夫婦お互いに支え合うことがストレスフリーの秘訣【AMATA ジェネラルマネージャー 伸江さん】#1

セレブご用達のヘアサロン、AMATAでジェネラルマネージャーを務めながらサロンワークもこなす伸江さん。深夜に及ぶハードワークと子育てを両立している、そのスーパーママぶりをご紹介します。

高校時代に知り合った彼と一緒に上京し、10年目に結婚

—–パートナーと知り合ったのはいつですか?

「私がまだ福岡にいた高校生の時、2歳年上の彼とアルバイト先で知り合いました。当時は付き合っていましたけれど、若かったこともあって、結婚は漠然としか考えていませんでした。その後、私は専門学校へ進み美容師を目指し、彼はサラリーマンとして関西で就職しました」

—–福岡から東京へ移り住むのはお二人揃って?

「そうです。アシスタント時代を経て、美容師として一人前になった24歳のとき、彼が会社を辞めて戻ってきたんです。元々好きだった『イラストの仕事を諦められない』って。それなら、『イラストの仕事がたくさんありそうな東京へ行こう!』と、二人で決めて、一緒に上京しました」

—–イラストのお仕事を見つけるのは大変そうですね。

「上京した当初は、もちろん仕事はありませんから、彼は路上でイラストを売ったり出版社に営業に回ったり。その間、私が美容師として働いて生計を支えていました」

——それが今や人気のイラストレーターですよね。

「オゼキ イサムとして、イラストと一コマ漫画を描いています。いろいろなテーマで書籍や広告、webなどで仕事するようになりました」

—–仕事が軌道に乗るまで、支える側の伸江さんは辛くなかったですか?

「私には美容師としてキャリアを積むという夢があり、彼にはイラストレーターになることが夢でした。自分たちがそれぞれ、やりたいことがあったから、辛いとか苦しいとかは感じませんでした。若かったので、勢いもあったのかもしれません」

——一緒に生活しているとき、子どもを作ろうとは考えませんでしたか?

「私はその当時から、子どもができればいいな…と思っていましたが、そうはうまくいかなくて。上京した当初から一緒に生活していましたが、4年後に正式に籍を入れて夫婦になりました。子どもを授かったのは結婚してから10年目のことです」

産後2ヶ月目に復帰し、その2ヶ月後にはフル稼働!

—–妊娠が分かって、パートナーのイサムさんは変わりましたか?

「もともとやさしい人ですが、さらにやさしくなった気がします。家事に関しては、最初から自分のことは自分でやる…というスタンスだったので、特に変化はなかったですね」

—-育児と仕事の両立は難しいですよね。

「子どもができたのが分かったとき、彼とは『どちらかが仕事をセーブしないと』という話はしました。私には、出産後も第一線で仕事をしていたい、という想いがあって。それで自宅で仕事をしている彼に仕事をセーブしてもらうことになりました」

—-産休と育休はどのくらいとったんですか?

「本当は出産の1ヶ月前から休む予定にしていたのですが、体調がすごくよかったので、出産の1週間前まで働いていました。つわりもなく、お腹が大きく張り出さなかったので、意外と目立たなかったんですよね。出産もすごく安産で、体調もすぐに戻りました。2ヶ月目に無認可の保育園に子どもを預けられたので、私も2ヶ月目で復帰しました」

—-ものすごいスピードですね! 保育園に空きがあったのも運が良い!

「そうなんです。私が出産した病院が経営している保育園で、『空きが1つ出ましたよ』って連絡があって、すぐにおさえました。『保育園の空きがない』のが問題になっているのに、すごく運がいいですよね。ただ、ここは3歳までしか預けられないので、今は認可の保育園に預けています」

—–伸江さんは初産ですよね? 体調がすぐに戻るなんてスゴイです。

「お子さんのいらっしゃるお客さまから教えていただいたり、ネットで調べたりして、産前産後のケアをちゃんと続けたからだと思います。きちんと続けることは大事です。ケアのおかげで、妊娠線もなくなりました。産前産後のケアには、インティメールシリーズがおすすめです」

—–復帰後は時短勤務ですか?

「復帰から2ヶ月間は、夜は20時まで勤務する時短勤務にしてもらっていました。でも、家に着く21時には子どもはもう寝ちゃっているんですよ。それなら意味がないな…と思って、3ヶ月後には通常勤務に戻りました」

—–通常勤務といっても、サロンの夜は長いですよね。

「21時にサロンの営業が終わり、その後スタッフのレッスンがあれば立ち会います。オーナーとの打ち合わせや事務的な仕事もあるので、仕事が終わって家に着くのは1時になることが多いですね」

安心して働けるのは夫がいるからこそ

—-出産から2ヶ月で職場復帰して、不安や心配はなかったですか?

「実は育休中の2ヶ月間で『私に育児は向いていない』と痛感したんです。子どものことは大好きですし、ずっと一緒にいたいけれど、育児には向いてないようです。例えば、子どもをお風呂に入れるとき、丁寧で慎重な彼の方が子どもも落ち着くみたいです。逆に私の方が大胆なのでドキドキしちゃうのかな?(笑)向き・不向きで言えば、私より彼の方が育児に向いているので任せてしまおう…と」

—–イサムさんはすぐ育児に慣れましたか?

「私が職場復帰したら、すべて彼にお任せになってしまうので、私がまだ育児休暇を取っている間から、ミルクやおむつ替え、入浴などをお願いしていました。分からないことはネットで調べたりして、なんとか切り抜けてくれています」

—-ママとしてはちょっと寂しかったりして?

「そうですね。私が息子の着替えをしているとき、息子から『パパがいい』って言われると悲しいし、寂しいですね。でも息子はパパ大好きですし、2人の関係もすごくいい。それは私にとってとても嬉しいこと。2人で上手くやってくれているからこそ、私は安心して仕事に向き合えているんです」

出産から保育園までの子育てポイント3ヵ条

1.出産後、自分はどう働きたいのかをきちんと話し合っておく

2.1人で何もかも抱え込まず、パートナーと一緒に解決方法を考えること

3.任せるところは任せ、自分ができるところは積極的に受け持つこと

バリバリ働いてキャリアを積みたい女性にとって、理想的なパートナーと結ばれた伸江さん。これも20~30代は伸江さんが大黒柱となって生計を支えた実績があったからこそ。お話しを伺っている間、パートナーもご子息も、バリバリ働く伸江さんを心から応援している様子が伝わってきました。ただ、「着替えを手伝っているとき『パパがいい』と言われて寂しかった」という言葉に、こちらも胸がズキンと…。

後半では、今年で3歳になるご子息との様子や、休日の過ごし方などを伺います。

▽後編はこちら▽
夫婦お互いに支え合うことがストレスフリーの秘訣【AMATA ジェネラルマネージャー 伸江さん】#2>>

Salon Data

AMATA

住所:東京都港区南青山6-4-14 INOX AOYAMA 5F
TEL:03-3406-1700
定休:火曜&水曜
URL :http://www.pro-feel.net/

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