管理美容師の講習会受講料はいくら? いつ払えばいいの?|講習会申し込みの流れを解説

管理美容師とは、同名の資格保持者を指し、美容師が2人以上で働く美容室において、事業所ごとに最低1名の管理美容師を配置することが法律で義務付けられています。スタッフの健康管理や店内の衛生状態が適切であるかなど、働いている美容室の衛生管理が主な業務で、理容師にも同様の「管理理容師」という資格があります。

上述したように、管理美容師はスタッフが2名以上の美容室であれば必須といえる存在なので、将来的に独立・開業を考えている方なら、自分で管理美容師の資格を取得しておくとよいでしょう。

ここでは、管理美容師の講習会への申し込み方や受講料などについて詳しく解説します。管理美容師の資格取得を検討されている方は参考にしてみてください。

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管理美容師の講習会受講料はいくら? いつ払えばいいの?

管理美容師になるためには、美容師免許の取得後、3年以上美容師として働いていなければならないという条件があります。その上で、厚生労働大臣の基準により、都道府県知事が指定した講習会を受講しなければなりません。ここでは、管理美容師の講習会受講料はいくらか、いつ払えばいいのかについて解説します。

受講料は都道府県で違うことも|必ず最新情報を確認しよう

受講料は、東京都や千葉県、大阪府など、多くの都道府県で16,000円となっています。従来は18,000円だったのですが、2018年4月に開催された講習会から、引き下げられました。再受講料も、もともと9,000円だったのが、8,000円に下がりました。

京都府では、15,000円(再受講料7,500円)となっており、他の都道府県より安くなっています。このように、都道府県ごとに費用が違う可能性があるので、受講する際は必ず申し込み予定の都道府県における講習会の最新情報をチェックしましょう。

受講料はいつ払えばいいの?

管理美容師の講習会にエントリーすると、申込書類一式が郵送されてきます。その中に「払込取扱票用紙」が入っているので、それに従って受講料を払いましょう。受講申し込みがすべて終了すると、受講料の返還や受講予定日の変更などはできないので、予定をよく確認してから申し込むようにしてください。

管理美容師の講習会申し込みの流れを解説!

管理美容師は美容師の業務が衛生的におこなわれるよう管理する役目を担っており、美容師として働いていく上で、とても大切な資格のひとつです。管理美容師の講習会を開催している「公益財団法人 理容師美容師試験研修センター」では、管理美容師の講習会のほか、理容師・美容師試験の実施や、理容師・美容師の登録実施などの事業をおこなっています。

ここでは、美容室において重要な役割を担う管理美容師の資格を取得する際に必要な、講習会の申し込みの流れを解説します。

1. 自分が受講資格を満たしているかチェック|美容師免許取得後3年の実務経験

管理美容師の講習会の受講資格には、美容師免許取得後3年以上の実務経験があるという条件があります。これは、美容師法に基づき厚生労働省が定めたものです。講習会を受講する際は、まず自分がこの受講資格を満たしているかどうかをチェックしなければなりません。

受講資格の認定を受けるためには、講習会の受講申し込みをする際、美容師法に規定されている免許の写しと、3年以上の実務経験があることを証明する雇用主などの証明書を添えなければなりせん。

2. 理容師美容師試験研修センターのWEBページからエントリーする

管理美容師の講習会を受講するには、受講資格があるかどうかをチェックしたのち、理容師美容師試験研修センターのWEBページからエントリーします。

管理理容師・管理美容師資格認定講習会開催案内(令和2年度)

理容師美容師試験研修センターのWEBページには、「管理理容師・管理美容師資格認定講習会開催案内(令和2年度)」というページがあるので、ここでお住まいの都道府県を探します。都道府県によって講習会の開催時期が異なり、募集期間も異なってくる点は注意しましょう。

