最終選考で落選。二次募集でイメージ通りのサロンに就職【Sraw 野村寧々さん】#1

新たな道を切り開くとき、先輩たちはどのように壁を乗り越えたのかをご紹介するこの企画。今回はbroocHの姉妹店のひとつSrawのスタイリスト、野村寧々さんにお話を伺います。

前編では、小学生の頃から剣道に打ち込んでいて美容やファッションに奥手だった10代のこと、地元の名古屋を離れたくて東京都内のヘアサロンに行きたかったこと、第一志望のヘアサロンに落ちたものの土壇場で志願したいと思うヘアサロンを見つけ、broocHに就職が決まったことをインタビューしました。

お話を伺ったのは…

Sraw 

スタイリスト 野村寧々さん

名古屋理美容専門学校を卒業後、broocHに入社。昨年7月にスタイリストデビューを果たす。今年で入社6年目を迎える。

美容に無縁だった日々から一転、美容師の道を選択

「美容師になる」と決めたのは高校2年生の進路希望を出すときだったとか。

――野村さんはもともと美容に興味があったんですか?

小学生の頃からずっと剣道をしていて、中学・高校とずっと部活中心の生活だったんです。美容やファッションに興味はあっても、メイクをしたりおしゃれをしたりする機会はあまりありませんでした。

――そんな環境だったのに、なぜ美容師の道へ?

それまでの反動かもしれません(笑)。
大学へ進学すれば「やりたいことが見つかるかな」とも考えましたが、私が大学に行って「ちゃんと勉強するんだろうか」と不安になって。私の性格から「きっと怠惰な4年間を過ごすんだろうな」っていうのが想像ついちゃったんです。学費がもったいないですよね。

――すごく冷静に自己分析なさるんですね(笑)。他にやってみたいことはあったんですか?

実は空港で接客業務をするグランドスタッフになりたかったんです。でも英語が苦手で(笑)。

他になりたいものを考えていたときに、思い出したのが実家の近くに私たち三姉妹と母が通っていた美容室でした。雰囲気がものすごく居心地がよくて、その空間がすごく好きでした。小さい頃はビデオを見ながら順番を待っていた楽しい思い出も強かったからだと思います(笑)。ふとその美容室のことを思い出して、「美容師になるのもいいな」と思い立ちました。

――きっととても素敵なサロンなんですね。

オーナーもすごくいい方で、第二の母みたいな感じでした。

――地元が名古屋なのに、なぜ東京のサロンに就職を?

地元は好きなのですが、高校生の頃から「地元から離れたい」という気持ちが強かったんです。高校も剣道部があったことも理由の1つですが、わざわざ家から遠い学校を選んだんですよ。おかげで通学に往復3時間近くかかって、ちょっと後悔しましたけど(笑)。

――就活をするのにも、東京のサロンだと大変だったでしょう?

勉強と就活を兼ねて、専門学校に通っているときは都内のサロンに通っていました。SNSで評判になっているサロンをチェックして、月一のペースで行っていました。

――その中に「ここで働きたい!」というサロンがあったんですか?

ありました。いろいろなサロンへ行きましたが、「ここ!」と思えるサロンが見つかってからは他のサロンへは行きませんでした。

最終面接まで進んだものの落選。新たな気持ちでbroocHへ

いろいろな情報がどこよりも早く入ってくる東京で働きたい!と思っていたそう。

――「ここで働きたい!」と思うサロンが見つかって、その気持ちは伝えましたか?

もちろんです。お店の方たちも応援してくださって、心強かったです。でも、残念ながら最終選考で落ちてしまいました。

――ショックだったでしょう?

そうですね。かなりショックでしたね。しかも最終選考まで進んでいたので、他のサロンを受けるにも、もう応募を締め切っているところがほとんどでした。そのときは焦りと不安で「もう少し早めに落として欲しかったな」と思いました(笑)。

――何月くらいですか?

確か10月くらいだったかと。まだ選考を締め切っていないサロンを6社くらい見学したり、資料を取り寄せたりしていました。

そんなとき、たまたまSNSで見つけた「Koti by broocH」で髪を切りに行ったんです。サロンの雰囲気がとても居心地が良くて、自分がここで働いている姿が想像できました。

――運命的な出会いですね。

今から考えると、第一志望だったサロンのスタイルは私の雰囲気ではなかったかもしれません。broocHの雰囲気の方が合っていると思います。

まだ二次募集をしていたので、学校の先生と相談してこちらを受験することに決めました。

――最終選考で落ちたとき、東京以外の場所で就活することは考えなかったんですか?

そこはブレませんでした。東京はいろいろな情報はいち早く入ってくる場所なので、働くなら東京だと決めていました。

就活で第一志望だったサロンを落ちたものの、broocHに入社が叶った野村さん。

後編では、「誘われたら断らない」を繰り返して人脈を築いたこと、不器用ながらトップスタイリストの専属アシスタントを志願したこと、悩みや壁に突き当たったときの対処法について伺います。

撮影/森 浩司

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Sraw
住所:東京都渋谷区代官山町13-4 ヴォーグ代官山Ⅱ2F
電話:070-6649-7131

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