エステティシャンの就職先とは?各職場での業務内容や仕事の探し方も解説
エステティシャンとしての就職先を探している人のなかにも、すでにエステティシャンをしている・経験はないけどエステの勉強中・未経験でまだ何も勉強していないなど、さまざまなタイプの人がいることでしょう。
そこで、エステティシャンにはどんな職場がありどんな仕事をするのかを解説したうえで、仕事探しの方法をお伝えします。自分の状況とも照らし合わせながら、適切な方法で就職先を見つけてみてください。
エステティシャンの就職先にはどんな場所があるの?
エステティシャンは、美のプロとしてお客様の「キレイ」をサポートする職業です。では、エステティシャンとして働ける職場にはどのようなところがあるのでしょうか。また、それぞれの職場の特徴なども解説します。
1. エステティックサロン
エステティックサロンは、エステティシャンの就職先としてはじめに思い浮かぶ場所なのではないでしょうか。手技や美容機器によって、フェイシャルやボディ、痩身などのエステサービスを提供します。
お客様をお迎えし、カウンセリングを行ってから施術。一般的にシフト制であることが多く、夜遅くまで営業していたり、土日もオープンしていたりすることもあります。
2. リラクゼーションサロン
リラクゼーションサロンとは、お客様に癒やしを提供するサロン。エステティシャンは、アロマオイルなどを使用して頭皮ケアやリンパケアを行ったり、つぼにアプローチしたりといった施術により、お客様の疲労回復やリラクゼーションを目指します。
3. 美容室・理容室
最近では、美容室・理容室でもエステティシャンの需要が増えてきています。美容師や理容師の免許がなければカットやパーマなどの施術はできないため、エステティシャンの仕事はヘッドスパやフェイシャルケアなどです。
ただし、髪を濡らして行う「ウェットヘッドスパ」の場合はエステティシャンとしては施術できず、美容師免許が必要です。
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4. 化粧品メーカーの直営サロン
エステティシャンは、化粧品メーカーが運営するサロンに就職することも可能。メーカー商品を使用してエステ施術を提供したり、美容指導を行ったりします。
エステ技術だけでなく、自社商品への深い理解や、お客様に上手に提案する営業力も求められる仕事です。ノルマが設定されていることもありますが、その分成果報酬も見込めるでしょう。
5. メディカルエステサロン
メディカルエステサロンとは、美容皮膚科に併設されているサロンで、医療と美容をかけ合わせたメニューを提供している場所です。
レーザーによる施術やボトックス注射などは、医療行為に該当するため医師や看護師しかできませんが、エイジングケアや美白ケアにおけるハンドトリートメントなど、エステティシャンが担える内容もあります。
6. ブライダルエステサロン
ブライダルエステサロンは、結婚式を控えたお客様に対し、おもにドレスから露出する部分にアプローチする施術を行うサロン。美肌・脱毛・痩身といったメニューを提供していることが多いです。結婚式の本番に向け、お客様の美しさを引き出すサポートをします。
7. 宿泊施設
ホテルや旅館といった宿泊施設の中に、サロンやスパを設けているところもあります。
提供するサービスは店ごとに異なりますが、施設内のため、定期的なリピーターが訪れるというよりも、宿泊客がリラクゼーションのための特別な時間を求めて利用することが多いのが特徴です。
エステティシャンとしての就職先を探す方法
前章の内容からどんな職場があるのかはわかりましたが、実際にエステティシャンとして就職したい場合、どうやって仕事を探せばいいのでしょうか。探し方を紹介します。
専門学校やスクールに通う
「エステティシャンになりたいけど何の知識も技術もない」という場合は、いきなり就職するのではなく、ぜひ学校でエステについて学んでみましょう。まずは知識や技術を習得し、エステ関連の資格を取ってから就職するのがおすすめです。
就職先を学校からあっせんしてもらえたり、スクールが運営するサロンなどに就職できたりするケースも多いことがメリットです。
下記で紹介しているスクールもぜひ参考にしてください。
エステスクールに通うメリットとは? 東京で認定エステティシャンを目指せるスクール・専門学校を紹介
説明会・インターンシップに参加する
企業が実施する就職説明会やインターンシップに参加するのもよいでしょう。職場の雰囲気を肌で感じることができたり、実際の仕事内容を知れたりするのがメリットです。
自分がその職場でエステティシャンになった際にどのように働くのか、という具体的なイメージをすることもできるでしょう。
また、気になる企業が見つかったら、企業のホームページやSNS、ブログなどを閲覧して情報収集するのもおすすめです。
就職・転職エージェントを利用する
キャリアアドバイザーからのサポートを受けながら仕事を探せる、就職エージェントを利用する手もあります。就職活動のプロがアドバイスなどをしてくれるため、自分の希望にマッチする職場を見つけやすいでしょう。
求人サイトで検索する
勤務地・雇用形態・給与など、自分の希望の条件を入れて絞れる求人サイトで探すのもおすすめ。自分のペースで就職先を探すことが可能です。エステのスキルがない人向けに、「未経験歓迎」「研修制度あり」という職場もたくさんあります。
情報がどんどん更新されていくため、気になる就職先が見つかったらぜひ早めに行動しましょう。また、なかなか見つからなくても、根気強くこまめにチェックすることが大切です。
エステティシャンの就職活動を成功させる2つのポイント
希望の職場が見つかったら、いよいよ応募です。このとき、エステティシャンが就職を勝ち取るためのポイントが2つあります。しっかり押さえておきましょう。
1. 志望動機を明確に
ひとつめのポイントは、なぜその応募先で働きたいと思ったのか、その職場のどんなところに魅力を感じたのかという「志望動機」です。どこのサロンでも通用するような理由では弱く、「ここだから就職したい」という熱意を伝える必要があります。
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2. 自己PRも重要
応募や面接の際、志望動機とあわせて企業から重視されるのが、自己PRです。志望動機と自己PRは混同されやすいものですが、別ものであることを理解しましょう。
自己PRでは、自分の強みやスキルを売り込み、自分が入社した場合に企業が得られるメリットを具体的に提示します。企業に「ぜひこの人材を採用したい」と思わせることが大切です。
エステティシャンとして活躍できる就職先を見つけよう
エステティシャンの就職先候補には、エステサロン以外にもさまざまな場所があります。必ずしもすぐに希望の就職先に出会えるとは限りませんが、今回伝えた探し方やポイントも参考に、就職活動を成功させましょう。
自分に合った職場で、自分の能力を伸ばしながらエステティシャンとして活躍し続けてください。