子育てと両立するママさん美容師!手厚いサポートがワークライフバランスを実現「アートネイチャー」二場美幸さん
美容業界を支える企業の魅力を紹介する本企画。今回は、創業からまもなく60年を迎える老舗企業「アートネイチャー」で働くみなさんにお話をお聞きします。
前編では人事部にて採用推進グループのリーダーを務める落合敬一さんに会社の理念や社員への想い、長年愛される企業になれたポイントなどについて伺いました。
後編では現場で働くスタッフのおひとりである二場美幸さんにお話を伺います。アートネイチャー新宿本店でスタイリストを務める二場さんは、もともと原宿エリアの一般サロンに就職していましたが、ワークライフバランスの実現のために転職を決意したといいます。また、「アートネイチャー」に在職中にママになった二場さん。育児との両立がしやすい時短勤務などの制度に感動したそうです。
今回、お話を伺ったのは…
「アートネイチャー新宿本店」スタイリスト
二場美幸さん
埼玉県出身。美容専門学校を卒業後、都内サロンに入社。自身のワークライフバランスを実現するため2004年「アートネイチャー」入社。子宝に恵まれたことで、育児に専念するために一度退職。その5年後に再入社した。2人の子育てと仕事を両立させるママさん美容師。
ワークライフバランス実現のために転職を決意
――まずは二場さんのここまでのキャリアをお聞かせください。
美容専門学校を卒業後、2000年に都内サロンに入社しました。そこで4年ほど働いたあと「アートネイチャー」に転職したんです。在職中に子どもが生まれ、育児に専念するために一度退職したのですが、その5年後に再入社して「アートネイチャー新宿本店」でスタイリストとして働いています。
――転職しようと思った理由は何ですか。
ワークライフバランスを実現したいと思ったからです。1社目のサロンは朝早くから夜遅くまで働くことが当たり前でした。そこで身体的にも精神的にも辛いと感じたため、プライベートの時間を充実させたいと思うようになり転職を決意しました。
――なるほど。数あるサロンのなかから「アートネイチャー」を選んだ理由は?
プライベートの充実のため福利厚生に注目してさまざまなサロンをリサーチしていたのですが、求人雑誌のアートネイチャーのページに「長時間の立ち仕事がありません」と書かれていたんです。美容師は営業中の立ちっぱなしが当たり前と思っていたので、そのフレーズにすごく惹かれて。そこから調べてみると、週休2日制や有給休暇など福利厚生が充実していたので「ここだ!」と思って応募したんです。
――理想的な企業に出合えたのですね。ウィッグに対して不安はありませんでしたか。
ウィッグ未経験だったので不安はすごくありました。でも、いざ入社してみると研修内容が細かく、講師も丁寧に指導してくださったんです。研修を終えて入客するときには不安はありませんでした。
アートネイチャーだから実現できた子育てとの両立
――入社してみて感じたことは?
まず目標としていたプライベートの充実は達成できました。たまに求人情報に書かれた内容と現場のリアルにはギャップがあると聞きますが、「アートネイチャー」は情報通り。「長時間の立ち仕事がありません」という情報も事実で、座りながらの作業が多く前サロン時代よりも体に負担をかけることなく働いています。
また私は在職中に出産を二度経験しているのですが、子育てのサポートが手厚いと感じています。男女関係なく育児休暇の取得が当たり前のようにでき、さらに復帰後は、時短勤務をしながら1時間単位での休暇取得が可能なので幼稚園の送り迎えや急な発熱、イベントにも安心して対応できています。育児に専念するために一度退職したのですが、その数年後、再入社を希望したときにやさしく受け入れてくれたことも印象的です。
――復帰もしやすい職場なのですね。お仕事の1日のスケジュールを教えてください。
私の場合は9時過ぎに出勤し、18時20分ごろに退勤することがほとんどです。当日担当するお客様の確認と準備からスタートし、その日のスケジュールに沿って施術や事務作業を行います。
一般サロンとの業務内容の違いでいうと、カットやカラー、パーマに加えて、ウィッグや増毛の施術があることです。またお客様は髪にまつわる悩みを持つ方がほとんどなので、コミュニケーションには細心の注意をはらっています。
――具体的にコミュニケーションで意識していることは何ですか?
距離を縮めることです。アートネイチャーは担当制を採用していて、基本的にはスタイリストが変わりません。そのためお客様とうまく関係を築くことが理想のスタイルを提供することにつながります。髪とは関係のない話題を提案して緊張をほぐしたり、悩みに寄り添ってみたりとお客様の様子を見極めながら距離を縮めているんです。
ひとりの悩みはみんなの悩み。早期解決で挫折しない職場文化
――二場さんがやりがいを感じる場面をお聞かせください。
私はお客様の笑顔を見たときに一番やりがいを感じます。お客様の理想を叶えることができると、表情がニコッと明るくなって「ありがとう」「またお願いね」など嬉しいお言葉をいただけるんです。その瞬間に「この仕事をしていてよかった」とやりがいを感じますね。
――入社してから失敗や挫折を経験したことはありましたか?
大きな失敗や挫折はありませんね。というのも、「アートネイチャー」の職場にはひとりの悩みはみんなで解決するという文化があるんです。ちょっとしたことでもすぐに周りからアドバイスがもらえるので早期解決でき、大きな失敗や挫折につながることはありません。
――最後に、この企業を目指す人へのメッセージをお願いいたします。
私はこれまで5人の友人に「アートネイチャー」を紹介しているのですが、そのほとんどが現在も働き続けているほど研修や福利厚生が充実しています。私のように美容師の道を離れてブランクがあったり、子育てを抱えていたりする人にはとくにぴったりです。まずはサロン見学に訪れていただけたらと思います。いっしょに笑顔を増やしていきましょう。
天真爛漫な笑顔とお話で現場を明るく盛り上げてくださった二場さん。その様子からお客様とのコミュニケーションにいかに力を入れているかが伝わるインタビューでした。また、子育てや退職のエピソードから「アートネイチャー」の職場環境がいかに働きやすいのかも感じることができました。