エステティシャンの仕事をきついと思う8つの理由とは? つらくなった時の対処法を紹介
お客様に美や癒やしを与えるエステティシャンの仕事ですが、楽しいばかりではなく、きつい・つらいと感じる場面もあります。では、どんな面がきついのでしょうか。つらさを感じる理由や対策方法を知り、長く活躍できるエステティシャンを目指しましょう。
エステティシャンの仕事をきついと思う8つの理由とは?
キレイになりたい女性のお手伝いをすることで、施術後の達成感ややりがいを感じるエステティシャンが多い反面、仕事がきついと思う人もいます。そこで、どんな面でつらさを感じるのかを理解しましょう。
1. 施術に体力を使う
エステの施術中は立ちっぱなしになることも多く、一日の仕事が終わると足腰がパンパンに張ってしまうことがよくあります。施術に体力を使い、消耗が激しい仕事です。
2. ノルマがつらい
ノルマを課しているエステサロンも多いです。例えば、エステの施術後に使うアフターケア用品や化粧品といった「物品販売」のノルマと、お客様に継続して通ってもらう「契約ノルマ」があります。
お客様は施術を受けにサロンに来るため、商品が売れにくいことも。売れなかった時などは自分で買い取らなければならないケースもあり、金銭的な負担もかかります。
3. お客様からのクレーム
エステティックはお客様との距離感が近い分、クレームも発生しやすいです。エステティシャンの半数近くが「クレームを受けた経験がある」という驚きの報告もあります。
しかし、クレームの内容を知ることで未然にトラブルを防ぎやすいうえ、お客様の意見を取り入れて、より良いサロン作りを目指すことにも繋がるでしょう。
4. 残業が多い
施術の時間が延びる、閉店後に事務処理を行うなどによって残業が増えることもあります。ただでさえ立ちっぱなしで疲れを感じているなかで残業が続くと、きついと感じる人も多いようです。
5. 職場の人間関係
エステティシャンは特に女性の多い職場で、スタッフ全員が女性というところも多く、女性特有の複雑な人間関係が作られている場合があります。
もちろんどこのサロンも人間関係が悪いというわけではなく、女性同士の高い結束力によってアットホームな雰囲気のサロンも多くあります。
互いにコミュニケーションをしっかり取って、先輩の注意やアドバイスにしっかり耳を傾けるなどの努力をすることも、良好な人間関係には大切です。
6. 常に美意識を高く保たなければならない
エステティシャンは、美を提供するプロとして、自身も常に美意識を高く保たなければなりません。体力の消耗が激しく、残業もあってゆっくりと体を休めにくいなか、美を維持するのはなかなか大変なもの。自己管理にきつさを感じてしまう人もいます。
7. 土日休みがとりにくい
エステはサービス業で週末や祝日が繁忙期のため、土日祝日の休みがとりにくく、家族や友達とのスケジュールが合わないことも多いです。その結果、「みんなが休んでいるときに休めない」「一緒に遊べない」という不満やつらさを抱えてしまいます。
8. 給料が安いサロンがある
「労働に対して給料が見合わない」と不満を感じる人もいるようです。
求人サイト「リジョブ」での2024年1月現在の給与データでは、エステティシャンの正社員スタッフの月給は約21~35万円でした。これだけでも、高いところと低いところで14万円もの違いがあります。
また、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、エステティシャンを含む職業の年収は約322万円。しかし、歩合制の報酬やインセンティブなどにより給与幅が大きく、約280~700万円ともいわれています。
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仕事がきついと思った時の対処法
では、エステティシャンが仕事がきついと思った時にどうすればいいのか、対策を見ていきましょう。
1. 信頼できる相手に相談してみる
まず、職場の上司や同僚、友人など、信頼できる相手に状況を話して相談する方法です。頼れる相手がいるだけでも心強いうえ、自分とは違った目線でアドバイスをもらえて気持ちが軽くなるかもしれません。
2. サロンに改善してもらう
勤務時間や残業などの労働環境に関する悩みは、サロンに状況を話して改善を求めるのもよいでしょう。スタッフ同士で意見を出し、調整し合って解決できることもあります。
3. リフレッシュする・休息をとる
体力や精神的なストレスの問題は、できるかぎり休息をとってリフレッシュしましょう。つらさを溜め込んでいては、自分がきついばかりで解決にはなりません。おいしいものを食べる・ゆっくり温泉に入る・趣味に打ち込むなどして、気分転換を心がけてみてください。
4. 初心を思い出す・やりがいについて考える
エステティシャンの仕事もきついことばかりではないはず。仕事を始めた時の気持ちを思い出したり、やりがいを考えたりしてみてはいかがでしょうか。エステティシャンという職業の楽しさを見直せば、つらさも吹き飛ぶかもしれません。
5. 経験やスキルを活かして転職する
どうしても今の職場ではきつさや悩みが解決できない場合、より条件の良い職場に転職するのもひとつの手。同じような業界であれば、これまでの経験やスキルを活かして働けるため、即戦力として期待されて有利になりやすいでしょう。
自分にぴったりの職場を探す2つの方法とは?
