ヨガインストラクターのやりがいとは?主なシーンや大変に感じることを解説
幅広い年代の方に人気のあるヨガインストラクターの仕事。指導者という立場で多くの生徒にヨガを教え、伝えていくのが主な業務ですが、具体的にどのような部分にやりがいを感じるのか知りたい方も多いでしょう。
今回は、ヨガインストラクターのやりがいを中心に紹介します。大変に感じることとはなにかについても触れているので、ヨガインストラクターを目指す方はぜひ今後の参考にしてください。
ヨガインストラクターがやりがいを感じるシーン7選
インストラクターという立場だからこそ、生徒一人ひとりに寄り添うことが中心の仕事。ヨガを教え、教えが生徒に浸透し、生徒たちの体調や体型に「うれしい変化が見られた!」と聞くと、それだけでも大きなやりがいを感じられるものです。
さらにヨガインストラクターの仕事には、まだまだやりがいを感じられるシーンがたくさんあります。具体的にどのような部分にあるのかを見ていきましょう。
1.好きなことを仕事にできる
第一に、自分の好きなことを仕事にできる点です。ヨガに興味をもち、学び、ヨガに魅了されている人にとって、ヨガインストラクターの仕事は天職。苦手な業務をしなくても、大好きなヨガで食べていけるので、それだけで大きなやりがいを感じられます。
ヨガを中心とした暮らしが送れるので、常にヨガについて考えながら過ごすこともでき、プライベートな時間も自身のレッスンや技術について考え、「もっとこうしたほうがいいかな」と自分なりに改善すべき部分に気づくこともできます。
欠点を改める努力を意識するとスキルアップにもつながり、インストラクターとしてさらに大きく成長できるでしょう。
2.自由な働き方ができる
ヨガインストラクターは会社員と比べて、出社時間や出勤時間が決められておらず、自由な働き方ができるのもやりがいを感じられる部分。ヨガインストラクターは自分の好きな時間にレッスンを持てるので、稼ぎたい分だけレッスンを入れれば、まとまった収入を得ることもできます。
ヨガインストラクターになった最初のころは、レッスンを持てないことも多く、苦労することも。しかし、技術を磨き続け、伝導する意思を強く持つことで、インストラクターとして軌道に乗れば、誰もが憧れる華やかな暮らしを送ることも可能です。
インストラクターとしての実力が高くなればその分だけレッスンフィーが上がることも。そうなれば、何本ものレッスンを開かなくても稼げる可能性があるので、魅力的な仕事と言えるでしょう。
3.素敵な出会いがある
ヨガインストラクターの仕事は、「ヨガ」という言葉の通り、多くの人と出会います。会社員など別の業種なら出会うことはなかった人たちとも、ヨガを通じて出会うことができるのも、やりがいを感じられるシーンの一つです。
そもそもヨガの語源は、サンスクリット語の「yuj(ユジ)」から。これは牛や馬を荷車につなぐ、または牛や馬同士をつなぐ「くびき(頸木・軛)」を意味していて、そこから「つなぐ」「結ぶ」といった意味をもつ「yoga」が生まれたと考えられています。
ヨガは、年齢や性別、役職など、自分とは違う人と多くつながれる一つのコミュニティにもなり得ることから、素敵な出会いがあると感じたときもやりがいを感じられるシーンです。
4.生徒の夢や目標をサポートできる
ヨガインストラクターは、ヨガを教え、伝導する指導者の立場。だからこそ、自身の学びを通じて生徒の夢や目標が達成できたときは大きなやりがいを感じられます。
レッスンでは、一人ひとりの生徒に向き合い、二人三脚でさまざまな壁を乗り越えることも多いです。ポーズがうまくできない生徒やよい変化が見られず落ち込んでいる生徒がいればそっと寄り添い、ヨガの意味について教えることもあるでしょう。
ヨガの知識やオリジナルのレッスン内容によって生徒にポジティブな変化が見られたとき、ここまでがんばってきた生徒にも自分にも大きな感動が生まれます。そんなひとつひとつの積み重ねから生徒をサポートできるのも、大きなやりがいを感じられるシーンの一つです。
5.多角的に活躍できる
指導者という立場に限定せず、「セラピスト」という一面もあるヨガインストラクター。そのため、ヨガの方法論を説くだけでなく、生徒の心を癒すサポートをおこなうことも必要になります。そのことから、ヨガインストラクターは多角的に活躍できる仕事。
生徒によっては、ヨガに対する質問のほか、信頼しているからこそ日常的な相談をする人もいます。そんなときは穏やかな心で包み、安心させてあげられるのもヨガインストラクターのやりがいの一つです。
6.実力次第で給料アップにつながる
ヨガインストラクターの仕事は、実力勝負なシーンも多いです。だからこそ、がんばればがんばった分だけ給料アップにつながるのもやりがいを感じられるシーンの一つ。
たくさんの生徒を抱えていたり、プライベートレッスンやワークショップを頼まれたりすることが増えれば、その分だけ大きな収入につながるので、チャンスの多い仕事でもあります。
7.若々しさを維持できる
毎日体を動かす仕事だからこそ、若々しさを維持できるのもやりがいを感じられるシーン。汗をかくことは体のデトックスにつながります。そのことから、好きなヨガを通じて体の内側から若さを保てるのもやりがいを感じられる特徴です。
