アカデミーで練習時間を確保。残業練習ゼロで約1年の早期デビューを実現「Oasis Garden」齋藤逸生さん
美容業界を支える企業の魅力を紹介する本企画。今回は、関東エリアを中心にヘアサロンを展開する企業「Oasis Garden」で、人事責任者を務める齋藤逸生さんにお話をお聞きします。
前編では「Oasis Garden」の企業コンセプトや成り立ち、社員の皆さんに対し大切にしていることなどを伺いました。
後編では、「Oasis Garden」の具体的な研修内容や、人事責任者として働く齋藤さんのお仕事内容、採用試験で意識するべきポイントなどを伺います。入社から約1年の早期デビューが目指せるのが魅力のひとつである「Oasis Garden」。実現可能にしているのは、専任講師との集中レッスンを受講できる自社アカデミーを所有しているからだそうです。
今回、お話を伺ったのは…
「Oasis Garden」人事責任者
齋藤逸生さん
埼玉県出身。大学卒業後、大手美容ディーラーに新卒入社。約8年半営業職などを経験したのち、2023年11月、「Oasis Garden」に入社。現在は人事責任者として採用担当を務めるほか、面談、環境づくりなどスタッフのサポートに取り組んでいる。
美容ディーラーからサロン運営へ。会社形態の安心感に惹かれて入社

実家の美容室で働く母の影響から美容業界に興味を持ったと話す齋藤さん
――齋藤さんが美容業界を目指そうと思った理由は何ですか。
母親が美容師として働いていたからですね。私の実家は美容室で、子どものころから仕事姿を近くで見てきて。中学生のときには、自分の髪をスタイリングする延長線上で、美容業界に興味を持っていました。
――お母様の影響だったのですね。なぜ「Oasis Garden」に入社を?
「Oasis Garden」に入社した理由はいくつかありますが、ひとつ挙げるとすると組織化された会社形態に安心感を感じたからです。というのも、私はもともと大手美容ディーラーに勤めていました。一般企業と遜色ない制度や職場環境がある「Oasis Garden」であれば、前職とのギャップや不安を感じることなく働けると思い、入社を決めました。
――普段のお仕事内容と1日のスケジュールを教えてください。
私は入社当初から人事責任者を務めています。日によって細かなスケジュールは異なりますが、だいたい10時ごろに出勤して、午前中はメールや求人広告のチェック。午後は求職者のサロン見学や相談の対応、スタッフの面談などを行なっています。ありがたいことに今年は250件近い方にご相談をいただいているので、毎日のように店舗を行き来しています。
自社アカデミーによって、約1年の早期デビューを実現

約1年でのデビューが可能な「Oasis Garden」。アカデミーでは基礎から応用までを集中的に学べるそう
――「Oasis Garden」の研修内容を教えてください。
わかりやすいように入社時期を4月としてお話させていただくと、4月は1ヶ月間店舗に配属され、サロンワークを行いながら入客やお客様とのコミュニケーションの取り方を学びます。
5〜10月は、週に2〜4回、自社アカデミーにて専任女性講師と技術の集中レッスン。アカデミー通学のない日はサロンワークまたは休日です。アカデミーを卒業して、11〜2月はカットモデル入客。営業中の店舗で実践的にトレーニングします。そして、3月に入るとジュニアスタイリストとして入客をスタート。5月ごろには、スタイリストデビューできます。
――約1年でデビュー可能なカリキュラムですね。アカデミーでは具体的にどのようなレッスンを?
アカデミーでは座学と実践で、技術はもちろん、コミュニケーションをとるうえでの考え方など基礎から応用までを学びます。たとえば、お客様との会話はマイナスではなくプラスな話題のほうがいいことなどです。
一般的にアシスタントは、営業後にカリキュラムを進めるとよく耳にすると思います。弊社ではアカデミーで練習時間を確保しているので約1年でデビューを実現しているんです。
――デビュー後のバックアップなどはありますか。
あります。デビューできたとはいえ数ヶ月前まではアシスタントだったわけです。技術や接客などに不安を持つほうが自然じゃないですか。そこで、弊社では不安なく働けるように外部講師を招いてカットやカラーなど分野ごとの技術講習会を開催しています。
働く姿をイメージしてもらうことが採用試験のポイント

美容師の仕事は技術を磨くだけでなく、情報収集することが大切だと話す齋藤さん
――齋藤さんが働いていてやりがいを感じる場面はいつですか?
応募をいただいたときです。いまの世の中、ひとつのエリアでみても数多くのサロンが存在します。そのなかから他のサロンと比較して、選んでくれたと思うとすごくやりがいを感じるんです。
あとは、入社後にスタッフから「入社してよかった」と伝えてもらったときです。私は入社してまだ2年目なのですが、すでにそのような場面が多く、毎回「サポートにさらに力を入れていくぞ!」とモチベーションが高まりますね。
――齋藤さんからみた美容師の仕事の魅力は何ですか。
人を喜ばせられるところです。お客様と1体1でコミュニケーションをとって、要望にあったサービスを提供し、「ありがとう」と感謝の言葉を直接伝えてもらえる仕事は美容師のほかにあまりないと思います。
――美容師の仕事はどんな人が向いていると思いますか?
インプットが好きな人が向いていると思います。技術スキルはもちろんですが、お客様に提案できるスタイルの幅も大切です。トレンドは時代とともに変わり続けるので、常にアンテナを張って情報のインプットができる人、好きな人が向いていると思います。
――人事責任者からみて、採用試験で意識するといいことは何ですか。
入社後にどのような働き方をしたいかを伝えるようにするといいかもしれません。「店長になったり、マネージャーになったりとキャリアアップを目指していきたい」「たくさん稼げる美容師になりたい」など具体的でなくてもいいので伝えてもらえると、採用担当としては入社後の姿を想像しやすいんです。
――最後に、「Oasis Garden」を目指す人にメッセージをお願いします。
弊社はスタッフ1人ひとりが納得のいく働き方ができることを心掛けています。アシスタント期間はもちろん、デビュー後のサポートも手厚く行なっており、アシスタント・スタイリストどちらも募集しているので、気になった方はぜひサロン見学からでもご相談いただけたらうれしいです。
「Oasis Garden」のコンセプトや研修内容についてわかりやすく丁寧に話してくださった齋藤さん。人とのコミュニケーションを大切にし、常にもっと働きやすい環境を考える企業文化が根付いていることを感じるインタビューとなりました。美容師人生を楽しく過ごしたい方にはぴったりの企業「Oasis Garden」。ぜひ興味が湧いたらくわしくチェックしてみてくださいね。