まつエクの本数でイメージはどう違う?なりたいイメージに合わせた本数の目安を紹介

まつエクを受けようと考えているお客様の中には、ご自身のイメージを実現するのに必要な本数で悩む方もいらっしゃると思います。また、まつエクの仕上がりを決めるのは本数だけではありません。まつエクの長さやカールの種類によっても目元の印象がかなり変わります。

お客様にベストな提案をするためには、まずはアイリストが本数・長さ・カールによってどのようにイメージが変わるかを知っておきましょう。

そこで、今回はまつエクの本数に関する基礎知識、本数別のイメージ、タイプ別のおすすめの本数などについてご紹介します。

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まつエクの本数を選ぶ前に確認しよう

多くのサロンでは、お客様に本数を選んでもらう前に、まつエクの本数に関する説明やアドバイスを行なうでしょう。そのため、アイリストは本数に関する基本知識と、本数を選ぶときの注意点を知っておく必要があります。

両目と片目の違い

まつエクの本数は、サロンによって「両目を合計した本数」か「片目の本数」が決まっています。両目・片目の表示がない場合は、両目の本数を表していることがほとんどです。また、本数は「上まつ毛」のみを指すのが一般的で、多くのサロンでは、メニューに別途「下まつ毛」を設けています。

そのため、「片目」「下まつ毛」などの表記がなく、ただ「100本」と記載している場合は、上まつ毛の合計で100本、つまり片目にそれぞれ50本ずつ施術することを意味します。

お客様が両目・片目の本数を勘違いしたまま施術を進めてしまうと、お客様のイメージどおりに仕上がりません。必ず両目の本数か片目の本数かをお客様へ説明しましょう。

本数の目安

自然な雰囲気にまつエクの本数目安は、一般的に片目50~60本、両目で100~120本と言われています。日本人の自まつ毛の本数が片目100~120本くらいだからです。この本数だとナチュラルな仕上がりとなり、すっぴん風のメイクにもマッチします。

華やかさやゴージャスな印象にしたい場合は、120本以上がおすすめです。ただし、自まつ毛以上の本数はつけられないため、お客様への説明と確認が必要です。

まつエクの注意点

まつエクの本数を選ぶ際の注意点は、まつ毛の状態を考慮することです。必ずしもお客様の希望する本数をつけられるとは限りません。とくに、まつ毛が傷んでいたり、細かったりする場合は、施術できる本数が少なくなってしまいます。

とはいえ、まつエクの本数を減らすとお客様のイメージどおりには仕上げられないことがあります。本数を減らした場合の仕上がりや、おすすめな施術方法などについてお客様へ説明しましょう。

本数をたくさんつけられない人には、毛先が割れていてボリュームを出しやすいボリュームラッシュがおすすめ。まつエクによるダメージを減らしたい人には、軽くて持ちがよいフラットラッシュなどが向いています。

本数別のイメージを紹介

まつエクの本数は、20本(片目10本)単位でこまかく分かれます。お客様の希望に沿ったデザインを提案し、イメージどおりに仕上げるには、まつエクの本数とそれぞれのイメージを知っておきましょう。ここでは、施術で使うことの多い本数と、それぞれの印象をご説明します

80本

80本(片目40本)は、自まつ毛の6~7割ほどにあたる量。自然に仕上げながらも、確かにボリュームアップしたことを感じられる本数です。控えめかつ清楚なイメージになりやすいでしょう。ふだん控えめなメイクやファッションをする人や、自まつ毛の負担を最小限に抑えたい人などにおすすめです。

一方で、本数が少ないため、イメージチェンジを図りたい人や華やかさを求める人はもの足りなさを感じるかも知れません。80本でボリューム感を出したいときは、太めのまつエクを選ぶとよいでしょう。

100本

100本(片目50本)は適度なボリュームが出せるため、多くのまつエクサロンで定番とされている本数です。100本つけるとアイラインがはっきり見えるようになり、目力がアップします。一方で、自然に見える範囲の盛りに収まっているため、すっぴんであってもつけまつ毛のような不自然さはありません。

自然なボリュームがほしい人、メイクなしでも目元をぱっちりさせたい人、まつエクがはじめての人など幅広い人におすすめです。

120本

120本(片目60本)は、たっぷり感のあるボリュームと華やかさをプラスできる本数。本数が多い分、全体へまんべんなくつけられるためアイラインがくっきりし、目を大きく見せる効果も期待できます。ゴージャスな印象を好む人や、ふだんからマスカラを使ってくっきりとしたメイクをしている人などにおすすめです。

ただし、目元の存在感が強まるため、すっぴんやナチュラルメイクになると違和感が出ることも。また、目幅によっても仕上がりに差が出る本数です。まつエクの太さやカールを調整すればナチュラル寄りに仕上げることも可能なので、お客様とよく相談しましょう。

