ジェルネイルは自宅でオフできる?ジェルネイルのセルフオフのやり方と知っておきたい注意点を紹介

ジェルネイルは2~3週間に一度メンテナンスが必要です。ホームケアをしっかりとおこなえば、ある程度は長持ちさせることができますが、爪の負担を減らして健康に保つためには、定期的にネイルを落として付け替えることが大切。

ネイルを落とす方法としては、サロンに行くか自分で落とすかの2通りがあります。基本的にはサロンでのオフが望ましいですが、ジェルネイルは正しい方法でオフすれば爪をあまり傷めずに済むので、セルフオフをされる方は正しい手順を知っておきましょう。

本記事ではソフトジェルネイルを落とす際に必要な道具、正しい手順と注意点などを解説します。

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ジェルネイルはセルフオフできる?

ジェルネイルにはハードジェルとソフトジェルの2種類があり、ハードジェルネイルはオフするにはジェルネイルを削る必要があり、知識と技術がない人がオフをするのは危険なので必ずサロンでオフするようにしましょう。

一方ソフトジェルネイルは、アセトンという溶剤を使用してはがすため、自宅でのセルフオフが可能です。ただし、ポリッシュを落とすほど簡単ではないため、正しい知識と必要な道具を準備する必要があります。

ハードジェルとソフトジェルの違いについては以下の記事で詳しく解説しています。
ハードジェルとソフトジェルの違いとは?それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説

ジェルネイルのセルフオフ、必要な道具は?

まずは、ジェルネイルを落とすのに必要な道具を揃える必要があります。アセトンをしみ込ませ一本ずつはがしていきますが、手間取ってしまうとうまくオフできない恐れがあるため、事前の準備が大切です。

ソフトジェルネイルのオフに必要な道具をチェックしていきましょう。

ファイル

まずはじめに、ジェルネイルを少し削るため、ファイルと呼ばれる爪やすりが必要です。リムーバーをしみ込ませるために表面に傷をつけるのが目的なので、100~150グリットの目が粗いタイプを選びましょう。

リムーバー

ジェルネイルを溶かす作用のあるアセトンが配合されたリムーバーを準備します。「ジェルネイルオフ」と記載されたものを選べば間違いありません。

リムーバーは揮発性のため、火気厳禁です。タバコの火やストーブなどの火気に近づけないよう十分注意しましょう。アセトンについては以下の記事で詳しく紹介していますので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。
アセトンの役割を再確認!ネイルリムーバーとして使う時の注意点とは|アセトンを使わない4つのネイルオフ方法

コットン

ジェルネイルにリムーバーをしみ込ませるのに使用します。爪にのせて使用しますが、アセトンが皮膚につくのはできるだけ避けたいので、爪より少し大きいくらいの大きさにカットしておきましょう。

一本分ずつ必要なので、10枚準備します。

アルミホイル

アセトンは揮発性のため、放っておくとどんどん乾いていきます。アセトンをしっかり爪にしみ込ませるため、コットンが乾かないようにアルミホイルを巻いておきましょう。

こちらも爪一本ずつに対して必要なので、10枚準備します。アセトンの揮発を防ぐため、隙間ができないように巻かなければいけません。大きすぎても扱いが大変なので、10cm四方くらいが目安。リムーバーを含ませたコットンを爪にのせてからアルミホイルをカットするのは至難の技なので、必ず事前に準備しておきましょう。

ウッドスティック(メタルプッシャーでも可)

溶かしたジェルネイルをはがすのに使います。アセトンをしみ込ませることでジェルネイルが浮いてくるので、ウッドスティックでやさしく突きながらはがしていきましょう。

ウッドスティックの代わりにメタルプッシャーでもかまいませんが、場合によって爪に傷をつけることもありますので、使用する際は注意が必要です。メタルプッシャーのメリットとデメリットは以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
メタルプッシャーのメリット・デメリットを再確認|メタルプッシャーのおすすめ商品を紹介

ピンセット

リムーバーのアセトンには、水分や油分を溶かす作用があるため、皮膚の潤いを奪ってしまいます。できるだけ指に直接つくのを避けるため、リムーバーをしみ込ませたコットンの取り扱いはピンセットでするのがおすすめ。

手荒れを予防するためにピンセットは準備しておきましょう。

ビニール手袋

アルミホイルの上からビニール手袋をすると、アセトンの揮発をおさえるのに役立ちます。さらにビニール手袋内部の空気が温まることで溶剤がしみ込みやすくなるというメリットも。

