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ライフスタイル 2020-04-25

サロン代表の「子どもを犠牲にしないで!」という言葉が背中を押してくれました【hair lounge BEACH テクニカルディレクター 貝戸智子さん】#1

7歳の長女と5歳の長男の2人の子育てをしながら、テクニカルディレクターとしてサロンワークをこなす貝戸さん。しかも子育て中に転職を成功させるなど、そのパワフルな日常を取材しました。

付き合い始めてから5年目で結婚。そして翌年に出産。

—-パートナーの方は同業者ではないんですよね?

「彼とは自転車を買いに行ったショップで知り合いました。そこで販売をしていたので当然、自転車に詳しくて、いろいろと相談に乗ってもらううちお付き合いをするようになったんです」

—-その当時の貝戸さんは20代後半。結婚は意識していましたか?

「仕事も忙しかったですし、ずっと自由に生活していたので、結婚したいとは思っていませんでした」

—-そして33歳で結婚。

「はい。結婚することで安心感が得られました。子どもが大好きだったので、結婚したらすぐにでも欲しい…と思っていたんです。夫も同じ気持ちだったので、妊娠が分かったときは泣いて喜んでいました」

—-責任も増えて、仕事が面白くなる30代で産休・育休をとるのは勇気が必要だったでしょう?

「時間はもちろん、失うものが多いかも…と不安でした。妊娠が分かってから、私が担当するお客さまを別のスタイリストに引き継いだり、直接お伝えできなかったお客さまには伝言を頼んだり。当時、同じサロンで働いていた後輩たちがうまくフォローしてくれました」

—-TOSHIさんは、このhair lounge BEACHの代表ですよね?

「そうです。長女を出産した後、第二子の長男を出産するまでは前のサロンに在籍していました。育休明けの職場はこのhair lounge BEACHです。TOSHIにも子どもがいるので、子育ての大変さは分かってくれて、私が働きやすいように環境を整えてくれていたんです」

第一子は1年4ヶ月、第二子は半年後に復職

—-職場復帰をするには赤ちゃんを預けなくてはいけません。保育園はすぐに見つかりましたか?

「最初は1年以内に復帰する予定だったのですが、当時住んでいた世田谷区は保育園の激戦区で。そのときは「夫の母に子どもを預ける」という考えが思い浮かばなくて、ただ一人で「どうしよう、どうしよう」と思い悩んでいました。でも、おかげで1年4ヶ月も娘と過ごすことができて、それはそれでのんびりできて良かった(笑)。

ただ復職したときには、すでに息子がお腹にいたんです。私のお客さまがサロンに戻ってきてくださったのは嬉しかったのですが、また産休に入ってしまうのを伝えるのが申し訳なくて…」

—-最初のお子さんのときは1年4ヶ月もブランクがあったんですね!? 復帰するのに大変だったのでは?

「休んでいる間ははさみを持つことがなかったので、手がはさみになじまない感覚がありました。長女の時は「仕事から離れすぎている感」があったので、二人目の時は「なるべく早く職場復帰したい」と思っていました」

出産後は新しい職場『hair lounge BEACH』へ

—-最初からフルタイムで働いたんですか?

「いえいえ。TOSHIが「短時間でもいいから」と言ってくれたんです。長女の時は夫の母に頼りませんでしたが、二人目からは甘えるようになりました。近所に住んでいたので母に預けられる日だけ出勤していました」

—-すごく理想的な職場環境ですね!

「そうなんです。TOSHIからは「子どもを優先していい」、「子どもを犠牲にしないで」と言われています。保育園のお迎え時間が迫っていて、それでも仕事が終わらないときは、ほかのスタッフが私の仕事を引き継いでくれています。ほかにも、私の場合、夕方以降の時間が制限されていますが、朝は大丈夫。それでサロンの営業時間前にお客さまの予約を入れさせてくれたり。いろいろと配慮してくれて、助かっています」

—-TOSHIさんといい、お義母さまといい、周囲の理解に恵まれてよかったですね。

「私の実家が茨城なので、子育てに協力して欲しくてもちょっと遠い。でも夫の実家は世田谷なので、すぐ甘えられるんですよね。

長男が生まれて子どもが二人になったとき、「小さな子どもを二人も育てるのは大変」というのを、いちばんよく分かってくれているのが義母なんです。長男の産休中、用事がなければ夫の実家に遊びに行って、お昼ご飯を食べさせてもらったり、いろいろ相談に乗ってもらったりしていました」

出産から職場復帰までのポイント3カ条

1.出産前に引き継ぎをして、復帰後にそなえておく

2.一人で抱え込まず、理解し助けてくれる人を確保しておく

3.子育てをしながら働ける勤務体系を考える

お客さまは「美容室」ではなく「美容師」のファンになるもの。女性が産休と育休で長期の休みを取るときは、いかにお客さまをつなぎ止めておけるのかが鍵になります。

貝戸さんの復職後、お客さまが離れずに戻ってきた…ということは、いかにお客さまを大切にして仕事をしてきたのかを物語っています。さらに言えば、サロンのほかのスタッフたちが貝戸さんのために協力して、お客さまをつなぎ止めてくれた…というのも、貝戸さんがスタッフをも大切にしていた証。

後半では、貝戸さんが二人のお子さんたちとの暮らしぶりや、家族のあり方などを詳しく伺います。

▽後編はこちら▽
サロン代表の「子どもを犠牲にしないで!」という言葉が背中を押してくれました【hair lounge BEACH テクニカルディレクター 貝戸智子さん】#2>>

Store Data

hair lounge BEACH

住所:東京都港区南青山3-5-6 アール南青山2F
TEL:03-5786-1477
定休:月曜・第1・2・3火曜
URL:http://www.beach-glc.jp/

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