パラフィンパックとは？ ネイルケアやハンドケアにおすすめの理由｜パラフィンパックの方法を解説
乾燥する季節や毎日の水仕事による肌荒れ、加齢による手のシワに悩んではいませんか？ そのような方には、保温性が高く肌が滑らかになると今注目を集めているパラフィンパックがおすすめです。ネイルサロンやエステサロンに通っている方は、知っているかもしれません。最近ではセルフキットが販売され、自宅でも気軽にできるようになりました。この記事では、パラフィンパックが気になる方のために、パラフィンパックの効果、やり方について詳しくご紹介します。
パラフィンパックとは？
パラフィンパックとは、美容成分が入った専用のパラフィンを溶かしパックをすることで肌を集中ケアする美容法です。おもに「手」「足」「指先」などに行ないますが、刷毛を使用すればボディにもすることができ、フェイシャルトリートメントにも使われています。
パラフィンパックというと以前はネイルサロンやエステサロンで施術されるものでした。しかし今はセルフキットがネットでもお手頃価格で購入できるようになり、特別な技術が必要ないので誰でも簡単に試すことができます。
即効性に優れているので、パラフィンパック後すぐにその効果を実感することができるでしょう。ただし効果は長く続かないので、継続的なケアが必要です。定期的にサロンでパックをしてもらうと高額になってしまう可能性がありますが、自宅で行なえば費用を抑えて自分のペースでケアを続けることができます。
パラフィンパックには「ピールオフタイプ」「スクラブタイプ」「マスクタイプ」があり、それぞれの特徴は次のとおりです。
・ピールオフタイプ
はがすタイプで作業効率が高く、とくにハンドケアにおすすめです。
・スクラブタイプ
「ソルトスクラブ」や「シュガースクラブ」などあります。ソルトスクラブは発汗性があり、毛穴ケアに効果的です。シュガースクラブはソルトスクラブより刺激が少なく、肌のキメを細かくすることができます。
・マスクタイプ
洗い流すタイプで温めずにできるものがあり、肌に負担が少ないことが特徴です。
パラフィンパックの効果とは？ ネイルケアやハンドケアにおすすめの理由
45～48度に温めたパラフィンワックスの保湿成分は、肌の奥までゆっくりと温めながら浸透し、肌の乾燥を改善しコンディションを整えてくれます。角質が柔らかくなり、美容液やクリームの浸透がよくなるので、乾燥しやすい「ネイル」や「ハンド」「フットケア」におすすめです。
とくに、爪が乾燥して筋が入ってしまったり、ささくれができたり、マニキュアが剥がれやすくなったりして、爪のおしゃれが楽しめないと悩んでいる方はぜひ試してみてください。心地よい温度により血行も促進するので、マッサージを一緒に行なうことで、さらなる健康効果が期待できます。
〈パラフィンパックの主な効果〉
・肌の乾燥改善や予防
保温成分が肌の奥まで浸透し、肌にハリを与えて、もっちりとした肌触りになります。
・角質ケア
パラフィンパックが固くなった角質を柔らかくしてくれるので、クリームや美容液が浸透しやすくなります。
・爪に潤いをあたえる
保湿効果で爪に潤いを与え、爪に筋が入ったり、表面が凸凹になったりすることを防ぎます。
・血行改善による冷え解消
温かいパラフィンワックスが血行を促進するので、とくに手足の血行が悪くなる末端冷え性の方におすすめです。
・代謝がよくなる
血行が改善すると新陳代謝も改善します。新陳代謝がよくなるとリンパの流れがよくなり、むくみや冷えが解消します。脂肪が燃焼されやすくなるので、ダイエット効果も期待できるでしょう。
出典元：
エステサロン アン・クレア
・アロマの香りによるリラックス効果
アロマには「ストレス解消」「痛みの緩和」「睡眠改善」など、さまざまな効果があります。それぞれのアロマが持つ効果を知り、自分に合ったアロマが入ったパラフィンワックスを選べば、体調不良の改善が期待できるでしょう。
パラフィンパックをするために必要なものは？
自宅でパラフィンパックをするときに具体的に必要になるものをご紹介します。専門店だけでなくAmazonや楽天など、ネットでの購入が可能です。
パラフィンバス
