Tsukasa flow yogaをベースに、プライベートヨガ・セッションを始動 ヨガインストラクターTsukasaさん♯2
舞台業の経験を活かし、音楽×表現×フローヨガを組み合わせたTsukasa flow yogaを考案したTsukasaさん。前編では、「可能性を引き出して、枠を超えたあなたへ」というコンセプトのもと、Tsukasa flow yogaを構築するまでのお話を伺いました。
この後編では、今後Tsukasaさんが力を入れていきたいプライベートヨガ・セッションについてお聞きします。ヨガが実践であるなら、セッションは、なりたいわたしになるためのソフト部分。どんな自分になりたいかを明確にし、ゴールに到達するための手助けをするプログラムです。
1才の男の子のママでもあるTsukasaさん自身も、さまざまな講座を受け、理想のライフスタイルを実現しながら「なりたい私」をカタチにし続けています。
お話を伺ったのは
ヨガインストラクター
Tsukasaさん
元大手テーマパークや3代目JSBのライブにパフォーマーとして出演するなどフリーランスとして活躍。舞台業の経験を活かし、音楽×表現×フローヨガを組み合わせた「Tsukasa flow yoga」を考案。現在、1才の男の子のママとして育児をする傍ら、ヨガの定期クラスやヨガインストラクター・フローヨガ向上者向けのプライベートヨガ・セッションなどを開講。
自分の理想を見失わないよう習慣化していくことで、理想にグッと近づける
――「なりたい私をカタチに」セッションの内容を教えてください。
ヨガの資格をとったけれど、オーディションに受からない。人前に立つ自信がない。また、クラスは持っているけれど集客ができないという相談を受けることが多かったので、そういった方向けにこれまでの自分の経験をシェアしたいという思いでスタートしました。「なりたい私をカタチに」は、未来の課題を見つけ出し、目指す到着地点に辿り着けるようなサポートをしていくプログラムです。プライベートヨガでは実践的に、セッションではお話や相談をメインに進めています。
――具体的にはどんなアドバイスをされるのですか?
これからヨガクラスを始めたいインストラクターの方には、自分の見せ方、話し方、立ち居振る舞いなどの基礎的なことから、クラス作りなどを一緒に追求していきます。
「かっこいい人になりたい」、「自信を持ちたい」。そんな方がいたとしたら、どんな人がかっこいいのか、自信のなさはどこからきているのか。抽象的な想いから、より具体的な自分の想いに気づいていきます。ノートに書き起こしたり、画像を集めたりしながら、自分の理想を見失わないよう習慣化していくことで、理想にグッと近づいていきます。
――セッションはどんな場所で行っているのですか?
生徒さんと連絡をとり、場所を決めさせていただきます。
――キャンペーンを実施されていますが、どんな目的でされているのですか?
より多くの方の背中を押したいという想いから、期間を決めてキャンペーンを実施しています。現在は、プライベートセッションのモニター募集中(¥0)、Tsukasa flow yoga初回¥1,500などのキャンペーンを実施中。皆さんのはじめの一歩が踏み出しやすくなればいいなと思っています。
ヨガにとらわれず、わたしから学びたいという方に来てほしい
――集客はインスタで行っているのですか?
長くお付き合いのある生徒さんや、口コミから来てくださる方が多いです。最近では、SNSから来てくださる方もいらっしゃいます。わたし自身もSNSを通して、たくさんの方と繋がっていきたいという想いから、現在も発信を続けています。
――現在は、どちらかというとインプット重視なのでしょうか?
学びながら、常にアウトプットを心がけています。ここ2年ほどインプットを重視し、自分自身とたくさん向き合っていく中で、自分の在り方や想いがより明確になりました。だからこそ、これからもっと多くの方の背中を押していけると確信しています。
具体的にいまわたしにできることは、ヨガというひとつのツールを使い、皆さまに届けていくことだと思っています。
――どんな方に来てほしいですか?
ヨガという目的にとらわれず、わたしから聞きたい、わたしに会ってみたい。そんな方が来てくれたらうれしいです。人を好きになるときって、手段はあまり関係ないと思うんです。わたしだったら、知りたいときに答えが返ってくるようなインストラクターさんのそばにいたいと思うので!
「これがしたい」そう言葉に出すようにしたら、主人がいままで以上に協力してくれるようになった
――Tsukasaさんはママさんだそうですね。
はい。1才の息子がいます。コロナ禍での妊娠で、スタジオ契約していたクラスから、自主開催のクラスへと切り替えました。Tsukasa flow yogaはそこからスタートしたクラスなんです。コロナ禍で休講の期間もありましたが、再開したときはクラスの本数も元に戻り、そこには変わらずお会いできるお客様がいてくださいました。そのときのお客様で、現在のクラスに参加してくださっている方もいらっしゃいます。
――仕事と育児を両立するためにどんな工夫をされていますか?
がんばりすぎない。
心に余裕の持てるスケジュールを心がけています。今日は家事をやる日、仕事をする日などはっきり決めて、自分時間や子ども時間をとれるようにしています。そのために時短料理を研究したり、うまい手の抜き方を考えたりします。
それでも育児には予想外のことも多く、うまく時間が作れないときもあります。だからこそ、働く女性にとっては、人に頼ることも大事なんだなとつくづく感じています。以前は、平日も土日も気にせずスケジュールを組んでいましたが、現在は休みや時間をしっかりと決めて、その中で活動しています。そこがブレるとすべてがブレてしまうので。育児をメインに考えながらも、仕事をどう組みこみ、収入を得ていくかという働き方へシフトしています。
――お子さんを遊ばせながらヨガをしている画像を拝見しました。
この環境を楽しめる自分でいることが大事かなと思っています。そうできる自分が、自分の好きなところでもあります。いましかない時間を楽しみながら、そこから学ぶこともたくさんあると思います。
――ご主人は家事や育児に協力的ですか?
主人は宮大工としてとても忙しく働いていますが、時間がとれるときは、ふたり一緒に家事をすることもあります。以前は人を頼るのが苦手だったのですが、わたしの目的が定まったらうまく頼れるようになりました。
ただ時間が欲しいと伝えるのではなくて、「この日は勉強をしたい」とか、「〇〇のために時間が欲しい」と口に出すようにしたら、主人が時間を作ってくれるようになったんです。目の前の人と想いを共有し合うことで、がんばりすぎず前に進むことができるんだなと。パートナーと未来を話すことはとても大切なことですね。
――最後に今後の展開や目標を教えてください。
フローヨガのワークショップやプライベートヨガ・セッションなどの機会を増やしていきたいと思っています。そして、わたしのクラスに関わってくださった生徒さん同志が繋がれるコミュニティやオフ会ができるよう動いていきたいです。
Tsukasaさんが理想の働き方を実現するために行ったことは
1.舞台業の経験を活かした Tsukasa flow yogaを考案。
2.Tsukasa flow yogaをベースに、プライベートヨガ・セッションをメインにした活動に注力。
3.ママとしても理想の働き方を確立中。
Tsukasaさんが伝えたいのは、その人の可能性を引き出すこと。たくさんの舞台に立ってきたTsukasaさんのフローヨガには、単にポーズを教えるだけではなく、生徒さんの心を動かすパワーがあります。なにを伝えたいのか、それを明確にすることがいかに大事かを教わったような気がします。
取材・文/永瀬紀子