人生の岐路になるような施術がしたい。理想の働き方を目指して転職「W」島田かれんさん
自由が丘にある新感覚スクランブルサロン「W」。こちらはカフェ併設のヘアサロンで、カラーの待ち時間などにコーヒーやチーズケーキの食事を楽しめるのが特徴です。そんな「W」に2021年に入社し、ジュニアスタイリストを務めているのが島田かれんさん。
美容師の母を持つ島田さんは、幼いころから仕事の様子や仕上がりを喜んで帰るお客様を見ているうちに興味が芽生え、美容師を目指すようになったといいます。
就活は2年生の春からスタートしたという島田さん。長い歴史を持ち、技術力に定評のあるサロンを条件にリサーチをした結果、都内のサロンに応募。内定を見事つかんで入社したそうです。
今回、お話を伺ったのは…
「W」ジュニアスタイリスト
島田かれんさん

茨城県出身。2年生の春から就活をスタートさせ都内サロンの内定を獲得。日本美容専門学校卒業後、都内サロンで6ヶ月ほど働いたのちに「W」へ転職した。現在3年目で、ジュニアスタイリストとして活動している。
早い時期から理想のサロンイメージを持つことで、順調にスタートした就活

――まずは美容師を目指そうと思ったきっかけを教えてください。
母が美容師を務めているのが大きなきっかけです。幼いころから楽しそうに美容師の仕事をする母の姿やきれいな仕上がりに喜ぶお客様を見ていて、徐々に興味を持つようになり、中学のときには美容師に進路を決めていました。
――親子揃って美容師なんですね。就活はいつから?
本格的に始めたのは美容専門学校の2年生の4月くらいからです。ただ、1年生のころからどんなサロンに入りたいか、何となくイメージをつかむためにSNSなどを使ってリサーチはしていました。
――1年生のときに考えた、応募したいサロンはどのようなイメージ?
技術力に定評がある老舗サロンをイメージしていました。老舗であれば歴史が長い分、カリキュラムや企業体制が整っていて安心して働けると思ったんです。このイメージを持って就活に臨んだこともあり、サロン探しは順調だったと思います。
リアルな働き方を観察するためにお客としてサロンに訪問

――サロン見学は行きましたか。
お店側が開催するサロン見学には参加しませんでしたが、お客としてサロンに足を運びました。理由としては、サロン見学として用意された場に行くより、営業中のリアルなサロンワークを見たかったからです。また施術を受けながらスタッフの方にサロンの様子や実際に働いていてどんなことを感じるかなど、さまざまな質問をして応募するか見極めていたんです。
サロン見学をするなかで、応募したいサロンを1社見つけました。ここまでお話ししたイメージとマッチしているうえ、スタッフの言葉が一緒に働きたいと思うほど惹かれるものだったので、1社目への応募を決めました。
――1社目はどのようなサロンだったのですか?
歴史と技術力を持ち合わせている都内のサロンです。
――転職しようと思った理由は何ですか。
理想の働き方を叶えられないと気づいたからです。私はお客様1人ひとりとしっかりと向き合って、そのお客様にとって人生の分岐点になるような施術をしたいと思っていました。ただ、入社したサロンでは入れ替わり立ち替わりにお客様を対応することが多かったので、そこにギャップを感じて6ヶ月ほどで転職を決めました。
サロン訪問で面接では伝えきれない魅力をアピール

――転職先はどのように探しましたか。
転職活動を始めたのは1社目を退職してからで、バイトなどはせずに集中して取り組み、1ヶ月で内定が決まりました。探し方としては、アシスタントでもお客様1人ひとりとゆっくりコミュニケーションをとれるサロンに入社したかったので、席数が4席以内のサロンに絞ってリサーチしました。
――そこで見つけたのが「W」ですか?
はい。条件に合う企業はいくつか出てきたのですが、決め手に欠けていたんです。そんなときに「W」を見つけて、カフェ併設のヘアサロンという業態のおもしろさに惹かれてサロン見学に行きました。そこで、自分の理想の働き方は実現可能だとスタッフとのお話を通して確認できたので応募を決意しました。
――理想の働き方が実現できるか直接確認したのですね。採用試験のために準備したことは何ですか?
サロンに何度か足を運びました。採用試験前からスタッフと交流しておくことで、短い面接の時間内では伝えきれない雰囲気や魅力に気づいてもらえると思ったんです。実際、入社後に先輩から見学に来たときの印象がよかったと言ってもらえたので、採用につながっているのではないかと思います。
島田さんが理想のサロンに辿り着けた3つのポイント
1.もっと理想的な働き方をするためにすぐ転職活動を始めた
2.経験をもとに席数の少ないサロンに絞ってリサーチをした
3.サロンに足を運び、試験前から魅力をアピールしていた
後編では、島田さんが受けた「W」の採用試験や学生時代に取り組んでいてよかったことなどについて伺います。面接で家族との関係について聞かれ、これまでされたことのなかった質問だったため内心戸惑ったという島田さん。三姉妹の末っ子で、家族内で何かトラブルがあると間を取り持つ存在になると伝えて、人の気持ちを考える力をアピールしたそうです。
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W
住所:東京都目黒区自由が丘1-26-7 ストークビル2F
TEL:080-9080-5858