもらいたい

産後、福原さんは美容師としてだけでなくアイリストとしても働くことに

――福原さんご自身は、「MAMABI PARK」を通して変化した部分はありますか?

美容師×アイリストいう新たなジャンルを目指す方を応援したいと思うようになりました。「MAMABI PARK」立ち上げ当初は副園長ではなく、美容師×アイリストの「まつ毛部」部長という肩書きだったんです。パーク内にいろいろな部屋があるなかで、「まつ毛部」はみんなでまつ毛の技術を向上させるために、討論をしたり、使っている商材や、接客や技術の情報共有をしたりしていました。

美容師だけをしていたら、アイ業界のことはなかなか知る機会がありません。それで、美容師とアイリストの架け橋になれたらという思いで、まつ毛部の部長を始めました

忙しいなかでも、仕事と家事育児のバランスを大切に

ふたりのお子さんも家事をお手伝いしてくれるという福原さん

――サロンワークに加え、「MAMABI PARK」の運営業務もされていて本当にお忙しそうですが、家事育児はどうされていますか?

仕事と家事育児のバランスには気を付けています。これ以上仕事モードになると家庭に支障が出るかも、という見極めは大事ですね。サロン勤務日のスケジュールは、朝家事をこなして9時半までに出社し、17時半まで働いて、19時までに帰宅します。子どもたちの宿題を見たり、お風呂や夕食を済ませたりして、週3日程度は22時くらいから「MAMABI PARK」のZOOMセミナーやミーティングに参加しています。

食材は休みの日に1週間くらいまとめ買いをします。子どもは小学4年生と6年生ですが、炊飯器でお米を炊いたり洗い物をするくらいはできるので、お願いすることも。食事も簡単なものは作れるので、今朝は長女がホットサンドを作ってくれました。

――お子さんも力になってくれているんですね。勢力的に活動されているなか、今後の目標や夢はありますか?

最終目標なのですが、ご遺体のヘアメイクをする仕事がしたいと思っています。いわゆるエンゼルメイクと呼ばれるものとは違うヘアメイクがしたいんです。過去に数回させていただいたことがあるのですが、亡くなった方の髪を染めたり、髪を巻いてあげたりですとか。たとえば1、2ヶ月くらい寝たきりだったりすると、白髪が伸びてきますよね。その部分をきれいに染めるだけでも、残されたご家族がとても喜んでくださって。

やはり美容師だからこそできることだと思うので、実現させるためにはさまざまな課題がありますが、いつかできたらなと思っています。


福原さんがママ美容師向けコミュニティ「MAMABI PARK」で学んだ3つのこと

1.助けてくれる人がまわりに増え、ママ美容師であることをプラスに考えられるようなった

2.美容師×アイリストいう新たなジャンルを目指す方を応援したいと思うようになった

3.忙しいなかでも仕事と家事育児のバランスを大事にするようになった

美容師、アイリスト、「MAMABI PARK」の副園長という3つの肩書きをもつ福原さん。家事育児もこなしながら勢力的に活動するパワフルな姿勢には見習うべきところがたくさんありました。ご遺体のヘアメイクを仕事にするという夢も、ぜひ叶えていただきたいと応援しています。

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Salon Data

Beauty salon JYACK
住所:神奈川県横浜市西区高島2-5-14 リバース横浜2F
電話:045-461-5111
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