パラフィンバスはパラフィンを溶かすための機械です。安いものでは5,000円前後、高いものでは数万円することがありますが、だいたい1万円くらいで購入することができるでしょう。価格が安いものはコンパクトで収納に便利ですが、指先専用でフットケアには使えないこともあるので、用途に合わせて選ぶことが重要です。
パラフィンワックス
パラフィンワックスはパラフィンパックをするときに使う基材です。購入した際は固形ですが、パラフィンバスで温め溶かして使用します。アロマが入っているものもあり「ローズ」「ラベンダー」「ピーチ」など、香りが楽しめるものが人気です。いろいろな種類を購入すれば、気分に合わせて香りを変えることができます。
保湿クリーム
パラフィンパックをする前にハンドマッサージをする場合は、保湿クリームを用意します。パラフィンパック専用ではなく普段使っている保湿クリームで構いません。保湿クリームを塗ってハンドマッサージをすることで、保湿効果が高まり、血行促進と新陳代謝の向上などの効果が期待できます。
指先用・ハンド用・フット用とパーツに合わせたセット商品も
パーツによって保温するミトンの種類は異なるので、はじめてパラフィンパックをする方は、「指先用」「ハンド用」「フット用」など、パーツに合わせたセット商品がおすすめです。セット商品であれば、何度も買い物をしなくても必要なものが1度でそろい買い忘れる心配がありません。
パラフィンパックの方法を解説！
それでは、パラフィンパックの方法を見ていきましょう。
①手を洗う
手を洗い、手の汚れを取り除きます。手の皮膚は傷つきやすいので、丁寧に水または蒸しタオルで行ないましょう。
②保湿クリームを塗る
傷があると肌荒れの原因になるので、手にトラブルがないかを確認してから保湿クリームを塗布します。保湿クリームを塗ることで、パラフィンパックの効果が高まります。
③ハンドマッサージ
保湿クリームを適量とり、手のひらから指先まで全体にかけてなじませます。血行促進効果のあるハンドマッサージですが、手にあるいろいろなツボを意識すれば、さまざまな健康効果が期待できます。
④パラフィンパックをする
パラフィンバスでパラフィンワックスを溶かし、溶けたら温度を45度～48度に設定します。パラフィンワックスは衣類に付くと取れないので特に服の袖口に気をつけて、パラフィンワックスが飛び跳ねないようにゆっくりと手を広げた状態で入れ、手を抜きます。
※これを3回繰り返します。指と指がくっついてしまった場合はやり直してください。
⑤ビニールやラップで覆う
美容液の浸透効果を高めるため、ビニールやラップで覆います。このときに手を動かすと、パラフィンパックが割れて空気が入り、効果が薄れてしまうので気をつけてください。
⑥ミトンやタオルで包む
保温効果を維持するため、さらにミトンで包みますが、ない場合はタオルでも構いません。
⑦パラフィンパックをはがす
パラフィンパックの放置時間は約15分ですが、キットやパラフィンワックスの種類によって異なるので、念のため説明書などに書かれている時間を確認してください。説明書に書かれた時間が経過したら、パラフィンパックをはがします。ミトンを外しビニールやラップの上から手を揉むと簡単に取れ、周りが汚れません。
⑧油分を拭き取る
残った油分は、タオルや蒸しタオルなどを使って丁寧に軽く拭き取ります。
⑨爪にキューティクルオイルを塗る
最後に乾燥から守るため、爪にキューティクルオイルを塗ります。キューティクルオイルを塗ることで、ジェルやカラーが持続します。キューティクルオイルを選ぶときは、原材料を確認しましょう。アレルギー体質の方や敏感な方は、「オリーブ」「アボカド」「アーモンド」など自然の原材料を使ったものを選んでください。
パラフィンパックは人気のケアのひとつ！ サロンへ導入してみては
「リラクゼーション効果」「保湿効果」「美白効果」など、さまざまなうれしい効果があるパラフィンパック。パラフィンパックを定期的に行なうことで、肌の老廃物を除去することができ、肌に透明感がでてきます。美容効果のほか、「リラックスできない」「冷え性」「乾燥肌」などに悩んでいる方にもおすすめできる医療的な効果があります。価格はそれほど高くなく、方法も簡単なので、サロンへの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
出典元：
NailMoco
e.m.a
ネイルサロン エクラーラ