エステティシャンとして転職する際、自分にぴったりの職場を探す方法として、2つのやり方を紹介します。
1. 転職エージェントを利用する|美容系に強いエージェントがおすすめ
一つめは、求職者の相談に乗り、応募や面接対策など就職までのさまざまな活動を支援してくれる「転職エージェント」を利用する方法。多数のエージェントがありますが、美容業界を得意とするエージェントがおすすめです。
2. 求人サイトで探す|美容系に強い求人サイトがおすすめ
二つめは、ハローワークや民間企業などが提供しており、多くの求人情報が掲載されている、求人サイトを利用する方法。自分で検索条件を決めて仕事を探せることがメリットです。
エステティシャンの転職には、美容に強い「リジョブ」のような求人サイトがぴったりでしょう。
履歴書をうまく書くには? 基本的な書き方と志望動機を押さえよう
ここでは、エステティシャンが求人に応募する際の履歴書のポイントを押さえましょう。
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基本的な書き方のポイントとは?
履歴書を書く際は、以下の点に気をつけてください。
・手書きする場合は丁寧な字で書く
・書き間違えても修正液は使わない(下書きするとよい)
・誤字脱字に注意する
・資格名などに略称は使わない
・年は西暦か和暦かで統一する など
志望動機には何を書けばいいの?
つづいて、エステティシャンの履歴書でチェックされやすい「志望動機」欄に書くべき内容を解説します。
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エステティシャンを目指した理由
まず、なぜエステティシャンになりたいのかという理由を伝えます。世の中に数多くの仕事があるなかで、ほかでもないエステティシャンを選んだのはなぜか、自分の体験談なども交えて書いてみてください。
そのサロンを選んだ理由
次は、なぜそのサロンが良かったのか、その志望先を選んだ理由です。エステサロンもたくさんあるので、他社ではダメな理由、自分にとってのその志望先ならではの魅力を伝えます。
企業側は長く活躍してくれそうな人材を求めているので、「ここで働きたい」という強い熱意をアピールすると好感触に繋がるでしょう。
サロンにどんな貢献ができるか
最後に、入社したあとに、自分がサロンに対してどのように貢献できるのかをアピールすることも大切です。自分の強みやスキルを伝え、どう活かすかを具体的にイメージして伝えましょう。
好印象を与える面接のポイントとは?
エステティシャンの採用面接でのポイントも頭に入れましょう。
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身だしなみやマナーをおさらいしよう
面接当日は、10分前には会場に到着しましょう。会場が遠い場合など、万が一に備えて早めに行動することが重要です。また、面接時の身だしなみも大切。服装はスーツ、場合によっては私服可ですが、清潔感のあるビジネスに適したものにしてください。
受け答えの際は笑顔ではっきりと話し、挨拶やお礼もきちんと伝えましょう。
よく聞かれる質問に答えられるようにしておこう
エステティシャンの面接では、聞かれやすい質問があります。前職の転職理由や志望動機、過去の経験など、質問されたことにスムーズに答えられるよう、前もってしっかり対策しておくことも大事です。
エステティシャンとして輝ける職場を探そう!
エステティシャンは表面上華やかに見える職業ではありますが、実は体力勝負の重労働です。お客様をキレイにするために、逆に自分の体や精神がつらくなる場合もあります。
きついと感じる原因は多岐にわたるため、問題の解消が難しければ、思い切って転職するのもありでしょう。
新しい職場探しには、転職満足度が98%※と非常に高い美容求人サイト「リジョブ」の利用がおすすめです。
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※ リジョブ経由で採用された1,242名を対象に実施した満足度自社調査より(実施期間:2023年2月8日〜2023年3月8日)