ヨガと心理メソッドを掛け合わせた独自の講座で子育て世代の心を掴む ヨガインストラクター・chihiroさん

滋賀県で4歳のお子さんを育てながらフリーランスのヨガインストラクターとして活躍するchihiroさん。ヨガのレッスンだけでなく、ジャーナリングやアンガーコントロールなどヨガと相性のいいメソッドを組み合わせ、独自の講座を提供しています。さらに今年からはヨガライターにも挑戦し、自分の興味のあるジャンルにおいて仕事の幅を増やし続けているそうです。

前編では出産後、地域のつながりによりゼロから仕事を獲得していった経緯や、chihiroさんならではのヨガと心理メソッドを組み合わせた講座の内容についてお伺いします。

今回、お話を伺ったのは…
Chihiroさん

ヨガインストラクター

長野県出身。東京の大学を卒業後、社会人として営業の仕事を行う。結婚をきっかけに滋賀県へ転居。転職し事務職として働いていたが、妊娠を機に退職。ヨガによって産後の心と体を整えられた自身の経験をきっかけに、育児の合間にヨガインストラクターの勉強を開始。2019年にヨガインストラクターの資格を取得、2020年からは親子カフェにて産後の母親を対象としたヨガのレッスンを始める。その後、オンラインサロンの運営や、心理メソッドとヨガを組み合わせたオンライン講座の開講など、仕事の幅を広げる。2023年2月からはヨガジャーナルオンラインにてライターとしても活躍。2023年6月現在、4歳の子どもを育てながらフリーランスのヨガインストラクターとして多岐にわたる仕事を行っている。

インスタグラム:@yogaitto

常連の親子カフェに直接相談し、ヨガのレッスンを開始

chihiroさん自身、出産後の心と体をヨガで癒したとのこと

――出産を機にヨガを学び、ゼロからおひとりでスタートしたとのことですが、最初はどのように仕事を始められたのですか?

子どもを連れて訪れていた親子カフェでお店の方と仲良くなり、そこを借りてレッスンをしたい、と相談をしたのが最初の仕事のきっかけでした。私自身、出産後にヨガをすることで心も体も整えられたので、同じようなママに向けたヨガのレッスンをしたいと思っていたんです。

当時は子どもがまだ小さかったのでもう少し落ち着いたら本格的に考えようと思っていたのですが、すてきな場所とママが集まるという好条件がそろい、チャレンジしてみることに。お店の方も快くご了承してくださって、月に1回子どもを母に預けてレッスンを行っていました。

――それでは現在の働き方を教えてください。

今年2023年の4月から子どもが幼稚園に行き始めたので少しずつ仕事を増やしています。具体的には3つの仕事を軸にしていて、ひとつ目は産後や子育て中のママに向けたヨガのレッスンを行うこと。ふたつ目は書く瞑想と言われているジャーナリングや自身の怒りを調節する心理トレーニングであるアンガーコントロールの講座です。最後にヨガライターとしてヨガのwebメディア「ヨガジャーナルオンライン」に掲載する記事を執筆しています。

コロナ禍でレッスンをオンラインに移行。ママの憩いの場をつくる

同じ思いを持った友人とヨガのオンラインサークルを運営中

――ひとつずつお伺いしたいのですが、まずヨガのレッスンはどのように行なっているのですか?

友人と立ち上げたオンラインサークルでのレッスンがメインです。当初行っていた親子カフェなどでの対面レッスンがコロナ禍の影響で難しくなり、オンラインに移行しました。週に1回30分のオンラインレッスンを行っており、会員の方はリアルタイムでの参加と、好きな時間に録画を視聴する方法から選べます。

それからフェイスブックにグループページを作っており、地域の最新情報をシェアしたり、本やレシピなどをおすすめしあったり、ヨガ以外の雑談で盛り上がることも。実際に集まってお花のスワック作りやパン作りなど講師の先生を招いてイベントを行うこともあります。ママたちが気軽にヨガを生活に取り入れたりお互いの好きなものを持ち寄ったりして、ゆるやかに交流できる場所をつくることが目的です

――地元の方のご参加が多いのでしょうか。

そうですね。県外の方も何名かいらっしゃいますが、もともと対面のレッスンに来てくれていた方やSNSでつながりのある方がご入会してくださるので地元の方が多いです。

――オンラインサロンは場所を問わず参加できることがメリットのひとつかと思いますが、ターゲットを滋賀県の方に絞っているのですか?