募集期間内である都道府県のリンクからエントリーページへアクセスし、申し込むことで講習会にエントリーできます。まだ募集時期でない都道府県であってもリンクが貼られているためエントリーページにアクセスはできますが、エントリー操作をすることができません。リンクが貼られていない都道府県もありますが、公開予定日が記載されています。

3. エントリー方法を選ぶ

自治体によってはWEBと郵送のいずれかからエントリー方法を選べます。ここでは、WEBの場合と郵送の場合、それぞれのエントリーの流れについて解説します。

WEBを選択した場合の流れ

WEBを選択した場合は、まず、エントリーページの内容を確認しましょう。問題がなければメールアドレスを入力し、仮エントリーします。記入したメールアドレス宛に本エントリーのためのURLが送られてくるので、そのURLにアクセスのうえ必要事項を記入し、送信すればエントリー完了です。

郵送を選択した場合の流れを紹介

郵送の場合、まずWEBページを全て印刷します。その中にあるエントリー用紙に必要事項を記入し、記載されている「応募先及びお問い合わせ先」宛に郵送しましょう。郵送する際は、エントリー期間内に届くよう気をつけてください。自治体によってはFAXで送付することもできます。

4. 送付された書類を確認して申し込み手続きをする

エントリーの受付期間終了後に「申込書類一式」が送られてくるので、それに従って申込み手続きをおこないます。ここでは、申し込み手続きについて解説します。

受講料はココで払う!

受講料を払うのはこのタイミングです。「申込書類一式」の中に「払込取扱票用紙」が入っているので、それに従って受講料を払い、「振替払込請求書兼受領証」の原本を「受講申込書用紙」に貼りつけます。

ほかにはどんな書類が必要?

「受講申込書用紙」には、「美容師免許のコピー」、雇用主等に3年以上の実務経験があることを証明してもらう「業務従事証明書」を所定の位置に貼り付けましょう。2カ所以上の美容室での実務経験を合計して3年以上となる場合は、必要な枚数だけコピーして、それぞれの雇用主等に記入してもらい、証明をおこないます。

「必要書類一式」には「受講者写真票用紙」も入っているので、これに受講者の写真を貼りましょう。写真はパスポートサイズとし、正面を向いて帽子や背景がなく、書類の提出前の6カ月以内に撮影したものという規定があります。

5. 必要書類を返信用封筒に入れ簡易書留で返送する

必要書類をすべて返信用封筒に入れたら、必ず「簡易書留」で期日までに返送します。上述したように、この受講申込書の受付が終了したあとは、受講料や書類の返還、受講予定日の変更はできません。予定をよく確認してから申し込むようにしてください。

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管理美容師は職場の衛生管理を担う職業|資格を取得して仕事の幅を広げよう

管理美容師は職場の衛生管理を担う重要な職業です。スタッフの健康管理や美容室内の衛生状態、美容業務が衛生的におこなわれているかなど、さまざまなことを管理します。美容師が2人以上働いている美容室では、管理美容師を置かなければ業務をおこなえないことが美容師法により定められているほどで、美容師という職業において大切な資格といえるでしょう。

美容師が1人だけで営業しているような美容室以外は、事業所ごとに管理美容師が必要となります。そのため、将来的に独立・開業を考えている場合は、管理美容師の資格も取得しておきましょう。資格を取得することで、仕事の幅も広がります。

出典元:
公益財団法人 理容師美容師試験研修センター 「管理理容師・管理美容師講習会」
東京都福祉保健局 「管理理容師・管理美容師資格認定講習会(令和元年度、令和2年度)」
大阪府 「平成 31 年度 管理美容師資格認定講習会 ご案内」
公益財団法人理容美容師試験研修センター 「1.令和元年度 管理美容師資格認定講習会のご案内」
京都府美容業生活衛生同業組合 「2020年度 管理美容師 資格認定講習会」
理美容教育出版 「全理連・第6回理事会 管理理容師資格認定講習の受講料が値下げ」

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