ヨガインストラクターが感じる大変な部分5選
ここからは、ヨガインストラクターが感じる大変な部分を5つ紹介します。たくさんのやりがいを感じられる反面、どのような部分に大変さを感じるのかを見ていきましょう。
1.体力勝負
一つめは、体力勝負なところです。ヨガを教える立場であっても、基本的にはインストラクター。だからこそ、体力勝負な面が多い部分に大変さを感じることが多いです。
1日に複数のクラスを受け持ったり、複数回のレッスンを開いたりすると、さらに体力が消耗され、体が思うように動かなくなってしまうことも。
広いスタジオやスタジオの種類によっては掃除や受付業務なども兼任することがあるため、休めるタイミングが短く、さらに大変さを感じることも少なくありません。
2.喉も酷使する
二つめは、体だけでなく喉も酷使することです。先述したように、体力勝負なところが多いヨガインストラクターの仕事。体の動きにあわせて発声もともなうので、喉を酷使しながらレッスンをおこなうことに大変さを感じるときもあります。
たとえばレッスン時間が1時間なら、1時間話しっぱなしになることも。さらに広いスタジオであったり指導する生徒数が多かったりすると、それなりに大きな声を出さなければならないため、帰宅するころには声がかれてしまう人もいるようです。
3.休みが取りにくい
三つめは、休みが取りにくいことです。複数のレッスンを担当する場合、自分が休んでしまうとレッスンに穴を空けることになります。体調不良であればやむを得ませんが、長期旅行など休みの理由がバケーションのようなものだと、レッスンを心待ちにする生徒も多く、なかなか休みを申し出ることができません。
多くの生徒を抱える人、さらには開くレッスン数が多い人は、その分だけ大きな収入につながるメリットがあります。しかし、人気のあるインストラクターほど、生徒のことを考えると、休みを取りにくく大変に感じることもあるようです。
4.指導者らしい見た目であり続けなければならない
四つめは、見た目に気をつかう必要があることです。当然ながら、「この先生に教わりたい」と思ってもらえるような、インストラクターとして恥ずかしくない見た目を維持しなければなりません。だらしない体型、インストラクターには見えない格好では、生徒から見てもプロ意識は感じられないでしょう。
容姿やインストラクターとしての姿勢も総合的に気を配る必要があるため、毎日の食事・栄養管理に対して大変さを感じることもあります。
5.スタジオによっては収入面に悩むことも
五つめはスタジオによっては収入面に悩むことがある点です。スタジオによっては、1回のレッスンフィーが低いなどの理由から、自身の受け取る給料に悩むことも。
ヨガインストラクターの平均年収は約290~400万円と言われていることから、給料は幅が広く、スタジオによっては給料が少ないところもあると考えられます。
給料の低いスタジオだと、仕事量に対してのバランスに対して不満を感じる人も少なくありません。
ヨガインストラクターの給料については、下記ページで詳しくまとめています。正社員や個人レッスンをおこなう場合の収入にも触れているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
ヨガインストラクターの給料はどれくらい? 働き方による違いも紹介|収入UPを目指せる4つの方法とは?
スタジオの給料に悩む方は、この機会にスタジオの転職を検討してもよいでしょう。リジョブではヨガインストラクターの求人も多数掲載しているので、こちらもあわせてご覧ください。
リジョブ:ヨガインストラクターの求人・転職・募集
ヨガインストラクターの主な働き方
ヨガインストラクターは、ヨガスタジオに限らずさまざまな場所で活躍できます。
・ピラティススタジオ
・スポーツクラブ
・パーソナルトレーニングジム
さらに、インターネットを使ってレッスンをおこなうことも可能です。この方法なら、自宅などの好きな場所でレッスンが開けるので、自由度の高い働き方ができます。
「自由度が高く時間や場所にとらわれない働き方をしたい」と考える方は、業務委託契約を結んでフリーランスとして働くのもおすすめです。
また、自分のスキルやコミュニケーション能力、指導力に自信があるなら、独立開業する方法もあるので、自分が目指すヨガインストラクターのあり方を明確にするとよいでしょう。
独立開業を目指している方は、下記ページで方法について詳しくまとめているので参考にしてください。
ヨガインストラクターの業務委託とは? 業務委託での働き方がおススメな人と業務委託先の探し方をお伝えします
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ヨガインストラクターはやりがいの多い仕事!
ヨガインストラクターの仕事には、たくさんのやりがいがあることがわかったでしょう。
インストラクターという立場だからこそ、いくつか大変に感じる部分もありますが、大好きなヨガを仕事にでき、収入も得られ、ほかの職種では知り合うことのない人たちと深くつながることができるのは、ヨガインストラクターとしての財産にもなり得るでしょう。
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