美容師の面接|面接の流れやマナー、質問の意図や回答のポイントを紹介

美容師の転職活動で、避けて通れないことといえば面接です。何を聞かれるのか不安になる人も多いでしょう。面接はとても重要視されるため、しっかりと対策をしておくことが大切です。

この記事では、美容師の面接の流れやマナーとあわせて、面接で聞かれることの多い質問の意図や、回答のポイントを紹介します。

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一般的な美容師面接の流れと注意点

面接では人物の見極めや書類の記載内容の最終的な確認が行われるので、面接は転職活動の中でも最も重要なポイントといっても過言ではないでしょう。面接対策をする場合、まず知っておきたいのは一般的な流れです。

場所と時間の確認|10分前には会場に到着しておく

面接は、場所と時間の連絡を受けるところから始まります。指定される時間は集合時間なのか面接開始時間なのかを確認しましょう。遅刻は面接官の印象を悪くしますので遅れないようにすることが大切です。遅くとも指定された時間の10分前には現地に到着できるようにします。

ポイントは、面接がおこなわれる建物ではなく、面接会場に10分前には到着することです。ビルや大きな施設の場合は会場までに時間を要すことがあり、遅れてしまう可能性があるため、面接会場に10分前には到着できるようにします。

到着が早すぎても先方に迷惑をかけてしまうため、注意が必要です。

受付|言葉づかいや態度に気をつける

面接会場に到着したら受付をおこないます。ここから面接は始まっているともいわれていおり、受付での言葉遣いや態度がチェックされている可能性があるので、心して臨みましょう。

はっきりと名前を言い、面接で来たことを伝えます。面接対象者が複数いる場合などは、すぐに面接会場に入らず、待合室などの待機場所に案内されるのが一般的です。待合室でも無駄話やスマートフォンいじりなどはやめ、落ち着いて待つようにしましょう。スタッフが観察している可能性があります。

面接開始|個人面接とグループ面接のどちらか

面接は、個人面接とグループ面接のどちらかです。自己紹介からスタートし、志望動機や長所・短所などが聞かれます。接客業であることを意識し、自然な笑顔で受け答えができると好印象です。

グループ面接では、限られた時間内で話を終える必要があるほか、面接官がほかの応募者の話を聞く姿勢を見ていることもあるため、しっかり聞いておきましょう。

面接以外に筆記試験がおこなわれることもある

面接の最後に筆記試験がおこなわれる場合もあります。面接日時の連絡時に通知されるはずですが、対策を怠らないようにしましょう。退出時のふるまいも観察されているので、面接会場を退出するときはもちろん、自宅に帰るまで観察されているつもりで気を抜かない心構えが大事です。

面接時のマナー

つぎに、面接を受けるときの身だしなみやマナーについて紹介します。

社会人にふさわしい身だしなみ|第一印象で不快な印象を与えないことが大切

面接は第一印象が重要であり、不快な印象を与えないことが大切です。派手なメイクや露出は避け、アクセサリーやネイルは仕事に差し支えのない範囲に留めます。社会人にふさわしい身だしなみで臨みましょう。

事前に働いているスタッフの雰囲気をSNSなどでチェックし、美容室に合ったスタイリングにすると、お店の雰囲気に合う人として、よい印象を与えられるかもしれません。

あいさつや笑顔、姿勢や声の大きさにも気をつける

常に観察されている意識を持ち、あいさつや笑顔、姿勢には気をつけましょう。お店に入ったときや、スタッフに会ったときなど面接以外の場面でも、評価される立場であることを自覚しておくことが大切です。

椅子に座るときは名前を伝えて一礼し、浅く腰掛けキレイな姿勢を保ちます。受け答えはハキハキと、相手が聞き取りやすいよう声の大きさにも気をつけ、明るく対応しましょう。

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面接でよく聞かれる質問と回答するときのポイント

ここからは、美容師の面接でよく聞かれる質問とあわせて、質問の意図や回答するときのポイントを紹介します。

自己紹介|自己PRにならないよう注意

自己紹介は、応募者のプロフィールをはじめ、人柄や雰囲気などを見るものです。履歴書をもとに名前や学歴、職歴などを簡潔にまとめ、スムーズに話せるようにしておきましょう。

