将来はメイクアップもできるヘアスタイリストを育て上げたい『180°』

スタッフ、従業員が気持ちよく働くための環境づくりや取り組み、普段のスタッフの顔などが見られるのが、「Back Stage」です。

サロンやショップに入ってから、いろいろと分かることもありますが、今回は普段目にすることがない“裏舞台”を紹介します。

みなさんの考えにマッチする取り組みなどが分かるかもしれませんので、要チェックですよ！

自分のビジョンを持った人なら未経験者でも大歓迎！

横塚さんなどベテランのスタイリストたちが働く恵比寿店の他に、仙台にも姉妹店をかまえている180°。どちらのヘアサロンも少人数のスタッフでお客さまへの要望などに対応し、根強い人気を誇るヘアサロンです。お客さまの心をわしづかみにする接客センスなどについて、引き続き180°で代表を務める横塚鉄也さんにお話を伺いました。

180°（ONE EIGHTY DEGREES】代表の横塚鉄也さん。18歳から28歳まで日本でヘアスタイリストとして活躍し、その後ニューヨークへ。ヘアメイクアップアーティストとして活躍した後、帰国後2014年にヘアサロン180°をオープン。

横塚「お客さまのライフスタイルから好みのファッションまでをトータルで考えて、それをヘアスタイルに反映しています。ですから接客で気をつけていることは、流れ作業にならないようにお客さまと向き合うこと。次回はどうされたいとか、三ヶ月先はどのようなヘアスタイルになっていたいかなど、常にイメージしながらお客さまとお話をしています。もちろん180°に髪をカットしに来てくださった当日のことも考えたりします。この後にどこかへ行く予定がある場合は、その場所や雰囲気などをお聞きしてそこに似合うようなスタイリングをセットしたりするんです。接客というのはその場だけお客さまへサービスするだけではなく、ヘアスタイルがお客さまの生活する道筋に寄り添う形でサポートできればよいことだなと思っています。これは僕だけに限ったことではなく。今いるスタッフ全員が心掛けていてくれていて、その結果一度いらしていただいたお客さまがその後に何度も足を運んでくださるんだと思っています」

日本でヘアスタイリストとして10年修行をし、単身ニューヨークにメイクアップの勉強をするために旅立った横塚さん。そんな向上心あふれる彼がスタッフに求めることは、「自分を持った人」とのこと。

180°で働くアシスタントさん。毎日オープン前にいろいろと練習して、横塚さんなどのベテランスタイリストからのチェックを受けています。

横塚「スタッフやアシスタントに求めるものは自分のビジョンを持った人ですね。「なんとなくヘアスタイリストになりたい」という人ではなく、自分はどういうスタイリストになりたいのか、将来はこういう方面を突き詰めていきたいなどと、目標を持って常に考えている人に来てもらいたいと思っています。自分なりのプランを立てて、それに沿って経験をつんでいく努力をする人。そういう人ならこちらからも提案や助言がしやすいですし、自分で考え行動する姿勢が確実に将来の自身や成長に関係してくると思います。だからサロンまかせにしてしまうと、迷いや不安が生まれやすくなってしまうのではと考えています。

ヘアサロンのアシスタントになるには美容学校を出てまず入店していただき、業務の他に毎日の練習があります。その練習の中にチェック項目を設けておりますので、それをひとつ一つクリアしてもらう感じです。そしてすべてのチェック項目をクリアすることでスタイリストとしてデビューが可能になります。個人差がありますが早い人なら１年で終わると思いますよ。シャンプーやブロー、パーマの仕方など、最初にやるべきことからチェックしますので初心者の方でも安心してスタイリストが目指せると思います。180°は男ばかりなので女性の方に来てもらえると嬉しいですね（笑）」

常に自分の考えや方針を持って行動してくれる方なら未経験者でも大歓迎という横塚さん。これからの展望についてもお伺いしました。

横塚「今いろいろ社員旅行やイベントなど、この先できるように取り組んでいるところです。それと最近イベント会社と提携していますので、ヘアショーやファッションショーを企画して行なっていければと考えています。それ以外ですとヘアメイク事務所も立ち上げていきたい。今後は美容師としての仕事だけではなく、雑誌や広告の仕事も積極的に行なっていきたいなと思います。僕の目標は180°ONE EIGHTY DEGREES.というブランドをニューヨークに持っていくことです。そんな夢を一緒に叶えてくれる人を求めています」

180°でやりたい夢がたくさんあると語る横塚さん。現スタッフにはヘアセットの勉強と一緒にメイクの勉強もしてもらい、将来的にサロンでたくさんのお客さまに愛される美容師であり、メイクアップアーティストとしても活躍してもらいたいと考えているそうです。少数精鋭という言葉がぴったりのヘアサロン180°。次回はおすすめの商材をご紹介します。

オープン１周年を記念して開かれたパーティの様子。さまざまな人がお祝いに来てくださったそうです。

【サロン探訪】海外の人気ブランドのプロフェショナルな商材が揃う『180°』　

この記事をシェアする