パパとママも喜ぶ接客がGOOD。子どもと遊ぶ機会を増やしてコミュニケーションを強化「チョッキンズ」小松晃大さん

東京、神奈川、福岡など全国に14店舗を展開している、子ども専門美容室「チョッキンズ」。同店でスタイリストとして活躍しているのが小松晃大さんです。

前編では、小松さんが美容師を目指そうと思ったきっかけや、子ども専門美容室を選んだ理由を伺いました。

後編では、採用試験に向けての準備や就活期の悩みなどについてお聞きします。自分のアピールポイントに悩んだという小松さん。友人にヒアリングしてみたところ、当たり前に取り組んでいたことが長所だと知り驚いたといいます。また、その経験から周りの意見を素直に聞くことの大切さも感じたそうです。

今回、お話を伺ったのは…

「チョッキンズ」スタイリスト
小松晃大さん

ベルエポック美容専門学校卒業後、神奈川県内のサロンに入社。その後、一般職を経験して「チョッキンズ」に入社した。現在入社2年目で、スタイリストとして毎日たくさんの子どもを笑顔にしている。

具体的なエピソードで、子どもとのコミュニケーション力をアピール

日常生活で子どもと接する回数を増やして、入社後に備えたという小松さん

――採用試験に向けて準備したことは?

子どもにまつわるエピソードを用意しましたね。ひとつ挙げると、就活期間中に友人の子どもと遊ぶことがあったのですが、その子が私としか遊ばないと言うくらい仲よくなったという話です。実際、面接で話しましたが、子どもとのコミュニケーションに慣れていることをアピールできたと思います。

――入社が決まったときはどういう気持ちでしたか?

すごくうれしくて、一刻も早く働きたいという気持ちでいっぱいでした。採用通知が届いたのは面接から約1ヶ月後だったのですが、それまでの期間はドキドキしていましたね。

――入社するまでに何か準備したことはありましたか。

子どもを怖がらせないコミュニケーションの練習です。普段の生活から少しずつ変えていこうと考え、とくに会話や行動にやわらかさを意識していました。先ほどお話した友人の子どもなどと会う機会を増やして、多いときには週に1回は会っていました

専門学校で経験した擬似サロンワークで接客のいろはを学べた

美容学生時代の擬似サロンワークの経験が、入社後のスタートダッシュの速さにつながったと話す小松さん

――入社してみて感じたことは?

楽しいのは前提として、子どもと接することの難しさを感じました。髪を切ったり、じっとしたりするのを嫌がる子どもに対しても、時間内にカットを完了させなければなりません。子どもはもちろん、一緒に来ている親御さんに安心してもらいながら、施術を終了させることがはじめは大変でした。

――子どもにサービスを提供するにあたって意識にしていることはありますか。

急に近づかないようにしたり、目線を合わせて会話するようにしたりしています。私は男性なので、特に女の子を相手にするときは怖がらせないように注意していますね。

――美容学生時代に学んだことで今に活きていると思うことは何ですか?

授業で取り組んだ擬似サロンワークの経験ですね。お客様の入店から退店までの流れをロールプレイで学ぶ授業だったのですが、それまではサロンワークのイメージが全然つかめていなくて。そこでサロンワークの雰囲気を、身をもって学んでいたので、1社目のサロンワークはほかの新卒者に比べて、流れをつかむのが早かったと思います。

――そういった授業があるんですね。では取り組んでおけばよかったと思うことは?

自分のやりたいことにまつわる勉強や挑戦をしておけばよかったと思います。たとえば、美容師を目指す人全員に当てはまることでいうと、美容室でのバイト。学生なのでカットなどはできませんが、先ほどお話したようにサロンワークの流れやお客様との接し方、受付の仕方などは学べます。即戦力で活躍したり、自分のやりたいことを叶えやすくしたりするためにさまざまなことに挑戦しておくといいかもしれません。

就活は自分を見つめ直す時間。自分らしさを大切にしてほしい

自分のアピールポイントに悩んだという小松さん。友人にヒアリングすることで解決したそう

――就活期に悩んだことはありましたか。

自分のアピールポイントを見つけることに悩みましたね。友人にヒアリングをしてみたところ、自分の中ではあたりまえのことを長所として挙げられることが多かったんです。そこで、自身のことでも気づけないことがあるという点を学びましたね。また、その経験から周りに意見を聞く大切さも感じました。

――なるほど。小松さんにとって就活はどのような時間でしたか?

自分を見つめ直す時間でした。先ほどお話したように自分のアピールポイントはどこか、どんなサロンで働きたいか、どのような美容師として売り出していくかなど自分について考え続ける時間だったと思います。

――最後に就活を控えている人に向けてアドバイスをお願いします。

やりたいことや好きなことを入社したいサロンの理念やイメージに合わせず、自分らしくいることを大切にしてほしいです。入社するために努力することはいいのですが、そこで自分に嘘をついてしまうと、入社後にギャップを感じて挫折や転職につながるかもしれません。自分のやりたいことに誠実に向き合って、本当に入りたいと思うサロンを見つけてほしいです。


小松さんが就活、転職を成功させた3つのポイント

1.コミュニケーション力PRのためにエピソードを用意した

2.子どもと接する頻度を増やし、子ども相手の接客に備えた

3.友人にヒアリングして自分のアピールポイントを見つけた

子どもと接する仕事がしたいという自分の想いを大切にし続けた結果、理想のサロンに辿り着いた小松さん。入社前に取り組んだコミュニケーション練習のエピソードから、美容師という仕事への熱意と、子どもを大切にする気持ちを感じました。これから美容師を目指す方はぜひ参考にしてみてくださいね。


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チョッキンズ 多摩平の森店
住所:東京都日野市多摩平2-4-1 イオンモール多摩平の森3F
TEL:042-843-1148

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