手を動かしたときにどこかに当たってアルミホイルがとれてしまうアクシデントも防げるため、準備しておくのがおすすめです。

マスク

ジェルネイルをファイルで削る工程で、「ネイルダスト」といわれる細かい粉がでます。これを吸い込むことによる、健康被害などは今のところ報告されていませんが、そもそも粉塵は吸い込まない方がよいです。ジェルネイルにはポリマーや添加物も含まれることも考えると、吸い込まないようにするに越したことはありません。

そこで、ジェルネイルのオフをおこなうときにはマスクを着用し、ネイルダストを吸い込まないように工夫しましょう。

オイル/クリーム

上述したようにアセトンを使用すると、爪や皮ふの水分・油分も溶かしてしまうため乾燥します。乾燥したままにすると、爪のヒビ割れや指先がカサカサになってしまうことにもつながるため、ネイルオフの後は保湿をしておくのがおすすめ。

キューティクルオイルやハンドクリームを塗って、保湿を心がけましょう。

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ジェルネイルのセルフオフの仕方を紹介

セルフでジェルネイルを落とす場合は、爪を傷めないように細心の注意を払わなくてはなりません。道具を正しく使い、手順に沿ってオフすることで爪や皮膚のダメージを最小限にすることができるでしょう。

ジェルネイルをオフする手順を紹介します。なお、セルフでオフする際は一度に両手をオフしようとせず、片手ずつおこなうのがおすすめです。

1.ファイルで表面を削る

ジェルネイルの表面をファイル(やすり)で削って傷をつけます。このとき、力を入れ過ぎて自爪まで削ってしまわないように気を付けましょう。カラーを重ねている場合は、ベースだけ残すイメージで軽く削ると削りすぎを防げます。

爪の表面にツヤがなくなる程度が目安。削った細かいネイルが舞い上がって散らばるのを防ぐために、湿らせたキッチンペーパーなどを下に敷くのもおすすめです。

アセトンをつける前に、爪の周りの皮ふにキューティクルオイルを塗っておくのがおすすめ。アセトンによる影響で乾燥するのを防ぐためですが、爪の部分につけてしまうとアセトンが作用しにくくなってしまうため、ジェルネイルにはつかないように気をつけなければなりません。

2.リムーバーをしみ込ませたコットンを爪に置く

アセトンを染み込ませたコットンをアルミホイルで巻いていきます。このとき、アセトンを素手で触らないようピンセットを使用しておこないましょう。

アセトンはすぐに揮発してしまうため、コットンにしっかり染み込ませるのがポイントです。浸し方は人によって異なりますが、アルミホイルの上にコットンを乗せて上からかける方法と、コップなどにアセトンを入れて、コットンに染み込ませる方法が多く使われています。

初めはアセトンの量の加減が難しいので、慣れないうちはコットン全体をリムーバーに浸す手段がおすすめです。

3.コットンの上からアルミホイルを巻く

アセトンの揮発を防ぐのが目的なので、隙間があいていたりコットンがはみ出していたりすると効果が薄れてしまうことも。アセトンがジェルにしみ込まなければ、きちんとオフできない恐れがあるため、アルミホイルをきっちり巻きつけます。

アセトンはすぐに揮発してしまうため、コットンにアセトンを浸す→アルミホイルを巻くの順で一本ずつやっていきましょう。

4.10~20分なじませる

アセトンでジェルを溶かすために10~15分前後放置します。アルミホイルからアセトンが流れ出たり揮発したりしないように、時間を置く前にもう一度アルミホイルがきちんと巻かれているか確認しましょう。

手を温めるとアセトンの浸透が早まるので、ビニール手袋をしたり、カイロなどを使用したりするとジェルが溶けやすくなります。特に冬はジェルが溶けにくくなっているため、手を温めることを意識すると、セルフオフの時間短縮になります。

時間がきたら一度ホイルをはがしてネイルが浮いているかをチェックし、浮いていないようならさらに時間を置きましょう。

5.浮いたネイルを除去

10~15分ほど置いてジェルネイルが柔らかくなってきたら、ウッドスティックかプッシャーでネイルを取り除きます。このとき、すべての指のアルミホイルをはがしてしまうのではなく、1本オフしてから次をはがすようにしたほうが、ジェルの再硬化を防ぐことができます。

ウッドスティックやメタルプッシャーで、ジェルを軽く削っていきます。無理にはがすと爪を傷つけてしまうので、ゆっくり丁寧に作業をおこないましょう。

全体的に上手くはがれないようなら、リムーバーの量や染み込み時間が不足している可能性があります。1~4の手順をもう一度おこなってみましょう。

6.ファイルで仕上げ

ジェルをはがし終わったら爪の表面や形をファイルやバッファーで整えていきましょう。少しだけジェルが残ってしまった場合は、ファイルを使ってジェルの部分だけ軽く削り落とせば大丈夫。