長所や特技などは別の質問で答える機会があるため、自己PRと混同しないように注意します。学校や前職で学んだこと、身につけたスキルなどを伝え、最後に「本日はよろしくお願いいたします。」という言葉で締めるとスマートです。

志望動機|熱意をアピール

志望動機は、「この美容室に就職したい」という熱意をアピールする場です。応募先に合った志望動機であるか、自分の長所やスキルとの整合性を意識しましょう。

アピールするポイントは、次の3つです。

1. なぜ応募先の美容室でなければならないか
2. これまでの経験がどのように活かせるか
3. 就職後どのように貢献したいか

美容室の取り組みや求める人材と、話す内容とをうまく紐づけられるよう事前にしっかりと調べておくことが大切です。

長所・短所、趣味|自分のセールスポイントを明確にしておく

長所や短所、趣味などは応募者の人物像を把握するために聞かれる質問です。自分のセールスポイントを明確にし、それぞれ理由も一緒に答えましょう。具体的なエピソードを交えて話すことで、ありのままの自分を伝えることができます。

短所について話すときはネガティブな印象にならないよう、克服するための努力や長所ともとらえられる短所など、前向きな内容を伝えることが大切です。

転職理由|ネガティブな言い回しを避ける

転職理由は必ず聞かれます。採用後すぐに辞めてしまう可能性の有無や、お店にきちんと貢献してくれるかどうか判断するための質問です。

事実を伝えることは大切ですが、前職に対する不満やネガティブな言い回しは避ける必要があります。転職後同じような境遇に立たされたとき、またやめてしまうのではないかというネガティブな評価につながってしまうためです。

転職理由とあわせて、前職での経験を活かした転職後の意欲を前向きに伝えましょう。

美容室ならではの質問も多い

ほかにも、美容師ならではの質問があります。美容師としてのビジョンだけでなく、美容業界全体の将来も見据えて回答を準備することがポイントです。

どんな美容師になりたいか|将来のビジョンを明確にしておく

どんな美容師になりたいかという質問は、美容室の面接では定番です。数年後どのように働いていたいのか、将来の夢や目標が明確であるかを把握するとともに、目的を持って仕事に取り組むことができるかを見極めるために聞かれます。

その美容室を選ぶ理由や、自身のキャリアアップについてどのように考えているかもかかわる内容です。将来のビジョンや目標のスタイリスト、独立を考えているかどうかなど具体的に回答しましょう。

どんな美容室が今後流行するか|お客様と経営者両方の視点から考える

今後流行する美容室について、お客様の立場に立ってどのように考えているかや、重要視している価値観を知るために聞かれます。自分自身の考えが求められているため、経営者側の視点に立った意見でもよいでしょう。

お客様との信頼関係やコミュニケーションを大切にするお店、効率よく売上が確保できるお店など自分なりの考えをまとめたうえで、そのために自分だったら何ができるのかを伝えることが大切です。

美容業界は今後どうなるか|自分がどんな役割を果たせるかも考える

美容業界の現状やトレンドについての理解度と、自分がどんな役割を果たせるのかを問われることもあります。労働環境や条件が厳しいといわれることも多い美容師の仕事を続けるにあたって、ネガティブな未来像を答えると印象はよくありません。

「お客様との関係を大切にするお店が増える」というような、ポジティブにとらえられる自分自身の意見を述べることが大切です。今後のために、自分はどのように貢献していきたいか、どんな役割を果たせるのかもあわせてアピールしましょう。

その他の質問|あらゆる質問を想定して回答を考えよう

ほかにも次のような質問があります。

・苦手なタイプの人
・仕事で一番大変だったこと
・前職での売り上げはいくらか
・ほかに応募している美容室は?
・仕事で大切にしていること
・最近のニュースで気になる問題
・どんなときにストレスを感じるか
・あなたにとって仕事とは
・これまでの失敗談

あいまいな答えや、しどろもどろな対応にならないようあらゆるジャンルの質問を想定し、回答を準備しておきましょう。

面接では質問の意図を考え、自分なりの考えをわかりやすくまとめることが大切!

面接での質問には目的や意図があります。人柄や意欲だけでなく、入社後にどんな活躍が期待できるのか、将来についてどのように考えているのかなど、あらゆる面が評価対象です。

応募先の美容室についてよく調べ、自分に何ができるのかを考えておくことで、質問の意図に合った回答ができます。自分なりの考えをわかりやすくまとめ、面接に臨みましょう。

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