韓国マニアで美容師!好きと好きを融合させたビジネスで、唯一無二の「韓国ヘアサロン」に【Capture ゼネラルマネージャー KENさん】#1

高校生の頃に韓国アイドルを好きになったことをきっかけに、独学で韓国語をマスターするほど韓国のカルチャーにハマっていたKENさん。一方で進路選択の際には「手に職をつけたい」ということから美容師を目指します。その後「韓国好きの美容師」という強みを活かして、韓国ヘアに特化したサロン「Capture」の店長に抜擢。日本在住の韓国人も多く通う人気サロンとなっています。

前編では、美容師を目指したきっかけや「韓国好き」がどのような強みとして活かされているかについて伺います。

お話を伺ったのは…

Capture ゼネラルマネージャー KENさん

学生時代からK-POPなどの韓国カルチャーに興味を持つ。美容師として忙しく働く現在もシーズンごとに韓国に通い、現地の最先端トレンドをみずからの感性でキャッチアップ。トレンド感あふれるヘアスタイル作りに活かしている。「韓国風ヘア」ではなく「韓国ヘア」を提供できる数少ないスタイリストして、遠方から通う人や幅広い国籍を持つ顧客から支持されている。

Instagram: @kentaro_capture

KEN’S PROFILE

お名前

KEN

出身地

神奈川県厚木市

出身学校

国際文化理容美容専門学校

憧れの人

お世話になった先輩方や後輩たち

プライベートの過ごし方

常に韓国トレンドを探しています。あとはショッピングや韓国料理屋さんにもよく行きます。

趣味

ギター、カラオケ、カメラ、ショッピング

母親と一緒に通った美容室が進路を決めるきっかけに

入社1年足らずで店長に就任。現在は、スタイリストのかたわら、2店舗の統括を任されるゼネラルマネージャーとして忙しい日々を送っている。

――美容師を目指したきっかけはなんですか?

幼い頃から母親と同じ美容室で髪を切ってもらっていました。その美容室には高校生までずっと通っていて、美容師さんたちもフレンドリーですごくかわいがってくれて、とても好きな場所だったんです。

それで高校卒業を控えて進路を決める際に、大学進学か就職かで迷っていたんです。そのときに母親から「なんとなく大学に行く、というのはやめるべき。だったら手に職をつけた方がいい」と言われたんです。

「たしかにその通りだな」と思って、その時に美容師になろうと思い立ちました。手に職をつけることや接客業にも興味がありましたし。

――高校卒業後は美容師の専門学校に進学します。

はい。全日制の美容学校に通いながら、休日は地元の美容室でアルバイトもしていました。早く美容師になりたかったし、それが近道だと思ったので。一度決めると突き進むタイプなんですよ(笑)

――学生時代に美容室のアルバイトを経験して、想像以上にハードだなと感じたりはしませんでしたか?

美容師は過酷だとか労働時間が長いとか、そういうイメージはたしかにありました。でもアルバイト中もつらいと思ったことはなかったですね。わりと「楽しい」という思いのままやってきたように思います。常に「もっと上手になりたい」と思いながら働いていましたね。

その気持ちはアシスタント時代もスタイリストになってからの今も変わらず持ち続けています。

――専門学校を卒業してからのキャリアについて教えてください。

新卒で入社したサロンで約3年働いたあと、Captureをはじめとする6サロンを展開しているThe Cグループに入社。現在はCapture海老名と、Capture橋本の2サロンを統括するゼネラルマネージャーとして働いています。

スタイリストとしても海老名と橋本の2サロンに通う形で働いています。

入社後10ヶ月で店長に抜擢

――転職先としてThe Cグループを選んだ理由について教えてください。

前サロンを辞めたときに、美容師自体を辞めることも考えたんです。向いていないんじゃないかとか、もっと自分に合う職業があるんじゃないかとか考えてしまって。でもそう思うのって結局「美容師としての技術に自信がなかったから」だということに気がつきました。

それからもいろいろ考えて、美容師を続けていこうと思った時に、「このエリアで一番トレンドを走っているサロンに入社して、一から技術を磨き直したい」と思ったんです。

それでいろいろな美容室を調べていく中で、The Cを見つけました。The Cはこのエリアでも特別に発信力が高かったし、トレンドも最前線を走っていました。

――KENさんの思う「一番おしゃれなサロン」だったわけですね。実際入社してからはどうでしたか?

入社にあたって、「アシスタントから始めるのなら」という条件を提示されました。これまでいたサロンとやり方が違うから当然とはいえ、正直ショックでしたね(笑)。前職でスタイリストとしてのキャリアもあったし、25歳で専門学校卒業したての若者と一緒のスタートラインから始まるわけですから。

そこからはアシスタントリーダーとして夢中で働き、休日や閉店後は、モデルを入れた練習にも励みました。スタイリストの経験があったから、他の人より成長のスピードは速かったと思いますが、新しい技術を学ぶことは本当に楽しかったですね。

そうしてアシスタントをしながらスタイリストの勉強もして11ヶ月を過ぎた頃、代表から「Captureの店長をやってみないか」と言われたんです。

――アシスタントからいきなり店長ですか!?

はい。アシスタントからスタイリストに上がるタイミングと同時でした。言われた時は、もちろん心配な部分もありました。目の前のお客様を満足させるだけではなく、店長になると集客やスタッフのマネジメントも必要になってきますから。

でもそれ以上に「こんな経験はなかなかできないからやろう!」と思いましたね。

チャンスを与えられたことに感謝して、そのチャンスを最大限に活かそうと思いました。

韓国好きという趣味が美容師になって活きた

年に数回は渡韓。実際に現地のヘアサロンで施術を受けたり、有名ヘアアーティストから最新の技術を学ぶなどしてスキルを磨いている。

――KENさんは高校生の頃から韓国カルチャーが好きだったそうですね。

はい。韓国に興味を持ち始めたのは、TWICEがきっかけでした。TWICEのファンになって、そこから韓国の音楽やファッションなどカルチャーなどにどっぷり浸かっていきましたね。

「いつかTWICEに会った時に韓国語を話せないと困る」と思って韓国語も独学で学び、韓国語検定も取得しました。

――大好きな韓国カルチャーのひとつに、ヘアスタイルもあったという感じですか?

そうですね。韓国カルチャーすべてが好きだったので、「今はこんなヘアスタイルがトレンドなんだ」とか、そういうことは自然に入ってきていました。

なので、最初から韓国ヘアを提供する美容師を目指していたわけではないんです。韓国マニアが美容師になったというのが正しい流れで(笑)。

「韓国好き」と「美容師」の二つが融合して今の僕のスタイルになっていいます

取材・文/皆川知子(tokiwa)
撮影/ワタナベミカ

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Capture ebina 
住所:神奈川県海老名市扇町12-30-102
電話:042-200-9211

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