【フリーランスのライフスタイル】ガーリーを強みにしたwakoさんのブランディング術
wakoさんは、2020年にフリーランスに転身したヘアメイクアップアーティストです。ヘアメイクではガーリーな世界観を強みにしており「女性っぽい可愛い」を好むモデルやカメラマンから支持されています。ちなみに、wakoさんには「アクセサリー販売」という副業もあり、時に美容業界の平均月収を達成するほどの、成果を上げているそうです。
前編では、フリーランスのヘアメイクに至るまでの道のりに迫ります。
お話を伺ったのは…
フリーランスヘアメイクアップアーティストのwakoさん
自分の個性や感性を生かせる、ヘアメイクの仕事
――――まずは、現在に至るまでの経緯について教えてください。
もともとの目標は美容師になることだったので、美容学校に通い、卒業後表参道のサロンに入社しました。そこで2年間ほど働き、2020年の2月頃フリーランスになりました。
――――なぜ「ヘアメイク」という道を選んだのでしょうか?
世界観を作ることが好きだったからです。ヘアメイクには、カメラマンさんに光の調節などをしてもらいながら、思い描いた雰囲気を形にする『ディレクション』という仕事があります。このステップには『自分の個性や感性を生かせる』というやりがいがあり、ヘアメイクの醍醐味の1つです。
ちなみに、私はガーリーな世界観が好きなので、やわらかな質感のヘアスタイルや優しい色を使ったメイクを掛け合わせながら作品を作っています。ガーリーなヘアメイクは『女の子っぽい可愛さを引き出してくれること』が、とくに魅力的ですね。この雰囲気には学生時代からずっと惹かれていて、趣味で作品作りもしていました。
サロン勤務時代にも『ずっと作品撮りをしたい』という気持ちがありましたが、思うようにできなかったので『自分がやりたい分野に飛び込んでみよう』と。そこで、フリーランスに転身をして現在に至ります。
早い時期から意識していた「フリーランス」 という働き方
――――ちなみに「フリーランス」という働き方に不安はありませんでしたか?
同世代にフリーランス美容師が結構いたので、それほどありませんでしたね。なかには、卒業してから1年後にすでにフリーランスとして働いている美容師もいました。もしかしたらその流れは、シェアサロンの普及に影響を受けているのかもしれません。同様に、私にも『個人で動ける時代』という考え方が早い時期からありましたね。
――――フリーランスになった当初はうまくいかないことも多かったのでは?
初めの頃はヘアメイクの仕事がほとんどなかったので、なかなか厳しい状況でした。それでも、美容師時代の貯金があったのでなんとか生計を立てることができました。また、アクセサリーの通販も行っていて、この副業にも助けられましたね。アクセサリーショップからの収入は月々で変動がありましたが、多い時には美容師の月収ほどの金額になりました。
ガーリーな世界観にアクセントを添えるオリジナルアクセサリー
――――アクセサリーの通販について、もう少し具体的に教えてください。
『she and sea .』というアクセサリーショップをインターネット上で展開しています。オンラインストアではピアスやイヤリングなどの販売をしており、この副業は美容学校を卒業した頃にスタートしました。
――――そもそも、なぜアクセサリー作りを始めたのでしょうか?
ガーリーな世界観をより強く出すためです。もともと学生の頃の撮影では、市販のアクセサリーを使っていましたが『自分で作ったモノのほうが、より世界観を出せるのではないか?』と。そこで、パーツ屋さんに足を運んで趣味としてアクセサリー作りを始めました。ちなみに、2021年の6月には展示会を開催する予定です。
――――それは、どのような展示会でしょうか?
ランジェリー作家の方とコラボをした展示会で、そこではその方のランジェリーと私のアクセサリーを組み合わせたアイテムを並べる予定です。ちなみに、私は仕事を通してその作家さんと知り合いました。
現場には『私はヘアメイク、その方はスタイリスト』というかたちで参加していて、話しをするなかで意気投合をして現在に至っています。ランジェリーとアクセサリーが一体になっている商品はまだ一般的ではなく、可能性がありそうなのでとても楽しみですね。
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後編では、ヘアメイクの仕事を軌道に乗せた取り組みなどに迫ります。
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