もちろん全国の方に参加していただければうれしいですが、まずは地域のママのためになにかできないかと立ち上げたのがきっかけなので、地元の方に知っていただけるように意識しています

オンラインサロンを立ち上げた当初、私も1歳の子どもを育てていたのですが、ちょうど最初の緊急事態宣言の頃で。ママたちが集まる場所がどんどんなくなってしまったんですよ。私だけでなく多くのママたちが息苦しさを感じていたと思います。そんなときにヨガで心身のバランスを整えながら、子育ての相談や地域の情報を共有できる場所にしたいと思ってサークルを立ち上げたので、地元の方がホッと一息つく場になることが目的でした。とてもありがたいことに素敵な会員さんばかりご入会してくださり、みなさんのおかげでサークルがとても暖かく和やかな場所になっています。

独自のメソッド「アンガーセルフケア」でより気持ちを整える

左がchihiroさんのアンガーログ、右は講座生専用のインスタグラムページ

――ジャーナリングやアンガーコントロールについて詳しく教えてください。

ジャーナリングは自分の気持ちを書き出して頭のなかを整理したり、客観的に見つめるメソッドです。アンガーコントロールはアメリカで開発された心理トレーニング。怒りを爆発させるのではなく、客観的に自分を見て冷静に伝えていく方法です。たとえばイラっとしたときに大きく呼吸をして気持ちを整えたり、別のことに集中したりして、気持ちを怒りから逸らしていきます。それぞれまったく別のメソッドで講座も分けていますが、気持ちを書き出すという共通点がありますね。

講座ではそのメソッドの概要を説明してから、2週間毎日自分の気持ちを書き出していくことがメインです。講座期間中は鍵付きのインスタグラムアカウントを作成し、毎日その日に記録するテーマを投稿。講座生のみなさんにはコメントにてアウトプットをしていただいています。講座生同士もコメントで交流ができ、子育て中の怒りを共有・共感することでアンガーコントロールの効果をより感じていただける内容です。さらにヨガのレッスンも組み込んでいます

――ヨガとの関係はあるのでしょうか?

直接の関係はありませんが、どちらも客観的に自分を見つめるという点では考え方がとても似ているため、相性がよいと思い独自に講座を開設しました。アンガーコントロールにヨガやマインドフルネス、瞑想などを取り入れたものを「アンガーセルフケア」と名付け、両方を学べる場所を提供しています。独自のメソッドなので、今後も多くの方に知ってもらえるとうれしいです

――ライターのお仕事はどのようなことをされているのですか?

週に1本、ヨガに関する知識やノウハウを伝えるための記事を執筆しています。もともと書くことが好きで、よく見るヨガのサイトで募集があったので思い切って応募してみた結果、採用していただけたんです。息子が幼稚園に入り、少し時間に余裕ができたもののまだ生活リズムがわからなかったので、在宅でできる仕事を増やしたいという気持ちもありました。最初は原稿を完成させるのに苦労しましたが、完成したときにはヨガとはまた違った達成感がありすごく興奮したのを覚えています(笑)。


chihiroさんが産後仕事を獲得するために実践した3つの秘訣

1.仕事のチャンスがあれば積極的に相談を行う

2.良いと思ったものを組み合わせて自分だけの講座を作る

3.プライベートとの時間を調整しながら新しい仕事にチャレンジする

ヨガのオンラインサロンに講座の開設、ライター業まで、さまざまな仕事にチャレンジし続けるchihiroさん。後編では地元のコミュニティやSNSを生かした仕事の幅の広げ方について伺いました。

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