整体師の年収は?収入アップを目指す方法や転職の流れも押さえよう

整体師として働く場合の給料や年収は、仕事をするにあたって非常に気になるもの。目安や相場がわかると、今後の働き方を考えるうえでも参考になることでしょう。

そこで、整体師の給与について正社員とパート・アルバイトに分けて、実際の求人データから解説します。また、年収をアップさせるためにできることや転職の流れもお伝えするので、これからの仕事に役立てていただければ幸いです。

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整体師の給与や年収はどれくらい?

整体師とは、整体・カイロプラティックと呼ばれる民間療法を行う職業のことをいいます。柔道整復師と間違われやすいですが、柔道整復師は国家資格です。

整体師は国家資格ではないため、柔道整復師のように捻挫や骨折などの治療はできません。これらを踏まえたうえで、ここでは整体師の給与や平均年収について紹介します。

正社員の月給・年収の相場

正社員の収入は、地域によって大きく異なります。求人サイト「リジョブ」の2024年7月時点での求人データによると、約23~49万円(平均約36万円)と幅があります。年収に換算すると、276~588万円程度です。

住んでいる地域だけでなく、経営母体も収入に影響します。経営母体が大企業や医療法人であれば、同じ地域にあっても収入が高水準のようです。また、経験や実力によって給料が高くなっていく場合もあるでしょう。

「東京都 整体師 正社員」の求人検索結果↓
https://relax-job.com/seitai/area/tokyo/feature/employment/regular-member

パート・アルバイトの時給の相場

パートやアルバイトの収入も、住んでいる地域によって差があります。正社員と同じくリジョブの2024年7月時点での求人では、時給は1,100~1,900円程度(平均約1,500円)でした。

パートやアルバイトの場合は経験や実績で収入が上がっていくことは多くありません。この金額で働き続けると考えておくとよいでしょう。

「東京都 整体師 パート・アルバイト」の求人検索結果↓
https://relax-job.com/seitai/area/tokyo/feature/employment/arbeit

整体師が年収アップを目指せる4つの方法

整体師として働きながら収入を上げていきたいと考える人に向けて、ここでは整体師が年収を上げるための4つの方法を紹介します。整体院などで雇用されている人向けの内容なので、該当する場合はぜひチェックしてみてください。

1. 施術の技術を磨いて指名を増やす

もっとも手軽に、かつ時間をかけずに収入を増やす方法は、指名を取ること。

店舗などで雇われて働いていると、多数施術をしたとしても月収としてスタッフ全員に分配されることが多いです。自分の力だけで周囲と差をつけたいなら、指名を取って指名料をもらいましょう。

指名料は、他のスタッフに分配されずに指名された人にダイレクトに入ってきます。たくさんの指名を取れば、指名料で収入をアップさせることも夢ではないでしょう。

なお、指名を取るためには、施術の技術を上げてお客様に満足してもらうことが必要です。収入アップを目指して、自分の技術も上げていきましょう。

接客スキルアップでお客様の満足度も向上

技術を上げても愛想や態度が悪ければ、お客様からの指名はもらえません。技術を上げつつ、接客スキルも高めましょう。

技術だけでなく接客スキルも申し分なければ、お客様からの人気が高まり、年収もどんどん上げていけるでしょう。

2. 資格を取得する

整体師は無資格で働けて整体師と名乗れますが、無資格なので当然ながら資格給などは入りません。

資格を取得すれば資格手当をもらえ、収入アップにつながります。指名を取るよりもコンスタントにお金が入ってくるので、給料が安定するのが特徴です。資格取得のために学ぶ過程で知識や技術力も上げられるので、指名にもつながるでしょう。

例:柔道整復師(国家資格)

整体師が収入アップのために取得したい資格の例が、前でも触れた国家資格の「柔道整復師」です。柔道整復師の資格を取得することで、柔道整復術ができるようになります。

資格を取ればできる仕事が増えるので、職場選びの選択肢も広がり、独立開業などのキャリアプランも視野に入れられるでしょう。

柔道整復師と整体師の違いとは? 柔道整復師の資格を取得するメリットを解説!

