ウィメンズヘルスケアサロンの本質を理解できるかが重要【パウワウ 山崎愛実さん】#3
美容師を目指す学生、新天地を目指すスタイリストさんにとって、避けては通れない就職活動。採用を勝ち取るためには、どんな準備が必要? 心がまえは? そんな疑問を、実際のサロン採用担当者にインタビュー!
今回は、女性の一生に寄り添うヘルスケアブランド「パウワウ」にフォーカス!
パウワウは関東・関西で21店舗を展開し、東京23区内では出張ケアも行うウィメンズヘルスケアサロンです。女性特有の未病のお悩みに対し、全店舗個室・女性整体師による施術で、一人ひとりに合ったケアを提案しています。
そんなパウワウの採用事情を、全4回に分けてお届けします。
第3回目は、採用までの流れや面接で重視しているポイントについてお聞きします。
お話を伺ったのは…
パウワウ ブランドマネージャー 山崎愛実さん
ロンドンでメイクの仕事に携わった後、帰国を機に「身体から整える美しさ」に関心を持ちパウワウに入社。現場スタッフ、店長を経てブランドマネージャーに就任し、現在は採用にも携わっている。

面接はオンラインが基本。見学希望者は店舗での対応も。
――採用までの流れについて教えてください。
LINEもしくはリクルートサイトから応募していただき、面接に進みます。正社員応募の場合は二次面接がある場合があります。
――履歴書などの書類提出についてはいかがでしょうか?
最近は、事前に履歴書で判断するというよりもまずお会いすることを重視しているため、面接前に履歴書の提出はありません。リクルートサイトだとプロフィール欄に経歴や写真を載せている方も多いので、ある程度の情報はそこで確認できており、比較的早い段階で面接に進むケースが多いですね。その情報の中では、経歴の一貫性や働き方の傾向は参考程度に確認しています。
――経歴の一貫性や働き方の傾向は、どのような点が気になることが多いですか?
たとえば、短期間で転職を繰り返している場合や、同じ業種でもさまざまなことに手を広げすぎているように見える場合は、少し気になることはあります。ただ基本的にはまずお会いしてお話をすることを大切にしています。
――面接について教えてください。
基本的にはオンラインで行っています。見学を希望される場合は店舗に来ていただくこともありますが、まずはオンラインでお話しすることが多いですね。正社員希望の方は二次面接を行うケースもありますが、その場合は店舗にて店長と行います。
――サロン見学を希望された場合は、どのような流れになるのでしょうか?
店舗に来ていただいて、お部屋やサロンの雰囲気を見ていただきます。スタッフに少し余裕があれば、その場で話す時間をつくることもありますが、タイミングによっては難しいこともあるので、その場合は私がご対応する形になります。
面接で見ているのは、考え方とチームとの相性
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――面接ではどのような点を見ていますか?
やはり一番大きいのは考え方ですね。パウワウはリラクゼーションではなく、改善を目的とした整体サロンなので、その考え方に共感できるかどうかはとても重要です。
もちろん、人柄や話し方も見ていますし、今いるメンバーと合いそうかどうかも意識しています。勤務希望エリアについてもお聞きしつつ、「この店舗しか難しい」のか、「ある程度柔軟に考えられる」のかも確認しています。配属の可能性にも関わるため、働ける範囲が広い方のほうが、ご縁につながりやすい傾向です。
――ウィメンズヘルスサロンならではの向き・不向きは、どのようなところで判断されていますか?
やはり、お客様としっかり向き合えるか、です。リラクゼーション寄りの考え方なのか、改善を目指す整体の考え方なのかは、話していると比較的わかりやすいです。パウワウの考え方をお伝えした際に、それに共感し、前向きに取り組みたいと思えるかどうかが向き・不向きの分かれ目だと思います。
加えて、話し方や雰囲気、お客様対応の印象も見ています。パウワウではチームでお客様を支える考え方が強いので、チームプレーができるかどうかも大切です。
――チームプレーというのは、具体的にはどのようなことでしょうか?
たとえば人気のスタッフに予約が集中すると、お客様の通う間隔が空いてしまい、本来必要な頻度でケアを受けられなくなってしまいます。
そのためパウワウでは、一人で抱え込まず、他のスタッフへ引き継いだり情報共有を行いながら、チームでお客様をサポートしています。自分だけで完結するのではなく、周囲と協力できる方が合っていると思います。
技術だけでなく、お客様の悩みを対話で引き出せるかが大切

――残念ながら不採用になる方には、どのような傾向がありますか?
コミュニケーションの取り方に不安がある場合や、チームで働くイメージが持ちにくい場合は、難しいことがありますね。
また、「技術だけを学びたい」という気持ちが強い方も、パウワウとは少し方向性が違うかもしれません。もちろん技術は大事なのですが、それだけではなく、お客様の悩みを引き出し、その方に必要な気づきを届けていくこともこの仕事の大切な役割です。
たとえばリラクゼーションサロンであれば、リラックスしていただくことが価値になりますが、パウワウは違います。初回の施術では、身体の状態を知っていただき、「こういう変化が起きているんだ」と気づいていただくことがとても大切です。そこにしっかり向き合えるかどうかが、とても重要だと思います。
――たしかに、初対面のお客様に悩みを話していただくには、話しやすさも大切になりますね。
明るさや安心感は大切ですね。お客様に心を開いていただく仕事なので、そこは欠かせない要素だと思います。
――これまでの面接で印象に残っているエピソードはありますか?
以前、一度はご縁につながらなかった方がいたのですが、その後ほかの職場で経験を積まれてから、もう一度パウワウの面接に来てくださったことがありました。
その方は、以前私がお伝えした「技術だけではなく、お客様への向き合い方が大事」という話について、当時はあまり実感が持てなかったそうです。でも、実際に他の職場で働いたことで、「あのとき言っていた意味がわかりました」と話してくださって。最終的にパウワウに入社され、現在も働いてくださっています。
――それは嬉しいですね。
そうですね。あとからでも理解して戻ってきてくださったのは、とても嬉しく、印象に残っています。
パウワウが面接で見ているポイントまとめ
1.「癒し」ではなく、「身体を改善する仕事」だと理解しているか
2.相手に興味を持ち、対話ができるか
3.チームで働くイメージを持てているか
取材・文/原田 菜月
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