女性だけのワンチームでさらなる挑戦へ。今後はウエディング事業にも力を入れたい【Uné GARDEN/代表 一番合戦彩さん】#2
GARDENグループのオピニオンリーダー的存在であり、お客様からも業界からも信頼される女性スタイリスト・一番合戦彩さん。
入社14年目で自身が代表を務める「Uné GARDEN」を旗揚げし、さらに活躍の場を広げています。
後編では、そんな一番合戦さんのこだわりが詰まったUné GARDENの魅力をさらに詳しく。教育面や働き方、今後の展望についてもお聞きしました。
お話を伺ったのは…
Uné GARDEN 代表 一番合戦彩さん
新卒でGARDENに入社。原宿、銀座の店舗を経て、2022年5月に自身が代表を務める「Uné GARDEN」をオープン。顔まわりを引き立てる万能レイヤー「オクレイヤー」や、360度キレイに見えるヘアアレンジが得意。トレンドを取り入れた等身大のお洒落スタイルは、大人の女性たちから絶大な支持を得ている。
お客様にとって、みんなにとって一番の場所に

――「Uné GARDEN」は物件探しから関わったのですか?
代表としてまかせてもらえるならとことんこだわろうと思い、物件も自分で見に行って探しました。
恵比寿という場所だけ決まっていたのですが、あまり行くことのない土地だったので、最初は正直「恵比寿か〜」という感じで。
そうも言ってられず、とにかく恵比寿の街を実際に歩いて見てまわったんです。そしたら、駅前の栄えている感じもあるし、少し入って行くと静かな住宅地があったり、いろいろ発見がありました。
――ここの物件に決めた決め手は?
この建物が新築の工事中の時にたまたま通りかかって、この物件良さそうだなとピンと来たんです。立地的にもちょっと隠れ家感があって、地下だけどガラス張りで光も入る。
立ち上げメンバーの鈴木さん、安倍さんにも見に来てもらって、二人とも気に入ってくれたので、いろいろ相談しながらここに決定しました。
――内装は、木の優しい雰囲気が落ち着くいい感じですね。
ありがとうございます。内装やデザインは、ピンタレストでめちゃくちゃ調べまくって、業者さんにイメージを伝えて何度も打ち合わせしました。
白、木、石をベースにグリーンを少し効かせて、くつろげるカフェのような空間をイメージしています。
スペースをできるだけ広く見せるというのも一つのテーマ。エントラスから入ってすぐ大きな木枠の棚があり、フロア側が抜けて見える造りです。ここが壁だと閉鎖的ですが、こうすれば明るくて、フロアもしっかり見渡せます。

――「Uné GARDEN」の名前の由来は?
「Uné」はフランス語で「1」。お客様にとって一番落ち着く、一番頼れる……そんな一番の場所になれるようにという意味を込めました。
実は、このサロン名はお客さんの言葉がヒントになっています。いつも来てくださっているお客様と、お店の名前をずっと考えてるんだよ〜と話している時に、「一番合戦だから、一番、イチ、Uné……アン ガーデンとか!?」と。
私の名前からというわけではないんですけど(笑)、お客様にもスタッフにも、みんなにとって一番のサロンになれたらと思います。
――客層はどんな感じですか?
恵比寿という土地柄もあるのか、やはり女性が多くて、30代、40代がメインですかね。お子様連れの方、旦那さんや彼氏さんと一緒に、というお客様もいらっしゃいます。
子供たちが飽きないように、動物や木のおもちゃを置いたりして、楽しめる空間にしています。


後輩には人として慕われるスタイリストを目指してほしい

――スタッフは全員女性ですが、どんな強みがありますか?
年齢で言うと私が一番上で、次が4〜5歳下(鈴木さん、安倍さん)、さらにもっと下に別のスタイリスト、アシスタントという感じです。
全体的に年齢がバラけているのがいいのかもしれないです。年が近いと喧嘩しやすかったり、何かと偏ったりするのかなと思うので。先輩・後輩という関係がしっかりありながら、良いチームワークを築けるのが理想。
うちは全員女性ですが、女子っぽい女子があまりいなくて(笑)、どちらかというとさばさばした、ちゃきちゃき系が多いんです。営業スタイルが似ているから働きやすいというのはあるのかも。
お客様にとっては、親近感がわく存在というか、安心して話や相談がしやすいのかなと思っています。
――教育面で心がけていることはありますか?
当然のことかもしれませんが、伝えるべきことはしっかり言います。女性同士だからこそ、きちんと響いてピシッとするのかもですね。
私は背中を見せて覚えてもらう、学んでほしい派なので、自分がまず頑張って手本になれるような存在でいたいです。
――後輩たちにはどんなスタイリストになってほしいですか?
お客様に愛されて、覚えてもらえるようになってほしいですね。技術はあとからついてくるから、それよりもお客様に人として慕われるようなスタイリストに。
私も昔先輩のお客様に付いて、そこでしっかり覚えてもらって良い関係性を築いてきたから、今もなお来てくださる方がたくさんいます。
ちょうど今、産休中のスタッフがいるんですけど、そういう時でもみんながお客様との関係性を作っていれば、じゃあお休みの間は●●さんにお願いしようかな、とかつながっていったりもします。
――ご自身の働き方は変わってきましたか?
銀座の店舗にいた時は、もうがっつりプレーヤーでしたから(笑)、自分の売り上げのことや直属のアシスタントのことに意識が向いていたと思います。
ここを始めてからは、スタッフ一人一人を考えるように。やることはたくさんありますけど、みんなが協力して手伝ってくれるからまわりのことも見えてくるし、自分の目標にも現実的に向き合えるのだと思います。
今後はウエディングプランにも力を入れていきたい

――これから挑戦していきたいことは?
今年から、ウエディングの事業を始めることになりました。私と鈴木さんと、あと他の店舗のスタイリストもいます。
前撮りのヘアメイクをする撮影プランだったり、ウエディングをむかえるお客様をサポートできるいろんなプランを考えています。
結婚式、出産されたらお子様と一緒に、家族の記念日など、お客様の節目をお手伝いできたらいいですね。のちのちは、そういった撮影をするスタジオも作れたらいいなと。
――最後に、一番合戦さんにとって「働く」とは?
週休2日だとしても、人生の7割8割は働いているんですよね。だとしたら、仕事だって楽しくありたい。
仕事がうまくいくとプライベートが楽しみになるし、プライベートが充実すればまた明日から頑張って働こう、となりますよね。仕事とプライベートはつながっている、だから何でも楽しくやろう、やりたいことを精一杯やろうと思えるのかもしれません。
最近は、変化することをあまり好まない人が多い気がします。でもそういう人こそ、環境を変えたり挑戦したり、変化を与えた方が開花するかもしれませんよ!
長く仕事をしていくのなら、ずっと同じよりも、変化や進化がある方が、より良い方へ向かっていけるんじゃないかなと思います。
一番合戦さんが大切にしていること
1.自分にとっての強みを作ることが自信につながる
2.人として慕われる美容師に。技術はあとからついてくる
3.変化することは成長のきっかけになる
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Uné GARDEN(アン ガーデン)
一番合戦さんのインスタグラム@ayagassen
住所:東京都渋谷区恵比寿南3-1-8 GRAN EBISU B1
電話:03-5734-1270