スタイリストになることを夢にSNSを開始！ 学生時代に自分を売り出す方法を獲得【「Belle表参道 Terrace」スタイリスト 彩ステファニーさん】#1
SNSでの発信が当たり前になった美容業界。採用に向けてSNSアカウントを聞くサロンも増え、その活用方法が就職活動に与える影響も大きくなってきました。そこで本企画では、就活に効果的なSNSの活用法について、熟練者へのインタビューを通して学んでいきます。
今回は、「Belle表参道 Terrace」スタイリストの彩ステファニーさんにインタビュー！ 高校生の頃からスタイリストになることを夢見ていた彩さんは、SNSが浸透していない頃からいち早く取り組み、今ではInstagramのフォロワー数は7万人を超える人気アカウントになりました。現在までのフォロワー数を獲得するまでの経緯を詳しくお聞きします。
お話を伺ったのは…
「Belle表参道 Terrace」スタイリスト 彩ステファニーさん
高校生の頃にスタイリストを目指し、SNSをスタート。新卒でBelleに入社後、4年間のアシスタント期間を経て、スタイリストデビューを飾る。トレンドを大事にしつつ、一人一人の個性を活かすスタイルの提案が得意。
スタイリストを志すと同時にSNSをスタート
当時の作品。モデルハントから撮影まで全て1人でこなしたというから驚き。
――高校生の頃からSNSを始められたとか。
当時、既にスタイリストになることを夢見ていて。感覚的にSNSはこれから流行るだろうし、スタイリストを目指すうえでやっておくべきだと思い、始めました。
――当時の投稿内容は？
プライベートの投稿がメインでしたが、公なものであることは意識していましたね。
――投稿のテーマをお聞かせください。
もともとサロンモデルをやっていて、活動をしていくうちに「私」自身が強みになるのではと感じ、自分をテーマにしていました。また、SNSはたくさんの人がいますから、その中で自分を確立したい気持ちもあって。自分を1つのブランドとして捉え、その強みを活かせる投稿を意識していました。
ほかには、自分で制作した作品の投稿も。
――ご自身の作品も投稿していたとのこと。
作品撮りを始めた経緯は？
美容学校へ進学するときに、アピールになると思ったんです。そのとき自分が「可愛い」だったり、「好き」だと感じるものを知ってもらうためには作品が必要だと思い、取り組みました。
私が思い描く世界観を作品撮りに込めてInstagramに投稿することが、自分の表現につながると考えたのです。
コロナ禍でフォロワーが急増！ 投稿数を増やして注目度アップ
特に反応が大きかった投稿。メイクアイテムを紹介する内容でした。
――進学してから投稿に変化はあった？
テーマは変わらず投稿に変化はありませんでしたが、高校生から続けていたため、進学した頃にはだんだんとアウトプットがしやすくなっていましたね。
一方で、高校生の頃と比べてSNSを始める人が増え、投稿にひと工夫が求められる時期になってきたと感じました。
――ライバルが増え、新しく工夫していたポイントをお聞かせください。
当時流行っているフィルターを駆使するなど質感には特にこだわったり、フォロワーが多い方の投稿を参考にしたり。自分がしていた投稿にプラスαを加える形で投稿の質を上げる工夫をしていました。
――フォロワーが1万人を超えたのはいつ頃？
Belleに入社後のアシスタント2年目です。ちょうどコロナ禍で隙間時間やお家時間が増えて、SNSに取り組めたことがたくさんのフォロワー獲得につながったようです。
――どんな取り組みを？
フォロワーが増えたきっかけをお聞かせください。
とにかく投稿数を増やしたこと。あとは、Instagramのアルゴリズムを理解したうえで投稿。それに対して反応をチェックし、次の投稿に活かしました。
フォロワーが多いことはメリットになる！ 強みとしてアピールして
――SNSに取り組んでいたことは、就活時にアピールになったと感じましたか？
フォロワー数が多い事実については評価をいただけると感じましたね。やっぱり拡散力が少しでもあると、サロン側からは一目置かれる存在になりやすく、フォロワーが少ないからマイナスになることはまずないと言えます。とはいえ、フォロワーが少ないから不合格になるわけではないですし、SNSに弱くてもそれ以外の自分の強みをより存分にアピールする方法があれば、必ずサロン側も必ずわかってくれます。
少しおおげさな言い方かもしれないですが、1つの会社を起業するときは資本金やそのほか必要な投資があり、準備するものはたくさんあります。それに比べてSNSは、基本的にお金は必要ないですし、これを読んだ10秒後には始められますよね。
私が一番人生で土台として置いてる言葉のうちの一つが「思い立ったらすぐ行動！」。何事も小さいことから始めれば、いずれ自分の人生を導く大きな材料になります。今からSNSを少しでもがんばれば、いずれやって良かったと思えるはずです！
――では、入社後に感じたメリットはありますか？
いろいろな外部の人とつながれたのは、とてもメリットに感じました。サロンワークだけでなく外の仕事も多いので、SNSで先につながった同業の方とのちに現場で出会えたり…横のつながりも増えたと感じますし、今後も自分がスタイリストとして歩いていくうえで良い基盤作りになったかと思います。
美容学生がSNSを活用するメリットまとめ
1.就活時やデビュー時に存在をアピールしやすい
2.入社後の貢献度に期待をしてもらえる
3.普段つながりのない仲間と出会うきっかけになる
取材・文／東 菜々
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