通信講座で資格を取得しネイリストに。入社1年目はお客さまとのコミュニケーションになれる期間「VINGT NAIL aoyama」ネイリスト・石田ひとみさん

これからネイリストを目指す人が気になる新人時代の活動内容やデビューまでの流れ、挫折しやすいポイントなどをインタビューする本企画。今回は南青山にあるサロン「VINGT NAIL」にて、副店長を務めながらネイリストとしても活躍している石田ひとみさんに登場いただきます。

前編では、学校に通わずに資格を取得しネイリストを目指したこと、先輩ネイリストのアシスタントとして活動しながら技術とコミュニケーション力を習得した新人時代の話を伺いました。

今回、お話を伺ったのは…

「VINGT NAIL aoyama」石田ひとみさん

神奈川県出身。演劇などを学ぶため東放学園へ入学。卒業後、改めて将来を考えた時に昔から憧れていた美容系の仕事に就きたいと思い、特に興味のあったネイリストを目指して2019年に資格を取得している。2021年1月に「VINGT NAIL」へ入社。3年目の現在、副店長を務めながら、お客さまが求める理想を叶えられるよう日々励んでいる。

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演劇人からネイリストへ方向転換。資格取得は通信講座で

試験時に父親の爪にした赤いジェルネイルは今でも忘れられないそう

――ネイリストを目指すようになったきっかけをお聞かせください。

昔から美容系の仕事に興味があったというのが大きな理由です。専門学生時代は演劇の仕事を志していましたが、改めて将来を考えた時に昔から興味のあった美容系の仕事に注目しました。人と会話をするのがとても好きだったため、美容職でも特に会話が多く、お客さまの日常に寄り添えるネイリストを目指すようになったんです。

――資格はどのように取得したのでしょうか。

通信講座です。1年間受講できるコースがあり、教材で勉強しながら自宅にて実技練習を行っていました。定期的に作ったネイルを郵送で送り、返ってきたフィードバックから改善点を見つけて技術を磨き、1年の最後には試験会場での実技テストも受けました。コロナ禍だったので、友人ではなく父親にモデルとして同行してもらったんです。父親の爪を赤いマニキュアに仕上げたことが非常に印象に残っています(笑)。試験は見事に合格し、1年で資格を取得しました。

時間と質の両立に苦労。先輩の技術を自分のものにし施術のスピードがUP

先輩の施術中の手の角度や爪ごとの対応方法を観察していたそう

――入社1年目はどのように過ごすのでしょうか。

基本的に受付・電話対応などの雑務や、先輩の施術アシスタントとして、お客さまと接することに慣れる期間です。早くからデビューする場合もありますが、そこまでお客さまは多くないはずなのでアシスタントの仕事が多いと思います。ネイルだけでなく会話を求めてサロンへ足を運んでくださるお客さまがほとんどなので、デビュー後に居心地の良い時間を提供できるよう、技術だけでなく、コミュニケーションにも重点をおいて成長を目指していくんです

――石田さんの1年目はどうでしたか。

デビューが決まった3ヶ月目までは順調でしたが、それ以降は苦しいことばかりでした。特に苦労したのは、時間内に施術を終わらせることです。お客さまに少しでも良いネイルを提供したいと思ってしまうばかりに、時間がかかってしまうことが多々ありました。完成度の高いネイルに喜んでいただけるお客さまもいたのですが、時間がかかったためクレームをいただいたことも。1年目は施術スピードを上げることに意識的に取り組んでいました。

――施術スピードを向上させるために取り組んだことは何ですか。

まずは意識から変えていこうと思い、自分の中で施術時間を15分ほど短く設定して、常にハイペースで取り組むようにしていました。実際の施術スピードをあげるため、サロン内でスピードに定評のあるネイリストの施術をよく観察したり、爪の形や長さごとにどのような対応を行なっているか分析するなど、学んだことを自分の施術に取り入れるようにしたんです

一つのアドバイスから100得ることを意識し、効率よく技術力を磨こう

「VINGT NAIL」では、爪にダメージが少ないパラジェルを使用した施術も行なっている

――新人時代はどのように技術を磨いていましたか。

営業中のお客さまのいないタイミングや閉店後に技術を磨くことが多く、自分や先輩の爪にデザインして、教えていただいた改善点をもとに修正、その繰り返しで技術を磨いていました。また、ネイルモデルとしてきてくださったお客さまに施術をし、技術だけでなくコミュニケーション力を磨くこともありましたね。

――具体的に技術を磨くなかで意識していたことは何ですか。

ひとつのアドバイスから100の成長を得ようという意識は常に持っていました。やはりいただいたアドバイスを言葉通りに吸収するだけでは成長の伸びが少なく、効率が悪いです。そのため自分の中でアドバイスを分析し、施術内の別部分でも活かせそうであれば応用していました。

――技術を磨くモチベーションは何でしょうか。

お客さまの心の支えになれることがモチベーションです。私のデザインしたネイルが辛いことを乗り越える支えになったり、気分を上げるものになったりしていると感じるたびに、ネイリストは非常にやりがいのある仕事だと実感します。実際にお客さまから「綺麗なネイルをしているから毎日頑張れる」というお言葉を頂いた時は非常に嬉しかったです。そのようなやりがいがあるからこそ、常にモチベーションを持って技術練習に取り組めています


石田さんが入社1年目に取り組んだ3つのポイント

1.お客さまと積極的に会話し、コミュニケーション力上げる

2.技術スピード向上のために先輩の施術を細かく観察

3.ひとつのアドバイスを分析して、別技術にも応用する

後編では、ネイリストのデビューまでの流れや新人ネイリストが挫折しやすいポイント、その克服法、ネイリストを目指す方が事前に取り組んでおくべきことなどを伺います。

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Salon Data

VINGT NAIL aoyama
住所:東京都港区南青山3-5-6 ディアテックビルB1F
電話:03-3405-6400
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