3. 雇用形態・働き方を変える

アルバイトやパートでも、資格を取得することで資格手当をもらえます。指名料ももらえますが、それ以外の手当はつきません。

この場合、雇用形態を変えて正社員になることで、同じくらいの仕事量でも、今までより高い給料をもらえることもあります。年収を上げたい場合には、雇用形態を変えることも検討しましょう。

知識や経験を活かして副業する|セミナー講師・コンサルタントなど

雇用形態を変えたくても、家庭の事情や体調などにより正社員で働くことがむずかしいという場合には、副業を検討する方法も。

今まで働いてきたスキルや技術を活かしてセミナーの講師をしたり、新しい店舗のコンサルティングをしたりと、これまでの整体師としての経験を活かせます。

ただし、副業ができない職場もあるので、就業規定をチェックして副業をしてもよいかどうかを必ず確認しましょう。

独立開業して経営者になる

独立開業する手段もあります。もちろん、開業したからといっていきなり収入が上がることは少ないです。しかし、技術や接客スキルを磨いたり、新たな資格を取得したりと経営努力を重ねることで、店舗で働いているときよりも年収が上がるチャンスはあります。

開業するためには開業資金や開業するための土地なども必要になるので、計画的に行っていきましょう。

4. より条件のよい施設・店舗へ転職する

スキルや技術を磨いても待遇がなにも変わらないのであれば、待遇がよい店舗へ転職するというのもひとつの方法です。

よりよい転職先を見つけるポイントは、会社の規模や職場環境。大手、ベンチャー、個人経営の店舗でそれぞれ特徴があるので、自分に合った店舗を選んでみましょう。

ほかにもスキルアップのために手当が出るのかなども見ておくと、資格取得が無理なく行えます。

また、店舗の立地も見ておきたいポイントです。駅近や繁華街などお客様が来院しやすい環境であれば、高い収入を得られるかもしれません。

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業務委託の整体師が年収アップを目指すには?

業務委託とは、企業や事業主が業務の一部を外部に委託する方法。働く側は企業と雇用関係を結ぶのではなく、フリーランスの立場で仕事を請け負います。業務委託で働く場合の収入は、歩合給であることが一般的です。

そこで、業務委託で整体師として働いている人が年収を上げたい場合は、前章のような方法のほか、交渉して歩合給を上げてもらう方法もあります。自分のスキルや実績を熱心にアピールして、収入アップにつなげましょう。

年収アップを狙う整体師の転職方法

ここでは、整体師が年収アップを目指して転職するときの流れを解説します。

1. 求人情報を探す

まずは、求人サイト(求人情報の総合サイト)や転職エージェント(アドバイザーが求人紹介や企業との交渉などを行ってくれる)などを利用して仕事を探しましょう。整体師が求人サイトを使うなら、ヘルスケア系に強い「リジョブ」がおすすめです。

2. 応募書類を提出する

つづいて、履歴書や職務経歴書など、必要な応募書類を準備しましょう。履歴書には項目ごとに書き方の注意点があり、提出時にもマナーがあります。

下記は鍼灸師の場合ですが、ミスのないように書く・暦の書き方を統一する・志望動機ではしっかり自分の熱意を伝えるなど、整体師にも通用する内容が多いです。ぜひ参考として活用してみてください。

鍼灸師の履歴書の書き方|提出時のポイントや応募の流れも解説

3. 面接を受ける

採用前には面接も行われることが一般的です。面接では、よく聞かれる質問があるほか、身だしなみや立ち居振る舞いなども見られるため、面接対策をしっかり行ってから臨むことが重要です。

下記も鍼灸師の例ですが、整体師を目指した理由や将来の目標などが聞かれやすく、身だしなみの注意事項なども解説しているので、ぜひ役立ててください。

鍼灸師の面接では何を質問される?身だしなみのポイントや応募方法も解説

4. 内定を受ける

合格すれば内定。内定後に年収や労働条件などの交渉を行えるケースも。

整体師として年収アップしますます活躍しよう

実際の求人情報を見ると、整体師の給料や年収には幅があることがわかりました。整体師として年収を上げるためにできることはいろいろあります。日々の業務のなかでスキルアップやキャリアアップを図りながら、年収も高めていきましょう。

また、仕事探しにはヘルスケア・美容業界に強い求人サイト「リジョブ」がおすすめです。勤務地や給料などの条件を決めて検索でき、自分の好きなタイミングで閲覧できるので、気軽に利用してみてください。

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