【フリーランスのライフスタイル】中野悠里さんの仕事が大好きになるノンストレスな働き方
シェアサロンの普及などに伴い、最近増えてきたフリーランスという働き方。今回は、2019年の7月からフリーランスの美容師として働いている中野悠里さんに登場していただきます。
フリーランスになってからはすき間時間をうまく活用し、新しいことにチャレンジし続けているという中野さん。果たして、どのようにして現在のスタイルにたどり着いたのでしょうか？「友人と会える時間が増えたことがとても嬉しいです」とのことで、プライベートの過ごし方も気になります。
前編では、フリーランスに至るまでの経緯などについて伺いました。
お話を伺ったのは…
フリーランス美容師の中野悠里さん
1993年生まれ、埼玉県出身。
ミス・パリ専門学校東京校の美容学科卒業。
2014年に新卒で「hair lounge BEACH」に入社し、約5年間勤務。
2017年にスタイリストデビューを果たす。
2019年7月以降は「GO TODAY SHAiRE SALON 銀座店」にて
フリーランス美容師として活躍。
現在は毛髪診断士の資格取得のための勉強や、
シェアサロンのコミュニケーションマネージャーの受託など
サロンワーク以外についても積極的に取り組んでいる。
プライベートと仕事の両立を目指してフリーランスに転身
中野さんが得意とする動きのある大人カジュアルな外ハネミディアム
――――まずは、フリーランスに転身するまでの経緯について教えてください。
美容学校卒業後、表参道のサロンに正社員として就職。2年目に同じ表参道エリアで店舗の異動はありましたが、この会社に5年間勤務しました。最初は学生時代とのギャップに戸惑うことが多かったですね。とくに私が所属していたサロンはお客さまの年齢層が高く、大人の女性が多かったので接客や言葉遣いなどとても厳しく教育してもらいました。
出社は朝早く、夜は練習で遅くなる日が続いていましたが、オーナーや周りのメンバーが優しく、仕事も楽しかったので苦ではなかったです。2019年7月にフリーランスに転身して現在は銀座のシェアサロンで働いています。
――――なぜフリーランスに転身したのでしょうか？
自分の時間がほしいと思うことが多くなったからです。生活のほとんどが仕事で埋まってしまう状態が続き、少し疲れてしまったんだと思います。たとえば、サロンワーク以外でタレントさんのヘアメイクの仕事を担当させてもらっており、なかには営業時間外での対応もありました。休日手当として給料は支払われていたものの、仕事が充実すればするほどプライベートの時間を作ることが難しくなってしまったんです。
もう少し自由に働きたいと思ったのですが、メンバーにも恵まれていたし、仕事自体は苦ではなかったためフリーランスになることはとても悩みました。正社員でいれば給料は安定していますし、将来産休などの制度もあるので結婚や出産の際も安心です。
しかし、将来の安定よりも子どもができるまでに自由な時間を得て、仕事だけではなくプライベートでもやりたいことを全部しておきたいという気持ちが強くなりフリーランスへの転身を決意しました。
お客さまの利便性を考えて銀座のサロンを選択
独立して表参道から銀座にサロンを移し、男性のお客さまが増加。
女性目線のかっこいいスタイルを提案している
――――フリーランスになる際に表参道から銀座へサロンの場所を変えた理由を教えてください。
職場が近い、乗り換えで降りるという理由で銀座駅を使うお客さまが多く、思い切って場所を変えてみようと決断しました。お客さまの年齢層が高めであり、若くても大人っぽい雰囲気の方が多かったので、客層を考えると銀座のほうが自分には合っているかなと。実際仕事帰りや外食の前に立ち寄りやすくなったと言っていただけます。
とくに男性のお客さまが増えましたね。もともとメンズカットを得意としていたことに加え銀座に移ったことが大きな理由だと思います。男性は買い物や食事などで表参道を訪れることが少ないのでオフィスやレストランが多い銀座にしたのは正解でした。
時間に余裕ができたことで毎日のモチベーションに変化が
結婚式へ出席する友人のヘアセットをすることも。
サロンワーク以外の仕事も積極的に取り組んでいきたいとのこと
――――フリーランスになってよかったことを教えてください。
モチベーションの高さをキープできるようになりました。前のサロンにいるときから仕事は好きだったので行きたくないと思ったことはありませんでしたが、体が疲れていると出勤がおっくうになる日もあって。今では時間に余裕ができた分、体調管理もきちんとできているのでストレスがなく、毎日気合いが入った状態で出勤できています。
仕事というよりは好きなことをしてお金をもらっている感覚で働けるようになったのは一番大きな変化です。
――――仕事の面ではどのような変化がありましたか？
一対一で対応することでよりお客さまとの距離が近くなったと感じています。現在契約しているサロンはすべて個室空間で最初から最後まで私ひとりで対応するため、お客さまはリラックスして気兼ねなくお話ができるみたいです。
お疲れの方にはカラー材の浸透待ちの時間など私も部屋から出ていって一人になれる時間を作ることもあります。お客さまの雰囲気や当日の様子をきちんと把握して1人ひとりに合った空間作りをすることはいつも意識していますね。
また、知り合いの結婚式のヘアセットやメイクなどサロンワーク以外の仕事も時間を調整してできるようになったのはうれしい点です。現場の仕事はサロン内とは違った刺激を受けることが多いので今後は人脈を広げて撮影のお仕事なども増えたらいいなと思っています。
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後編では、空き時間の活用法やプライベートの過ごし方などに迫ります。
▽後編はこちら▽
【フリーランスのライフスタイル】中野悠里さんの新たなことに挑戦し続けるモチベーション維持の方法>>
