『花』のように、愛されるお店であり続けたい！『Figaro aile』

花のよう誰からも愛されるスタッフに

――スタッフの方と意識共有していることなどありますか？
「グループとして掲げているコンセプト、“花のよう誰からも愛される人に”ということはしっかりと伝えています。愛される人になるには、相手のことを考えられるということが大事なんじゃないかなと思うんです。例えば、自分と別のスタッフ、そしてお客様の三角形ができている状況で、本当にしっかりと自分を含めた3人のことを考えられているのかという話をするんです。お客様を喜ばせたいと考えて、自分はカラーを薦めたとします。そのことをもう一人のスタッフが聞いていなくて、パーマを薦めた場合、お客様はどっちの言うことを聞いたらいいのかと戸惑ってしまう。自分はカラーが重要だと思ったけど、別のスタッフはパーマを薦めたい。お客様はどちらもやってみたいと思っている。こういう状況で、三角形を意識して相手のことを考えられていたら、もう一人のスタッフと先に話を通す。お客様がパーマをしたいならカラーよりも先にした方がいいので、カラーは次回にしようと順番も変わってくる。相手のことを考えるだけで、もう一人のスタッフとも連携がとれて、お客様にとってもより良い提案ができる、ということは3人の信頼関係が上がって愛されるスタッフになれるんじゃないかなと思うんです。これは3人の中でできた小さな三角形ですが、これが大きくなってもこの意識を大事にしなければいけない。僕の場合で言えば、自分とグループ、そして独立したお店のスタッフという大きな三角関係になる。どんな状況でもこの価値観を持って考えることができれば、皆がより良い方法を見つけることができるし愛されることに繋がると思っています」

――いつ頃から、そういった考えを持つようになったのでしょうか？
「気づき始めたのは最近ですね。独立した頃は、自信だけはあるけれど迷惑をかけっぱなしで失敗続きでした。だけど9割の失敗を続けてきた中で、掴んだ1割の何かが最近ようやく積み重なって少しずつ気づけたんだと思います。例えば、いろいろな経営者の本を読んで、なんでもお店に取り入れていた時期がありました。だけど、それって成功した人たちの良い部分だけを真似しているだけだから、自分の言っていることはバラバラだしスタッフも戸惑わせてしまっていただけなんです。そりゃ本になっているような成功に至るまでには、たくさん失敗して努力してきているわけですから良い部分だけ見て真似しても意味がないですよね。だから今ではグループのコンセプトを芯にして、必要であれば取り入れるようにと考えも変わりました」

愛され続けるお店に。そしてスタッフの将来を考えて

――これから「Figaro aile」で働きたいと思っている方に向けてのアピールポイントを教えて下さい。
「“花のよう誰からも愛される人に”を目指しているので、人間的にもきっと成長できることがたくさんあるんじゃないかなと思います。もちろん技術面もこだわりをもってやっているので、僕がお客様に説明しながらカットしているからこそ、一緒に働いているだけでノウハウが耳からも入ってきて自然と身につけられることもあると思います。あとは、最近では少ないブリーチカラーも多いので、カラーの楽しみも味わってもらえるんじゃないかな。他にも、何かチャレンジしてみたいことや夢があるなら、一緒に叶えていきたいという想いもありますね。例えば、以前にネイルで使っていたものの今は使っていないスペースが2階にあるので、アイラッシュをしたいだとか服屋をやってみたいということであれば、柔軟に取り入れてやっていけたらと思っています」

「これからについては、2店舗目、3店舗目の展開も考えています。オーナーとして、若いスタッフたちのこの先を作っていきたいという想いがあるんです。今後は店長をやってもらったり独立という選択肢もあったり、女性なら結婚で離れてしまうこともあると思うので、皆でフォローし合いながら皆で成長していけるお店を作って行きたいですね。僕の役割はグループのコンセプトを信じて掲げ続けながら、柔軟にいろいろなことを取り入れて肉付けしていくことだと思っています。人によって様々な色があるし強みも違うはずなので、それぞれの良いところを生かしてもらえるような環境を作る。そうすれば個々の“愛されレベル”を上げていくことにも繋がって、きっと良い循環が生まれると思います。そうしてスタッフ一丸となって、Figaro aileを愛され続けるお店にしたいです」

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