ヨガインストラクターのオーディションは何をする? オーディションの内容と合否のポイントを解説
ヨガインストラクターとして活躍したい方にとって、オーディションは避けては通れない道です。
この記事では、ヨガオーディションはどんなことをするのか、合否を分けるポイントや事前にできる対策について解説します。
これからヨガインストラクターを目指す方や、オーディションを受けているけれどなかなか通過できない、という方は参考にしてください。
ヨガインストラクターのオーディションとは?
ヨガインストラクターがスタジオなどで勤務する場合、フリーランスとして契約をする時など、オーディションと呼ばれる採用試験が行われることがあります。
オーディションの方法は大きく分けると2種類あり、複数名で行う「集団オーディション」と、一人ずつ行う「個人オーディション」があります。
オーディションと呼ばれてはいますが、採用試験なので、履歴書が必要となる場合も多いです。Webにエントリーフォームが用意され、必要事項を入力して応募する場合もあります。
オーディションではどんなことをする?
オーディションの内容はスタジオによってさまざまですが、集団・個人どちらのオーディションも実技の前後に面接が入ることが多いです。
では次に、集団オーディションと個人オーディションがどのように違うのかを解説します。
集団オーディション
ごく一般的なスタイルは、他のオーディション参加者を生徒に見立ててオーディション時間内に模擬レッスンをし、審査する方法です。他の参加者に的確なアジャストを行いましょう。
集団面接をするスタジオもあるので、応募する時はしっかりと応募要項をチェックすることが大切です。
集団オーディションの場合は、他の人の模擬レッスンを生徒として受けている時の姿勢などもしっかりと見られることもあるので、自分の持ち時間以外も試験時間と変わらない姿勢で挑みましょう。時間的には約10分程度の時間で行うところが多いです。
個人オーディション
審査員自らが生徒役となったり、あらかじめ生徒役の方が用意されていたりします。その方に対して模擬レッスンを行い、レッスン内容について審査を受けることになります。生徒役の方に合わせた、適切なアジャストを行うことが重要です。
個人オーディションは集団オーディションに比べて審査員との距離がとても近くなります。緊張の度合いも高くなるでしょうが、自身を精一杯表現出来るチャンスです。
時間的には集団オーディションと同様約10分程度のところが多いです。
オーディションの合否を分けるポイントは?
ヨガインストラクターのオーディションで見られているのは、ヨガの指導力だけではありません。どのような点に気をつけたら良いのか、そのポイントを紹介します。
社会人としてのマナー
応募時のやりとりや書類の不備、連絡のスムーズさなどは、ヨガインストラクターに限らずどの職種でも見られるところです。
スタジオを訪れた際にちゃんと挨拶ができているか、時間に遅れることなく到着したかなど、社会人としての基本ができているかは、しっかり意識しましょう。
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応募者自身のヨガスキル
アーサナ(ポーズ)が不安定だったり、自己流だったりする場合は改善が必要です。自分自身が体で理解していないと、人に教える際に正確に伝えることは難しくなります。
オーディションを受けるだけではなく、レッスンに通ってスキルを磨いたり参考になりそうな指導方法を学ぶなど、自分自身の練習も怠らないようにしましょう。
レッスンの進め方
模擬レッスンではアーサナの美しさ・安定感はもちろんのこと、指導方法について下記のような点も注目されています。
・声の聞き取りやすさ
・声かけのタイミング
・声かけの内容・伝わりやすさ
・時間の配分
・生徒への気配り
・的確なアジャスト
自分がレッスンを受ける際に、インストラクターがどんな声かけやアジャストをしているか、よく見ておきましょう。
スタジオとの相性
ヨガスタジオの雰囲気や、募集時点で特定のクラスを担当して欲しいなどが決まっている場合などは、どんなにスキルが高くても採用には至りません。
たとえば「リラックス系ヨガクラスのインストラクターが欲しい」と募集をかけているスタジオに、「パワーヨガのようなしっかり動くヨガの指導を得意としてきました」という強みのある人が応募しても、採用は難しいでしょう。
そのためオーディションを受ける際には、どんなスタジオでどんなインストラクターを求めているのか、といったリサーチは欠かせません。
ヨガに対する熱意
「なぜインストラクターになりたいのか」「なぜそのスタジオなのか」は、面接の際に聞かれる鉄板の質問とも言えるでしょう。また、ヨガを始めたキッカケや、どんなインストラクターになりたいかもよく聞かれます。
自分がどのような思いでヨガと関わっているかは、とっさに言葉にしようとしても難しいものです。事前に考え、答えを準備しておきましょう。
不合格の理由として考えられること
オーディションに落ちてしまう理由はさまざまです。しかし、よくある原因を知っておくことで対策を立てることも可能です。
よくある原因は、下記の5つが考えられます。
・アーサナが不安定
・声かけやアジャストなどの指導技術不足
・オーディションのレベルが合っていない
・スタジオのニーズと合っていない
・基本的なマナーが身についていない
「自分自身のアーサナが気になり、生徒さんへの的確な指示が出せていない」というケースは、よくあります。
また、採用枠が1名のみのベテランインストラクターも多数応募してくるようなオーディションに、指導経験が浅いうちに挑戦しても、合格できる可能性は低いと言わざるをえません。
自分の経験とスキルに合ったスタジオを選ぶことが重要です。またスタジオの価値観や方向性が、自分の考え方や思いと合致しているかどうかも、スタジオ選びの際には必要です。
オーディション対策は必要?
