気持ちの言語化で自分の思いを明確にし、愛されるヨガ講師へ!ヨガ起業専門コンサルタント・小山潤子さん
自身の挫折を糧に、ヨガのスキルとビジネス両方を学ぶことができる講座を開講し、売上UPを達成したヨガ起業専門コンサルタント小山潤子さん。前編では講座に参加してもらうための具体的なPR方法や、伴走型の魅力的なサービスについてご紹介しました。
後編では講座でもお話しするという実際の集客のコツをお伺いします。潤子さん自身、売上のためだった仕事が、今ではお客さまのためというやりがいのあるマインドに変わっているとのこと。潤子さんから集客、売上アップの成功のコツを学びましょう。
今回、お話を伺ったのは…
小山潤子さん
ヨガ企業専門コンサルタント
2014年4月からフリーランスのヨガインストラクターとしてスタジオなどと契約。2022年の4月からは契約を解消し、オンラインサロンを主宰。独学で集客を行うが、思うように売上が上がらず、起業塾に入会。そこで出会ったノウハウに衝撃を受け、自身もヨガインストラクターに向けた講座を開講する。起業とヨガのスキル両方を高められる独自の講座が人気を得て、コンサルタントに転身してから3カ月で売上7桁を達成した。現在は講座を中心に、ヨガのインストラクターとしても活動している。
仕事に対する思いに経験や実績を加え信ぴょう性を高める
――ヨガインストラクターとして働くうえでお客さまからの支持を得るために大切なことはなんだと思いますか?
自分の価値観や考え方、思いをきちんと伝えていくことが大切です。ヨガを教えられる先生は世の中にあふれていて、SNSを見れば無料でレベルの高い技術を体験することができてしまいます。そんななかで選ばれるのは共感できる思いがある人。経験や知識をアピールして、自分のファンになってもらうことが重要です。
――どのようにアピールしていけばいいのでしょうか。
一番いいのはレッスンのなかで自然な流れで言えること。たとえば「みなさんに快適な日常を送ってもらいたくてインストラクターになりました」など重くなりすぎないようにお話しができればいいですね。それからSNSは無料の広告のようなものなので、フリーランスで活動していくには必須のツールだと思います。SNSでは思いのほかに実績や経験、持っている知識などを投稿すると信ぴょう性が高まりますよ。
――ほかにはありますか?
つねに学び続けてスキルアップやブラッシュアップに努めること。そしてそれをレッスンに生かしてお客さまに還元することが重要です。私自身、講師となった今でも起業塾とヨガのレッスンに通い、最新の情報や技術を入手しています。学んだことは自分の頭や体に定着するまで復習と練習を繰り返す。そうしてお客さまに提供できるレベルをつねに保つことが必要です。
地道な努力が一番の近道!周りに相談しながら1歩ずつ進むことが大切
――集客に悩む方がやるべきことはありますか?
集客のやり方も人や働く場所、働き方によっていろいろあると思いますが、共通するのは種まき期間が大切ということ。たとえばSNSでフォロワーが0の状態から始めるのであれば自分がヨガをして変わったことや、思いなどをどんどん発信していく。リアルで集客を行うのであれば知り合いにたくさん声をかけるなど、少しずつ、しかし確実に1歩ずつ進んでいくことが大きな成功への近道です。時間がかかることを頭に入れたうえで行動してください。
成果が出る時期は人によってさまざま。だからこそ悩むときもあると思います。そんなときは周りの方に相談してほしいですね。フリーランスは孤独でもあると思うので、伸び悩んだときに客観的に相談できる人がいることも重要だと思います。私はそんな方々の力になりたくてコンサルタントをしています。
――具体的にはどのような悩みが多いですか?
SNSで発信するうえで毎日なにを投稿すればいいかわからないという悩みが多いです。そんなときは毎日投稿する意味を一緒に考えて、毎日が難しいなら週に1回曜日を決めて始めるなど徐々に慣れていくようにアドバイスをします。その際気をつけているのは、投稿自体が目的にならないこと。お客さまの悩みを解決するため、ヨガの魅力を知ってもらうため、といった本来伝えたいことをつねに意識することが大切です。
言語化することで本当の気持ちややるべきことに気づける
――潤子さん自身、自主的に動くのが苦手だったとインスタグラムに投稿されていましたが、どのようにして変化したのですか?
起業塾で自分の思いを言語化する特訓をしたおかげだと思います。昔から自分のことを聞かれるのがすごく苦手で。美容院などで好みや要望を聞かれるのですらいやだったんですよ。それが起業塾に入り、毎回「潤子さんはどう思いますか?」「次はなにをしたらいいと思いますか?」と質問攻めにされて。苦手ながらも必死に答えていくうちに、自分の本当の気持ちに気づくことができました。
言葉にすることでやるべきことがクリアになっていったので、とても重要な訓練だったと思います。今では私が講座生に質問攻めをする立場です(笑)。気持ちの言語化はお客さまに思いを伝える際も重要になりますね。
――最後にヨガのインストラクターとして活躍したいと考える方にメッセージをお願いします。
今つらい思いをしている方も、ヨガが好きであるならば諦めないでほしいですね。私も最初は0からのスタートでしたが、必死に勉強して、楽しく仕事ができるようになりました。それはひとりでは絶対に達成できなかったことで、周りの方がいてくれたからだと思います。悩んだときや迷ったときは自分だけで解決しようとせずに誰かに相談してほしいです。
それから、つねにお客さま目線でいること。お客さまのために行動を続ければ、いつかきっと成功しますし、自分の理想の未来にたどり着けると思います。
潤子さんに聞いたヨガインストラクターとして活躍するためのポイント3つ
1.自身の価値観や考え方をお客さまに伝える
2.目標達成には時間がかかることを意識したうえで1歩ずつ前進する
3.気持ちを言語化してやるべきことを明確にする
自身がヨガインストラクターとして伸び悩んだ時期があったからこそ、講座生に寄り添い、的確なアドバイスができるのだそう。ひとりでも多くのヨガインストラクターに充実した仕事をしてほしいという潤子さんの気持ちが伝わる熱いお話を伺うことができました。