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介護・看護・リハビリ 2020-10-03

【介護◯×クイズ Vol.14】「介護の基本」にまつわる知識をおさらい!介護福祉士の基本問題5

社会的認知度や専門職としての信頼感も高まりつつある「介護福祉士」。事業所によっては配置を義務付けられているサービス提供責任者・生活相談員・チームリーダーなどの役職は、介護福祉士の資格が必須となる場合も多く、管理職を任される立場としても重宝されている、現場に欠かせないお仕事です。

今回はそんな介護福祉士さんの知識を問う◯×クイズを実施!「介護の基本」に関する問題をピックアップしました。

介護福祉士向け ◯×クイズ5問

【第一問】利用者から、入院している他の利用者の病状を聞かれたが話さなかった。

 

正解は…

 

 

【解答】

【解説】プライバシーに関する内容を他者に伝えるときには、たとえ主治医であっても本人の了承を得なければならない。社会福祉士及び介護福祉士法第46条において「正当の理由がなく、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない」と、秘密保持義務として規定されている。

 

続いては「車いすの利用者への対応」に関する問題を出題!

【第二問】利用者が車いすから立ち上がらないように、腰ベルトをつけた。

 

正解は…

 

 

 

【解答】×

【解説】「治療のじゃまになる行動がある」「事故の危険性がある」という理由で利用者を車いすに拘束することは身体拘束に該当する。行動制限を行う前に、行動の原因などを心身の状況から分析し対応していくことが求められる。

 

次は「利用者の居室に入室するときの対応」に関する問題!

【第三問】施設での介護のあり方として、介助者が利用者の居室に入室することは日常的なことなのでノックや声かけをしなくてもよい。

 

正解は…

 

 

 

【解答】×

【解説】利用者の居室はその人の家である。他人の家や部屋に入るときには必ず挨拶することが常識なのと同様、利用者の居室に入室するときにも「失礼します」等の声かけやノックをすることが必要である。

 

次は「車いすの介助」に関する問題!

【第四問】車いすの介助で急勾配のスロープを降りるとき、車いすは後ろ向きにする。

 

正解は…

 

 

 

【解答】

【解説】急勾配のスロープを降りるときに、車いすを前向きの状態にして降りると、利用者が前のめりになり恐怖感を与えてしまうことに。勾配のある坂やスロープではスピードが出て危険なため、必ず後ろ向きで進むようにする。

 

最後は「リスクマネジメント」に関する問題!

【第五問】リスクマネジメントに関して、小さな介護事故は個人で対応する。

 

正解は…

 

 

 

【解答】×

【解説】小さな介護事故であっても決して個人で対応してはならない。必ず職員間で共有し、組織全体で対応していくことが必要である。

文:小沼奈央(レ・キャトル)

参考:
介護福祉士国家試験受験対策研究会『介護福祉士国家対策 速習 一問一答2020』中央法規2020年
介護福祉士国家試験受験対策研究会『10点アップ!よく出る問題総まとめ2020』中央法規2020年

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