実技オーデションでは自己の模擬レッスンを披露することになるので、客観的に見てどうなのか?という点を考えなければなりません。
インストラクター未経験の方であれば尚更、自分流のレッスンを確立出来ていないでしょうから、そういった面も含めて対策を取ることをおすすめします。
また、事前にスタジオの下見をして施設の雰囲気を見ておくことや、ホームページでスタジオの関連事業などをチェックしておくことも大切です。
ヨガ動画で研究
動画投稿サイトには、多くの動画が投稿されています。
ヨガインストラクターの方も、さまざまな動画を投稿しているので、どのようなレッスンをしているのか研究しつつ、レッスンをしながら話す言葉などを参考に自分流を作り出しましょう。
自分の声を録音したり、レッスンを録画する
スマホのボイスメモなどを使って、自分の声を客観的に聞いてみるのも一つの手です。
聞き取りやすいか、しっかりと意味が通じポーズを取ることが出来るかを確認したり、録画した自分のレッスンを見て姿勢が悪くなっていないか、笑顔でポーズが取れているか、などを確認しましょう。
色んな先生のレッスンに参加する
人気のある先生のレッスンに参加して、どのようなところに人気の秘訣があるのかを確認してみましょう。
その先生ごとに違うレッスン内容や、話し方などを調査すると何かしらの発見があるでしょうし、良い勉強になるはずです。
オーディション当日の服装
服装を指定されることはほとんどありませんが、ヨガウェアを着用するのが一般的です。アーサナを取る際に、身体の使い方が分かりやすいような、ボディラインが見えるウェアが好ましいでしょう。
ただし、マタニティヨガのインストラクターの場合は、ゆったりとした服装の方が好まれる場合もあります。
オーディションでよく聞かれる質問
聞かれることが予想される質問には、あらかじめ自分なりの答えを用意しておくことが重要です。
特に「志望動機」や「なぜこの職業を選んだのか」という質問は、答えられるよう準備しておきましょう。
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オーディションはどれくらい実施されてる?
ヨガインストラクターのオーディションは全国各地のヨガスタジオやヨガスクール、ヨガ協会などで実施されています。
正社員、パート、アルバイトなど雇用形態や勤務時間なども記載されているので、豊富な求人から探すことが出来ます。
まずは希望の勤務地を決めてから検索をし、オーディションの詳細はスタジオや協会で違ってくるので、しっかりと問い合わせをしてからエントリーしましょう。
オーディションでチャンスが広がる! まずは自分の働きたいスタジオを探そう
ヨガインストラクターはオーディションでヨガの実践、模擬レッスン、面接を突破して初めてヨガインストラクターとして働くことが出来ます。
生徒の前で注目を浴びながらレッスンをしているインストラクターは、生徒にヨガを教えるためのオーディションを受けてしっかりと合格を認められた信頼のおける方だということです。
オーディションとなるとドキドキする気持ちもありますが、ヨガインストラクターになりたい気持ちがある方なのであれば、先生役になってレッスンをしてみるオーディションは良い経験になるでしょう。
明るく元気なことはもちろんのこと、相手にわかりやすい説明や的確に物事を伝えることをしっかりと身につけてオーディションに挑みましょう!
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ヨガインストラクターとして活躍したい方にとって、オーディションは避けては通れない道です。
ヨガオーディションを通過してインストラクターとして活躍するには、ヨガの技術だけではなく指導力や社会人としての基本的なマナーが求められます。合否を分けるポイントを意識して、事前にできることはしっかり対策しておきましょう。
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