140本

140本(片目70本)になると、まつ毛の長さ、太さ、濃さにおいて、まつエクをしていないときとの違いが明確にわかるようになります。すっぴんでも、つけまつ毛をしているように見えるほどです。

かなりボリュームが出るので、個性的なファッションを好む人や、カラコンを使用している人などにおすすめですが、校則のある学生やオフィスで働く人は避けたほうがよいかもしれません。

また、上まつ毛だけが強調されるため、目元全体がアンバランスに見えることがあります。あわせて下まつ毛のまつエクも提案してみましょう。。

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なりたいイメージ別の本数の目安

多くのお客様は、なりたいまつ毛のイメージを思い描いています。とはいえ、こまかく説明できるお客様はあまりいないでしょう。おおまかなイメージだけでも本数の目安が変わりますので、ここでは3つのイメージとおすすめの本数を説明します。

ナチュラルな印象にするには80~100本

「自然に」「ナチュラルに」というイメージには、80〜100本(片目40〜50本)が目安です。本数が少ないため太いまつエクを選びがちですが、自まつ毛に馴染みやすい0.1~0.15mmほどの細めのまつエクを選んだほうがナチュラルに仕上げられます。

ふだんからすっぴん風のメイクをしたい人や、ナチュラルな仕上がりにしたい人、まつエクをしてもマスカラを使ってボリュームをアップさせたい人、シーンに合わせてメイクを変えたい人などにおすすめの本数です。

はっきりした印象にするには120~140本

「はっきり」「ボリュームアップ」など変化を感じたい場合は、120〜140本(片目60〜70本)が目安です。上まつ毛とは別に下まつ毛にまつエクを10本ほどつけると、上まつ毛と下まつ毛のバランスがよくなります。

120~140本を選ぶと、全体のボリュームが増す上に、つけ方を工夫して印象を変えることも可能です。たとえば、まぶたの中央にまつエクを多くつけると、黒目が強調されてキュートなイメージに。目尻に多くつけると切れ長の目になるので、セクシーな印象になります。

ゴージャスな印象にするには140~160本

「華やか」「ゴージャス」といった印象に仕上げたい人には、140〜160本(片目70〜80本)が目安です。上まつ毛のボリュームが大きくなりすぎるときは、下まつ毛にも20本ほどつけると上下のバランスをとりやすくなります。

まつエクによるまつ毛のトラブルがなく、まつエクの重さが負担に感じないのであれば、180本(片目90本)以上つけることも可能です。

ただし、まつエクの本数が多くなるほど目元に影ができやすくなるため、人によっては目が小さく見えてしまうことも。ゴージャスな印象をご希望のお客様には、まつ毛の状態や目の大きさなども確認し、適切な本数を選ぶことが大切です。

一重、奥二重の人におすすめの本数

一重の人はまつエクがまぶたに埋もれやすいため、一般的な目安よりも20本くらい多めにつけるとお客様のイメージどおりの仕上がりに近づきます。ナチュラルなイメージにするなら、一重の人は120~140本(片目60〜70本)が目安です。

奥二重の人でまぶたが薄くまつ毛の根元が見える場合は、一般的な本数目安に合わせます。奥二重であってもまつ毛の根元が見えない場合は、一重と同じく20本ほど多めにつけるのがおすすめです。

あまり本数が多いと逆に目が小さく見えてしまうこともあるので、目の大きさやバランスを考慮して本数を決めましょう。

まつエクは長さやカールも重要

まつエクの仕上がりを左右するものは、本数だけではありません。同じ本数でもまつエクの長さや太さ、さらにカールの種類によっても変わってくるからです。

まつエクの長さは6~15mmほど、太さは0.1~0.2mmほどの幅があり、さらにカールは種類とカーブの強さの組み合わせが多岐にわたります。組み合わせによっては、少ない本数でもボリュームを出すことも可能です。

お客様が希望するデザインを提案するためにも、本数・長さ・太さ・カールが与える印象の違いを知っておきましょう。

まつエクの長さやカールについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

まつエクの長さの目安とは?長さの種類や特徴、イメージに合わせた選び方を紹介

まつエクのカールにはどんな物がある?まぶたやなりたいイメージ別におすすめのカールについても紹介

お客様のなりたいイメージに合わせてまつエクの本数を選ぼう

まつエクの本数は、増やすほど華やかさがアップします。

80~100本を選ぶと自然な雰囲気に仕上がり、120~140本を選ぶと目元が強調され、キュートやセクシーな印象にも。140本以上はパーティシーンにも合うゴージャスなイメージをつくれます。一重人や根元が見えない奥二重の人は、20本ほど多めにつけるのがおすすめです。

まつエクの本数はおことが重要です。まつ毛の状態や本数を増やしたときの目元の見え方を考慮し、お客様のなりたいイメージに合わせてまつエクの本数を選びましょう。

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