入社半年で退社。ここから常識破りの美容師人生がスタート【PELE代表・RYUSEIさん】#1

人生は決断の連続。「この判断は間違っていたのか」と不安になることもあるでしょう。

今回ご紹介するPELE代表のRYUSEIさんも、さまざまな局面で決断し、すべてをプラスに変えていったおひとり。

前編では、プロのサッカー選手を目指すのを止めて美容師になろうと決めた理由、有名サロンに入社したものの半年で辞めてしまったこと、同級生とサロンを立ち上げて予約の取れない人気店に育てたこと、技術面の不安を感じてイギリスへの留学を決めたことなどをお話しいただきます。

RYUSEI'S PROFILE

お名前 

RYUSEI

出身地 

山梨県

出身学校 

資生堂美容技術専門学校

憧れの人

クリスティアーノ・ロナウド

プライベートの過ごし方

セレクトショップで服を見る

趣味・ハマっていること

旅すること

仕事道具へのこだわり

手に馴染むオリジナルのシザーを開発

大学→プロサッカー選手の道から美容師になる道を選択

仕事道具にこだわるあまり、オリジナルの「PELEシザー」を開発。手前がRYUSEIさんの手に馴染む「RYUSEIモデル」。

――RYUSEIさんはもともと美容に興味があったんですか?

実はそれほどなくて、高校を卒業したら大学に進学してプロのサッカー選手になるつもりでした。僕の父も大学卒業後にサッカー選手になったので、同じ道を歩むものだと思っていました。

――それがなぜ?

サッカー選手になるには休日を返上して練習をするのが仕事。どんなに辛くても練習しなければうまくなれません。

当時は、美容師ならそんなに辛い思いをしなくてもプロとして認められると思っていたんですね。正直、美容師という仕事をなめていました(笑)。

――そうかもしれません(笑)。

両親そろって教師ということもあって、大学に進学しないで美容師になる選択は予想外だったと思います。それで「専門学校に進学したら常に1番をとること。成績が落ちたら学校を辞めさせる」という条件で、許してもらいました。

――1番ですか!?

同級生の中には遊んでいる子たちもいましたが、僕はかなり真面目に授業を受けて、首席で卒業しました。

最初から美容師になりたかったわけではありませんでしたが、20代初めの頃にはこの仕事は天職だと思えるようになりました。

有名サロンを半年で退社。仲間と立ち上げたサロンが大評判に

「やりたい」と思ったら、すぐ行動に移しているそう。

――学校を卒業後は?

都内の有名サロンに就職しました。

カリキュラムがしっかり決まっていて教育担当のスタッフが教えてくれるんですが、それが我慢できなかった。僕としては売上を作っている実績のある人から教わりたかったんです。

――なんとなく分かります。

社長に直談判しても変わらなかったので辞めました。

――どのくらいお勤めでしたか?

半年です。その後、同じ年代の仲間と「Eden」を立ち上げました。

僕と同じように入社早々サロンを辞めた問題児ばかりが集まりました(笑)。

――集客は?

SNSに上げていた動画がバズって、興味を持った方がいらしてくださったんです。

――どんな動画を?

女性が本当に知りたい情報は何かを考えて上げていました。例えば、市販のシャンプーランキングとか。今考えれば美容師としてはタブーなことですが、若いからできたことですね。

――Edenはいつまで?

1年半です。その間に「サロンの運営を任せたい」というお話をいただいたんです。

有名サロンを辞めた人たちも参加するという話だったので、僕自身、勉強になると思って引き受けました。

――すごく恵まれていますね。

そうでもないですよ。当時はスタッフたちの方が僕より売上があったので、店の掃除を朝晩やらされていました。そのうち僕の売上が多くなって掃除から解放されましたけど。最初の1か月は強烈な洗礼でしたね。彼らには彼らのプライドがあって、シンプルだけど分かりやすい。

――RYUSEIさんは代表なのに容赦なかったんですね。

そのうちスタッフはどんどん辞めていって、僕ひとりで担当した時期もありました。

――サロンの広さは?

18席です。僕ひとりでは続けられないので、資生堂美容技術専門学校の同級生に声をかけて、スタッフを増やしていきました。

技術の裏打ちを求めて、イギリスへの留学を決意

留学時の生活費はSNSの収入が役立ったそう。

――この時点ですでに人気も実力も広く知れ渡っているのに、なぜ留学を?

SNSのフォロワーもけっこういたし、取材を受ける機会もありました。でも、自分の中で「学んだ証拠」が欲しかったんだと思います。それでイギリスの「ヴィダル・サスーン・アカデミー」に留学することに決めました。

――収穫はありましたか?

今まで感覚的だったのものが、理論的に「こうしたらこうなる」というのが分かったのが大きい収穫ですね。

――留学すると学費も生活費もかかります。

学費は両親が出してくれました。うちは「学び」に関しては際限なく応援してくれるので。

それ以外の費用は自分で準備しました。SNSのフォロワーが多かったので、生活費は問題ありませんでした。留学中も1日に7本ペースで投稿していましたし(笑)。おかげで6万くらいフォロワー数が増えました。

――いろいろな面で収穫があったんですね。ご両親も素敵です。

いい意味で超放任主義なんです。両親とも教師ですが「勉強しろ」と言われたことは一回もありません。ただ「勉強したい」と言えば、応援してくれる。心から尊敬しています。

型破りの美容師人生を歩み始めたRYUSEIさん。イギリス留学をしたことで、さらに自信を深めることができたそうです。

後編では、留学から戻り23歳で指名1050万円を達成したこと、ご自身のサロンPELEを立ち上げたこと、次々と4大都市に支店を展開している理由について語っていただきます。

撮影/森 浩司

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PELE HARAJUKU
住所:東京都渋谷区神宮前6-15-13 原宿古屋ビル2F

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