浅見亜紀 interview #2:綺麗になりたい女性を後押しする存在に
福岡のビューティサロン「somnia」を経て、舞台を全国に広げ、自身のジュエリーセレクト「Karen」をオープンさせた浅見亜紀さん。「Karen」では「ヨガジュエリー」という独自のカテゴリーを生み出し、美を追求する女性をさらに輝かせるアイテムを提案しています。「女性のきれいにすること」を大切にし、アイデアとチャレンジで展開を広げる浅見さんに、今思う「女性の美」について伺いました。
経験を重ねたどり着いた、新しい美のアプローチ
――「ヨガジュエリー」の周囲の反応はいかがですか?
「今までヨガ専用のアクセサリーというと数珠のようなブレスレットや、自然の素材を強調した少しごつごつしたアイテムが多いんです。だから取扱うヨガジュエリー『LeeLoo Bird』のような華奢なデザインのものは目新しく、普段使いにも愛用するくらい、気に入ってくださる人が増えています。あとデザインで言えば、日本にはなかなかないアシンメトリーのデザインも評価が高いですね。ヨガをしているときのファッションって、肌を見せるものや、ボディラインがわかるようなものが多く、鏡を見ながらレッスンをするスタジオが多いです。そこにキラっと輝くアイテムが目に入ると、つらいポーズの合間とかでも、気持ちが嬉しくなりますよね。そこに共感してする人が増えて、徐々に認知も高まったのではないかと思います。」
――今後「ヨガジュエリー」以外も検討中だとか?
「リラックスウエア『aise』を取り扱い始めました。アイテムは上質な素材感で、シルエットが美しく、リゾート気分を味わえるようなデザインのものばかり。やはり、今までの経験を経て、ただアパレルのアイテムを取り扱うのではなく、ヨガや女性の美を意識したファッションアイテムに着目してしまいます。」
ごまかさないことこそ本当の美しさ
――浅見さん自体、somnia時代から女性の美に対する意識の変化はありましたか?
「somniaを経て、というのもあるですが、単純に自分が歳を重ねて『いいものはいい』という考えが洗練されたと思います。値段が高いものや希少なものはそれなりに理由がありますし、それをきちんと還元する効果や機能があります。女性も同じで、品があって、女性らしい曲線美を美しく見せることができる人は、女性の価値を高めているような気がして、素晴らしいと感じます。日本人だと体がすこしふっくらした、たるんできたと感じたら、服装で隠してしまうでしょう。でも海外の人は逆で、あえて強調したり、肌をみせたりするんです。ごまかして美しくみせるのではなく、ありのままを見せる強さが、美を感じさせるのだと思います。」
全国に誇れる、福岡女性の美しさの魅力
――福岡から名古屋、東京へと舞台を変え見識の変化はありましたか?
「女性の美、という視点で考えると、福岡は断然、美への意識が違うと思いますね。名古屋や東京で街行く人を見て『福岡の女性のほうがきれい!負けてないぞ!』と思うことが良くあります。今までずっと福岡にいたから愛着からというのもあると思いますが、お世辞抜きで福岡の女性は美しい!と胸を張って言えますね。」
福岡から舞台を全国に変え、より多くの女性を美しくしたいと奮闘する浅見さん。世界中にアンテナを広げ、新しいアイテムを取り入れていくことで、自身のセレクトブランド「Karen」をどんどん拡大させています。また浅見さんの強いコンセプト力も注目され、取り扱いを希望するサロンやヨガスタジオも多く、認知も広がり、ますます目が離せない存在です。女性の美意識の変化とともに、浅見さんの活動にも期待したいと思います。
Profile
浅見亜紀さん
福岡県出身。看護師、アパレルショップオーナー、ビューティスタジオオーナーを経て、ジュエリーセレクトを行い、全国世界を飛び交う。珍しい「ヨガジュエリー」が全国の美容系サロン、スタジオに注目され、認知を高めている。
浅見亜紀 interview #1:型にはまらない、女性をきれいにする仕事を>>