スキルアップできる環境を求め2回の転職。理想の職場探しのポイントは「向上心」「BUMP GINZA」山口悦弘さん
ショートスタイルを得意とし、銀座の一等地で多くのお客様から支持を得る「BUMP GINZA」。スタッフ全員がショートや白髪ぼかしの高い技術を身につけており、大人の女性に人気のサロンです。
今回登場していただくのは有名サロンで経験を積み「BUMP GINZA」にたどり着いたスタイリストの山口悦弘さん。自分に合った職場の探し方や新人時代の苦労から学んだことを伺います。
前編では課題を解決するために行った転職活動や、新人時代に経験した苦労とその乗り越え方にてお話を伺いました。現在心地よく働けているという山口さんがどのようにして理想の働き方を手に入れたのかを深掘りします。
今回、お話を伺ったのは…
「BUMP GINZA」
スタイリスト 山口悦弘さん

栃木県出身、国際文化理容美容専門学校卒業。2011年4月から約5年間「NOZ六本木」に勤務。その後約6年間「ALBUM渋谷店」で経験を積み、2022年7月に株式会社BUMPに入社。「BUMP GINZA」にてショートスタイルを中心に多くのお客様を担当している。
自身の課題を解決できるサロンを探し2回の転職を経験

――美容師になったきっかけを教えてください。
中学生の頃に美容に興味を持ち、卒業式で友人のヘアセットをしたのがきっかけです。みんなの喜ぶ顔といつもとは違うスタイルを作り出せた達成感が忘れられず、美容師を志しました。
――「BUMP GINZA」の前に2回転職されているとのことですが、1社目の「NOZ六本木」を選んだ理由と転職のきっかけを教えてください。
スキルの高い方々に囲まれて成長したいと思い、有名店を中心に就職活動を行った結果「NOZ六本木」に採用していただきました。代表の野沢道生さんのアシスタントにつき、技術だけでなく接客や社会人の基本的なマナーなどさまざまな面で鍛えていただいたと思います。
一方で自分の集客がなかなかうまくいかず、集客力の高い美容師が多いサロンで勉強をしたいと思ったのが転職のきっかけです。また、当時はブリーチカラーの技術を高めたいという気持ちも強かったので、カラーに力を入れている「ALBUM」を選びました。
――「ALBUM渋谷店」では山口さんが望んでいた集客力とカラー技術の向上はできたのでしょうか?
はい。集客面では指名以外のお客様もたくさんいらっしゃって、サロン全体でも力を入れていることがわかりました。しかし自分の力不足もあったとは思いますが、若いお客様が多く、リピートにつながりにくかったり、単価が安かったりと課題も見えてきたんです。
またカラーの技術力自体は上がったのですが、その分スキルの高いライバルも多く、個人の売上が上げられないことにもどかしさを感じるように。
ちょうどその頃、美容業界全体でショートのスタイルが流行り始め、今度は苦手なショートスタイルの技術を鍛えたいと思い「BUMP」への転職を決意しました。
向上心を持つことで理想の職場が見えてくる

――実際に「BUMP GINZA」で働いてみて、山口さんの課題は解決されましたか?
はい。「BUMP GINZA」はサロン全体でショートスタイルを得意として売り出しているので、入社して以来技術力が上がり続けています。「BUMP」の代表が若手社員にカットの技術を教える月に1回の勉強会をはじめ、週に1度のスタイリストによる研修、さらに希望者を募って営業後に練習会を行うなど、店舗全体でスキルアップができる機会が設けられており、僕もそのおかげで苦手だったショートの技術を身につけることができました。
もちろん僕より上手いスタッフがたくさんいるので、もっと追求していくべきだと考えています。
――ご自身の目的やスキルに合わせて働く場所をうまく変えていますが、理想の職場を見つけるためにはどうすればいいと思いますか。
転職に関係なく「美容師としてアップデートしていく」という向上心を常に持つことが大切です。そうすることでその時に必要な情報や経験が自ずと見えてくるはず。それがサロン内で達成できるのであればその場で努力するだけですし、難しければ転職もひとつの手段として検討すればいいと思います。
僕は技術力や集客力を向上したいと思い、転職をしました。おかげで「BUMP GINZA」ではスキルを高めながらとても心地よく働けています。
――具体的にはどのようにしてサロンを探したのですか?
最近はSNSでサロンの技術と雰囲気がわかるので、そこでリサーチをしたり、美容師仲間に希望を伝えて情報を集めたりしました。
お客様の笑顔を想像し、辛い時期を乗り越える

――これまでの美容師人生のなかで苦労した経験を教えてください。
「NOZ六本木」でスタイリストとして働いていた当時は休みがなくて苦労しました。休日も野沢さんについてヘアメイクの現場に行ったり、ヘアショーのモデルさんを探したりと仕事ばかりしていた気がします。時には泊まり込みで練習をすることも。
仕事と練習は好きで、先輩も丁寧に教えてくれたので、それ自体は苦痛ではなかったのですが、それが1年くらい続いたときは体力的にとても辛かったです。
――どのようにしてその辛い時期を乗り越えられたのですか?
自分が成長するため、お客様に喜んでもらうための試練であると自分に言い聞かせて乗り越えました。「仕事が好き」という気持ちはずっと持ち続けていたので、そのおかげでポジティブなマインドになれたのだと思います。
――それでは「BUMP GIZA」に入ってから大変だったことはありますか?
入社前に、「ALBUM渋谷店」を辞める前から掛け持ちをして練習に来ていた時期は大変でした。
「ALBUM渋谷店」で20時まで働いて、その後こちらに移動して終電まで練習する日々が続いていて。それも苦手なショートの技術を身につけるため、入社後にお客様に満足してもらうため、とポジティブな気持ちを持って乗り越えました。
入社してからはきちんと休みをとり、メリハリをつけて楽しく働いています。
――山口さんのポジティブな考え方、とても素敵だと思います。そのモチベーションを保ち続けるためにはどうすればいいのでしょうか?
常にお客様のことを考えながら仕事を行うことが大事だと思います。自分の時間を削ってでも練習をしたり、目標を高く掲げたりする理由はお客様の笑顔が見たいから。実際に喜んでいただいたという成功体験を積み重ねることが自信やモチベーションの維持につながっています。
後編では努力の結果得られた仕事のやりがいや、現在苦労をされている方に対してのメッセージをご紹介します。
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BUMP GINZA
東京都中央区銀座5-9-1 銀座幸ビル9F
03-6263-0408

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