ジェルネイルのオフ後は爪の表面もザラザラしています。削りすぎると自爪のダメージになるため、でこぼこした部分をなめらかにする程度に軽く整えましょう。爪の先端にファイルを使う場合は、一方向だけに動かすことも大切です。

ジェルネイルをオフするときに注意すべきこと

ジェルネイルの手順などがだいたいわかったところで、オフの際に気をつけるべき注意点を紹介していきます。

ソフトジェルネイルのオフには揮発性の高い溶剤を使用するため、注意点もしっかりと理解して取りかかることが大切です。また、間違ったやり方でオフしようとすると爪自体のダメージになることも考えられるため、チェックしておきましょう。

1.無理やりはがさない

セルフオフの際は、決して無理やりはがさないことが重要です。無理にはがそうとすると爪の表面ごとはがれてしまい爪を傷めてしまいます。

アセトンが十分に作用していない状態で、力まかせに引きはがすことも爪のダメージにつながるため危険です。ウッドスティックやプッシャーをもちいてネイルを除去するときや、ファイルで爪の表面を削るときは、決して力を入れすぎないようにしましょう。

2.ジェルネイルのオフ専用のリムーバーを使う

マニキュアのオフに使用する除光液ではジェルネイルは落とせません。ネイルポリッシュ用の除光液でアセトンが含まれるものもありますが、ジェルネイルをオフするのに必要な濃度ではないため、必ずジェルネイル用のリムーバーを使用しましょう。

手持ちのリムーバーで見分けがつかない場合はネイリストに、購入時には販売店のスタッフにアセトンが入っているかを確認してもらうことをおすすめします。

3.火気は厳禁

アセトンは揮発性で引火しやすいため、火気は厳禁です。ジェルネイルをオフする作業は火の気のない場所でおこない、タバコの火やライター、ストーブやコンロの火などを扱わないようにすることも大切です。

4.換気は十分にする

アセトンを使用する際は換気をすることも忘れないようにしましょう。アセトンは揮発しやすい一方で、空気より重いという特性があります。揮発したアセトンは足元にたまるため、下の空気を吸いやすい小さな子どもやペットがいる場合は特に注意が必要です。

アセトンの揮発性ガスを吸い込むことで頭痛やめまい、嘔吐などの症状が起きることも考えられるため、窓を開ける、換気扇のあるところで回しながらおこなうなどの対策をしましょう。

5.保湿は重点的にする

アセトンは有機溶剤に分類される液体で、さまざまなものを溶かすという作用をもちます。その作用を利用してジェルネイルをオフするわけですが、ジェルネイルだけでなく、爪や皮膚の油分も溶かしてしまうため注意が必要です。

対策をするには保湿が欠かせません。オフの後2~3日はこまめにハンドクリームや爪用のオイルを塗るなど、重点的に保湿をするのがおすすめ。その後も日常的に保湿を心がけましょう。

少しでも不安を感じるならサロンでオフするのがおすすめ!

ジェルネイルにより爪が傷むのは、ネイルをつけるときではなく落とすときなので、自分でオフする場合は丁寧に、時間をかけて作業することを意識しましょう。できればネイリストに正しくオフしてもらうことをおすすめします。

セルフでもジェルネイルを落とすことはできますが、正しい手順と方法でオフしないと、削りすぎて爪を薄くしてしまうと割れる、あるいは無理にはがして爪の表面を大きく傷めることがあります。サロンならばネイリストがオフしてくれるので、楽ですし爪も傷みにくいメリットがあります。

セルフオフの最大のメリットは、安くジェルネイルを落とせる点ですが、爪の傷みが激しい場合や、爪へのダメージを軽減したいという方はサロンのジェルネイルオフがおすすめです。店舗により料金は異なるものの、サロンでのオフは2,000~3,000円ほどです。

セルフオフできるのはソフトジェルだけ。爪のダメージが気になったらサロンがおすすめ!

取り扱いが簡単なソフトジェルネイルの登場で、自宅でもジェルネイルを楽しむ方が増えています。セルフによるネイルオフには、道具をしっかり準備することと正しい手順でおこなうことが大切です。

アセトンの取り扱いにも十分に注意し、換気を忘れずにおこないましょう。

少しでも不安がある方や爪のダメージが気になる方は迷わずサロンでプロにケアをしてもらうのがおすすめです。

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