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介護・看護・リハビリ 2020-02-24

ホームヘルパーの仕事のやりがいとは何か考える

ホームヘルパーは、障害者や高齢者など日常生活を送る上で困難がある方に、ケアや援助を行う仕事です。主には、障害者や高齢者のトイレ、食事、入浴などの身体介助を行うとともに、掃除や洗濯、調理などの生活援助まで幅広く行います。今回は、ホームヘルパーの仕事を通じて、どんなやりがいを感じられるのかまとめてみました。

社会貢献ができることがやりがい

ホームヘルパーの仕事は、障害者や高齢者など一人では生活が困難な方を支援する仕事です。近年、高齢者という社会背景もあって、ホームヘルパー目指す人も増えてきています。社会貢献も大きく、これからますます需要が高まっていくとされる仕事のひとつです。

また、人助けができるという意味で、自分の仕事に誇りを持ちやすく、またホームヘルパーという仕事を通して、利用者のために生きているという実感が仕事の大きなやりがいになります。そのため、自分の仕事の内容について、家族、友人などの親しい人にも話しやすく、自分の仕事について誇りを持って話せるのはメリットです。

仕事は見返りを求めてするものではありませんが、ホームヘルパーの仕事は、責任感も大きく、体力的にハードな面もあります。こうした仕事の大変さを乗り越えて働き続けていくためにも、困っている人の役に立っているという満足感は、ホームヘルパーにとって、とても大切なのです。

利用者の方に感謝してもらえることがやりがい

利用者宅を訪問し挨拶をすると、「今日もよろしくお願いします」と利用者に元気に声をかけていただくだけで、やる気が出るというホームヘルパーもたくさんいます。

ホームヘルパーの仕事を通じて一番やりがいを感じられるのは、なんといっても利用者の方から感謝の言葉をもらったときです。もちろん仕事を通じて全ての利用者の方から感謝の言葉をもらえるわけではありません。だからこそ、感謝の言葉を頂いた時の重みと喜びは大きいといえます。

また、利用者の方は不自由な日常生活を送る中で、自分のことを情けない思ったり、悔しいと感じたり、または早く死んでしまいたいといった気持ちを抱えた方もいます。そんな利用者の方からは、感謝の言葉よりも、申し訳ないという謝罪の言葉を聞くときも多いのです。ホームヘルパーの仕事は、このような利用者の心の痛みを汲み取り、利用者を励ましながら支援していく仕事でもあるのです。

利用者の方のできることが増えるのがやりがい

ホームヘルパーの仕事は、介護の仕事の中でも最前線の仕事です。要介護者と直接触れ合うため、仕事を通じて、要介護者の成長を一番側で感じ取ることができます。

例えば、支援していく中で、これまで歩くことのできなかった利用者が歩けるようになったり、短い時間でも立ち上がることができるようになったり、オムツが外れて自分でトイレに行けるようになったりなど、利用者の方がこれまでできなかったことが少しずつできるようになる場面に立ち会えるのは、ホームヘルパーとして最高のやりがいであるといえるでしょう。

このような場面に立ち会えるのは、利用者とホームヘルパーだけではありません。利用者を支えている家族の方とも喜びを共有できます。ホームヘルパーの仕事を通じて、家族の方に感謝してもらえることもまたホームヘルパーのやりがいにつながっています。

実際、ホームヘルパーの仕事をしていると、「ずいぶん大変なお仕事をされているのですね」と驚かれることが多いそうです。ホームヘルパーの仕事は本当に大変な仕事ですが、その仕事を実際にやりきっているのだという実感こそ、ホームヘルパーのやりがいになっています。

介護の最前線で仕事をしているホームヘルパー。利用者やその家族の方に感謝の言葉をかけてもらえることや、不自由で肩身の狭い思いをしている利用者の心の支えになってあげられること、そして援助を通じて利用者の成長を感じられることなどがホームヘルパーの仕事を続ける上で大きなやりがいになっているようです。

ホームヘルパーと言えば、大変な仕事だとよくいわれます。しかしホームヘルパーとして利用者と信頼関係をしっかり築くことができれば、ホームヘルパーとしてのやりがいもまた大きくなるでしょう。

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