メイクのポイントを伝授！！！ ナベメイク人気の秘密＃２
美容室『AnZie』の渡辺一正さんがつくる“ナベメイク”がSNSから話題に！ 前半では、ナベメイクのブームを生み出す源を伺いました。後半では、ナベメイクのポイントや使用するメイクアイテムなどをご紹介します。
ナベメイクとは？
美容室『AnZie』のトップスタイリスト渡辺一正さんがつくるメイク。インスタグラムで公開している分かりやすい動画で一躍人気に。プチプラコスメを使ったメイクや女らしいメイクが大好評。
――ナベメイクをつくる上でのテーマやポイントなんですか？
「ずばり“あざとさの一歩手前”です（笑）。あざとすぎてしまうとわざとらしい感じになってしまうし、すっぴん風だと物足りないので、そのちょうど中間に見えるようなメイクを心がけています。ポイントは、肌のツヤ感は絶対！ 色も意識はしていて、“赤”はよく使っています。粘膜や唇、血管が“赤”なので、馴染みやすく映えやすい色でよく使っていますね」
――各パーツのナベメイクポイントを教えて下さい。
【ベース】
「もっとも大事なのが、ベース。肌をいかに綺麗に見せるかにこだわっていて、クリームを塗ったりして水分量を確保すること、ハイライトでツヤを出すこともナベメイクの鉄板ポイント！ RMKのグロースティックはマストアイテムです。塗る箇所は、黒目の上のアイホールから“つの字”に入れるとツヤ感が綺麗に出ます。逆に、鼻筋に入れるとあざとさが出てしまうのでNGです」
【アイメイク】
「目元はアイホール全体に塗ること。アイホールにグラデーションを入れて、二重ラインにシャドウを濃くのせるベーシックなやり方がポイントです。目尻の三角形の部分にアイシャドウを埋め込むと、目がとっても大きく見えるのでオススメ！ アイラインも全部にびしっとは入れないで、黒目の内側から目尻にかけて入れることが多いです」
【チーク】
「“チークレスメイク”が流行っているように、目と口の色で遊ぶことが多いので最近はあまり入れていません。もしチークを入れるとすれば、頬骨から外側に入れることが多いです。ただ、人それぞれパーツの位置や肌色が異なるので、人によって使う色や入れ方は変えています」
【リップ】
「スリーのリップペンシルで、縁取りを描いてからリップをのせると失敗することがないのでオススメ！ 同じリップを唇にのせ続けると、唇が荒れたり、色も滲んでしまう人も多いはず。そんなときも、リップペンシルを唇にのせるだけで色が綺麗にのりますよ。」
――渡辺さんがオススメするヘアオーダー方法があれば教えて下さい。
「ちょっと前にシースルーな前髪が流行ったと思うんですけど、シースルーにしすぎると乾燥して、膨らんだりすごくセットしづらいんです。なので髪のラインをきちんと見せつつ、束感を強調した“ぷつっとバング”がオススメ！ 髪の毛のすき間はちゃんと見えつつ、シースルーにしすぎないと扱いやすいです。ヘア全体だと、髪の毛の厚さはあっても中に空気が入っているような自然なヘアはお気に入りです」
――メイクをもっと楽しむためのコツは？
「自分が気に入ったメイクを繰り返すことが多いと思うんですけど、変化することを恐れずにいろんな色やメイクに挑戦すれば、もっと楽しくなると思うし、新たな自分にも出会えると思います。変化を求めながらいろんなヘアメイクに挑戦してみてくださいね！」
渡辺さんのインスタグラムにナベメイクがより分かる動画が載っています。ぜひチェックしてみて！⇒https://www.instagram.com/kazuanzie/
取材・文／梅澤暁（レ・キャトル）
カメラマン／中村早
Profile
渡辺一正さん
「AnZie」Top Stylist 副店長
ナベメイク考案者。独自のヘアやメイクをネットで発信し、数多くのファンから支持を受けている。近年では、サロンワークを中心に様々な媒体に取り上げられるなど幅広く活躍中。
Instagramアカウント：kazuanzie（https://www.instagram.com/kazuanzie/）
Salon Data
AnZie(アンジー)
お店のコンセプトでもある「A to Z」（あらゆる、すべて）のお客様に対し、誠実でいられるようにスタイリスト全員が技術や世界観にこだわり努力し続けているサロン。「クオリティスタンダード」をモットーに、ヘアスタイルだけでなく、メイクやファッションなどのトータルバランスを見て似合うスタイルを提案している。
東京都港区北青山3-14-8 Gビル北青山01-B1
http://www.anzie.jp/
