サロン代表の「子どもを犠牲にしないで!」という言葉が背中を押してくれました【hair lounge BEACH テクニカルディレクター 貝戸智子さん】#2
7歳の長女と5歳の長男の2人の子育てをしながら、テクニカルディレクターとしてサロンワークをこなす貝戸さん。しかも子育て中に転職を成功させるなど、そのパワフルな日常を取材しました。
朝が早く夜も遅い夫。育児のほとんどは私の役目
—-朝がとても早いですね!
「朝の1~2時間が、誰にも邪魔されない唯一の自分だけの時間なんです。子どもを寝かしつけた後はクタクタで何もできないので、その分早く起きて一人の時間を楽しんでいます」
—-朝のうちに晩ご飯の支度も済ませてしまう…というのも、すごく手際の良さを感じます。
「料理は元々好きなので。毎週土曜日は給食がないので、子どもたちのためにお弁当を作っているんですよ。それでも、「今日は作りたくない」って感じる日もあります。そんな日は無理をしないでおかずを買って帰ります。栄養は給食でちゃんと摂っていますから(笑)」
—-帰宅後にすぐ入浴、というのも面白いですね!
「長男が保育園で泥んこになってくるんです。そのまま家に上がられると掃除が大変! それで帰ったらすぐ、みんなで一緒にお風呂に入って、全身さっぱりしてから夕食…という流れがいちばんラクということが分かったんです」
—-家事の中でも手を抜くものと抜かないものがあると思いますが、貝戸さんの場合は?
「基本的に汚れている部屋はNGなんです。帰ってきたときに部屋が汚れているとガッカリしちゃいます。なので、子どもたちにも『遊び終わったら、ちゃんと片付けないと捨てますよ!』と叱ってます」
—-家事と育児の分担はどうしていますか?
「夫は朝が早くて帰りが遅いので、どうしても育児は私の担当になってしまいますね。食事も私が作っています。洗濯とお風呂掃除は夫の担当です。これをやってもらうだけで、すごく助かるんですよ。そのほかの家事も『やっておいてね』と頼んでおけば、やってくれます。あとお金に関することは、ほぼ夫です」
子どもたちにはいろいろ体験させたい!
—-お子さんたちは塾とか習い事をしているんですか?
「長女は和太鼓と公文とプール、長男はプールに通ってます。長女が和太鼓を叩いている姿を見て、最近『一緒にやりたい!』と言い出したんです。もしかしたら、息子も和太鼓を始めるかもしれません」
—-和太鼓は珍しいですね!
「長女が自分から『太鼓を叩いてみたい』と言い出したので。子どもたちが興味を持って、『やりたい!』と思ったことはできる限り経験させたいんです。実は私、子どもの時にやりたくない習い事を無理強いされた経験があって…。子どもたちには、それをしたくないんです」
—-習い事の送り迎えはどうしているんですか?
「私は毎週日曜と月曜、第1、2、3火曜日にお休みをもらっているんです。その休みの日を利用しています。和太鼓が日曜日の夕方で、公文とプールは月曜日に通わせているんですよ」
—-ご家族みんなで外出することはあるんですか?
「夫もサービス業なので週末は仕事なんですが、毎週月曜は私も夫もお休みなんです。子どもが二人とも保育園に通っているときは、よく4人で外出していたんですよ。長女が学校に上がってしまったので、今は3人で出かけています。家族4人そろったときは、近所を4人でツーリングしたり。4人みんなで楽しめるものがあるといいですよね」
—-3人だけで遊びに行って、お嬢さんは焼き餅を焼かないんですか?
「長女は忙しいのが大好きらしくて、月曜は学校と公文とプールがあるから、遊んでいる暇がないって(笑)」
子どもたちには「パパとママは仲良し」と思っていて欲しい
—-パートナーに対して、「こうして欲しい」とかリクエストはありますか?
「もうちょっと育児に関わって欲しいな…と思うことがありますけれど、夫は仕事が朝から夜まで時間がとれないし、休日も合いません。その分、夫の母がサポートしてくれていますから(笑)。子どもが熱を出したり、具合の悪いときは都内の実家から家(千葉)まで来てくれたり、自宅で預かってくれたり。本当に助かっています」
—-夫婦の理想像はありますか?
「子どもたちに『パパとママは仲よし』と思っていて欲しいですね。夫とはぶつかることもありますけれど、何でも話し合える関係なんです。子どもたちには、私たち夫婦の仲のいい姿をずっと見せていたいです」
—-お子さんたちの将来についてはどうですか?
「自分もそうさせてもらったように、子どもたちにも好きなことを仕事にできるようになったらいいですね。いろいろなことにチャレンジして、得意なことが見つかったら、その部分をどんどん伸ばして欲しいと思っています」
貝戸さんの子育て3カ条
1.子どもたちが自分で整理整頓ができるようにする
2.興味があったら、とにかく体験させる
3.自分一人だけの時間をつくる
家事も育児も全力で向き合う部分だけでなく、ちゃんと力を抜く部分もあって、すべてを楽しんでいらっしゃるように感じました。ツーリングなど家族4人で楽しめる共通の趣味があるのもうらやましい!
▽前編はこちら▽
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