音楽×表現×フローヨガを組み合わせたTsukasa flow yogaの構築法 ヨガインストラクターTsukasaさん♯1

大手テーマパークのアクロバット系パフォーマー、3代目JSBのバックダンサーとして活躍しながら、フィットネス&ヨガインストラクターとしても活躍してきたTsukasaさん。

Tsukasaさんは、それまでの経験を活かし、音楽×表現×フローヨガを組み合わせたTsukasa flow yogaを考案しました。Tsukasa flow yogaのコンセプトは、「可能性を引き出して、枠を超えたあなたへ」。1才から始めた器械体操で培った身体能力と、舞台業で養った表現力を武器に、インストラクションだけでは終わらない、その人本来を輝かせるフローヨガのブランド構築について伺いました。

お話を伺ったのは
ヨガインストラクター
Tsukasaさん


元大手テーマパークや3代目JSBのライブにパフォーマーとして出演するなどフリーランスとして活躍。舞台業の経験を活かし、音楽×表現×フローヨガを組み合わせたTsukasa flow yogaを考案。現在、1才の男の子のママとして育児をする傍ら、ヨガの定期クラスやヨガインストラクター・フローヨガ向上者向けのプライベートヨガ・セッションなどを開講。

インスタグラム:@tsukasayoga

舞台がオフの期間に全米ヨガライアンス200を取得

バリ、ウブドの合宿にて。

――ヨガインストラクターになる前は、テーマパークのダンサーや3代目JSBパフォーマーとして活動されていたそうですね。

母がわたしを体操選手にするのが夢で、1才の親子教室から高校卒業まで、器械体操漬けの日々を送ってきました。短期大学卒業後、フリーランスとして活動開始。大手テーマパークではアクロバットを強みとしたパフォーマーとして、またEXILE含め3代目JSBパフォーマーとして、約2年分の全国ドームツアーのライブを盛り上げてきました。

――どちらも緊張感のあるお仕事ですね。

そうですね。多いときは、1日5公演の舞台を熟したり、24時間昼夜関係なく身体を使うので、アクロバットを得意とする半面、身体の負担も大きかったです。体調不良やケガをしてしまったときには、替わりがきかない仕事なので、その負担がまわりにも自分にもきてしうんですよね。好きな仕事なので楽しかったですが、自己管理がとても大切な仕事でした。

――その後、ヨガインストラクターに転身したのですか?

パフォーマーをやりながら、25才のときにフィットネスとヨガインストラクターとしての活動を開始しました。フリーランスはどうしても収入面が不安定になりがちなので、舞台がない期間や夜帯に、月に10本ほどのクラスを担当していました

実は、過去に二度の大けがを経験していて、現在もひざにボルトが入った状態なんですね。その身体で24時間稼働することにずっと不安があったんです。心身ともに自分で自分の身体をしっかりケアし続けたい。そんな思いから、ヨガの学びを深めてみようと思いました。

――ヨガの資格はどこで取得したのですか?

舞台が落ち着き、まとまった休みがとれた27才のときにバリで合宿生活をしながら取得しました。半月間、朝6時起床、夜10時までの16時間、ヨガ漬けの日々でした。

――一日16時間も!? 合宿ではどんなことを教わるんですか?

ヨガ哲学、解剖学、アーサナなどヨガを伝えていく上で必要なことを幅広く学びました。長期に渡って、身体を使い続けてきましたが、そこにヨガの知識が加わることで、身体の使い方の概念がものすごく変わりました

――どんなふうに変わったのでしょうか?

ヨガの呼吸法と身体の使い方を取り入れることで、無理して使い続けてガチガチになっていた筋肉が柔らかく、しなやかになり、痛みを抱えにくくなりました。この学びは、今後長く自分の身体とつきあっていく上で、ものすごく大事なことだったなと思います。

舞台の仕事が、自己表現が得意でなかったわたしの本来の輝きを引き出してくれた

音楽×表現×フローヨガを組み合わせたTsukasa flow yoga。

――Tsukasa flow yogaはどのように考案されたのですか? 

「可能性を引き出して、枠を超えたあなたへ」というコンセプトのもと、音楽×表現×フローヨガを組み合わせました

これまで体操、舞台業、インストラクターという活動において、音楽は必要不可欠なものでした。音楽には、より呼吸をコントロールしやすく、心を誘導し、ときには大きな感情に出会わせてくれる効果があります。わたし自身、何度も音楽に救われた経験があります。そんな音楽に同調して動き続けるフローヨガを行うことで、固定概念から解放される。そのときのいちばん心地いい状態が、その人本来の美しさを表現できるのではないか。そういう想いで、この3つを組み合わせています。

――3つの構成要素について具体的に教えてください。まず、ひとつめの「音楽」はどのように選曲しているのでしょうか?

現在、音楽のフローヨガがすごく増えていて、似たようなクラスはたくさんあるのですが、わたしはゆっくりしたテンポの曲を選ぶことが多いです。リズムをとりやすく、呼吸を後押ししてくれるような選曲を大事にしています。

――では「表現」とは?

2023年6月、Tsukasa flow yoga再始動において、「表現」という柱を明確にしました。自分の心にいちばん近いカタチで、自分を表現することでなりたい自分へ、自信を持って一歩踏み出してほしいという想いがあります

舞台の仕事は、見ているお客様に感じていただけるように、伝えること、大きく表現すること、いまの自分を超えていくことを追求していく現場でした。その経験は、決して自己表現が得意ではなかったわたしの本来ある輝きを引き出してくれて、可能性を感じることもできました。そんなわたしのバックグラウンドが、ヨガインストラクターとしての活動に活かせればいいなと思っています。

老若男女、過去通算1万人を指導。

――生徒さんにはどんな方が多いのですか?

フローヨガが好きな方、アクティブに動くのが好きな方が多いです。また、大会を目指してボディメイクされている方やダンサー、パフォーマーの方も多いです。

――生徒さんは、Tsukasaさんのどんなところに魅力を感じているのでしょうか?

アンケートでは、世界観が好きと書いてくださる方が多いです。生徒さんの想いや気持ちが集中しやすくなり、より心動く時間になれるようなクラスのリードを心がけています。

――構成要素の3つ目、「フローヨガ」の特徴は?

大きく違うのは、やはり音楽に同調する部分です。フローヨガそのものが、動く瞑想と言われていますが、音楽に合わせることでさらに無心になり、集中することができます。

後編では、「なりたい私をカタチに」セッションについてと、育児との両立のコツをお伺いします。

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取材・文/永瀬紀子

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