学び・キャリア 2025.08.15

あえて手技は統一しない。スタッフの個性を大切にした施術と環境作り「指ラックス」今井さん

日本の美容業界を支える企業の魅力を紹介する本企画。今回ご登場いただくのは、高度な技術力を持つセラピストが多く集まるリラクゼーションサロン「指ラックス」です。

「指ラックス」は2008年創業で、渋谷に1号店を出店したところからスタート。提供する手技をあえて統一しない、スタッフの個性を活かした施術が多くのお客様の心をつかんできました。現在は新宿や渋谷、池袋などの都内中心地に5店舗展開しています。

今回は「指ラックス」渋谷西口店でセラピストとして働く今井さんに、「指ラックス」で働くことによって成長できた点などについてお話しを伺います。前社の事業撤退をきっかけに転職活動を始め、「指ラックス」にたどり着いた今井さん。手技の統一をしていないため、これまでの経験を活かして働ける点に惹かれて入社を決めたといいます。

今回、お話を伺ったのは…

「指ラックス」セラピスト

今井さん

東京都出身。2013年に「指ラックス」へ入社。2020年の産休取得までは店長を務めており、現在は子育てをしながら働くママさんセラピスト。

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【スタッフインタビュー】不安だった療養期間。手厚いサポートが心を軽くしてくれた

――就職してみてどんなことを感じましたか？

サポートが充実していると感じました。もともとセラピストとして働いていたのですが、それまでの勤務場所はフィットネスジムや旅館といった施設内で、専門店での経験がなかったんです。そのため予約管理やお客様の案内、電話対応などの受付作業に対して不安があったのですが、先輩たちが丁寧にサポートしてくれたので安心して成長できました。

また、私が仕事中に手首を痛めてしまったときの対応は印象的です。手術が必要だったうえに、およそ1ヶ月のギブス生活を余儀なくされてしまい、初めは復帰できるのか、復帰後もこれまで通り施術できるのかと不安でいっぱいでした。

でも、社長が頻繁に連絡をくれたり、傷病手当など利用可能な国の助成金制度を調べてくれたりしたので、療養に専念できましたし、安心して復帰ができました。ここまで親身になってサポートしてくれる企業は数少ないと思います。

――素敵な企業文化ですね！

企業文化でいうと、スタッフファーストも魅力的だと思います。社長はスタッフの働きやすさを第一に考えていて、日ごろから仕事はもちろん、プライベートの相談にも気軽に乗ってくれます。そのコミュニケーションをもとに、スタッフ1人ひとりが働きやすい環境も作ってくださるんです。私が産休に入る前の時期には、身体に負担がかからないように入客や施術内容を調整してくれました。

――スタッフ1人ひとりに合わせた働きやすい環境があるのですね。

はい。現在、子育てをしながら働く私のために時短勤務の制度も用意してくれましたし、子どもの発熱などが理由で当日欠勤や急な送り迎えが必要になったときも柔軟に対応してくれます。スタッフがお互いに支え合うという文化が現場に根付いていて、ほかのスタッフが快く対応してくれるのもありがたいです。

■今井さんが働きやすいと感じている「指ラックス」の魅力

1.業務時間内外の手厚いサポート
2.スタッフファーストを実現した環境
3.スタッフ同士が互いに支え合う文化

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あえて手技は統一しない。個性的な施術がお客様満足につながる

「指ラックス」の魅力は、スタッフの個性を大切にしていること。代表取締役の三上さんは「経験と個性を活かしたサービス提供はお客様の心に響き、最終的な満足にもつながるのではないかと。そのため、施術で使用する手技はスタッフに一任しています」と話します。カリキュラムはスタッフ1人ひとりに合わせた内容になっており、技術に不安がある場合は、担当者とおよそ1ヶ月間かけて業務時間内に研修します。一方で自信のあるスタッフは即日入客も可能です。

◼︎ここに注目！「指ラックス」の自分らしく働けるポイント

・あえて手技を統一しない
・雇用形態が幅広く充実

現場で働く今井さんは、「気軽に新たな手技を導入しやすいため、学ぶことへのモチベーションを維持できる」と語っていました。スタッフ全員の施術が異なるからこそ、互いに手技を教え合うことが多く、同店舗のスタッフが持つ手技をすべて吸収することもできるそうです。実際に、今井さんも周りの影響を受けて技術の幅を広げており、現在はタイ古式や整体、リフレクソロジーなど数々の知識と手技をミックスした施術を提供しています。

また「指ラックス」は雇用形態が幅広く、正社員、業務委託、パート・アルバイトから自分に合った働き方を選択できるうえにダブルワークも可能です。さらに自由シフト制を採用し、連休も取得可能。仕事でも、プライベートでも自分らしい生き方を実現できます。シフト調整の関係で希望に添えないこともあるそうですが、1ヶ月間すべての土・日曜に出勤したスタッフに1万円を支給するなど手当も充実しているため、スタッフはやりがいを持って働けるそうです。

今井さんのお話しを伺うなかで、社長の三上さんはスタッフを家族のように守りたいという思いを強く持っている方なのだと感じました。働きやすいうえに、個性を尊重した環境があるのにも納得です。スタッフファーストの考え方で柔軟に変化し続ける「指ラックス」の今後にも注目です。