応募者を惹きつけるアイスタイリストの自覚を育てる充実の研修制度 (株)ダイヤモンドアイズ 人事担当 笛木清美さん #1
エクステンションやまつげパーマにとどまらず、眉毛ワックスなど目もとに関するメニューが充実している(株)ダイヤモンドアイズ。首都圏を中心に展開している10店舗のいずれも顧客満足度が高く、リピーターが多いのも特徴です。
その高い顧客満足度を支えているのが、確かな技術力。だからといって採用する人材に求めているのは経験や実績ではありません。重要なのは「なぜアイスタイリストを目指すのか」という動機なのだそうです。
2回にわたって採用にまつわるホンネを伺う前編では、「動機」にこだわる理由や、入社希望者が絶えない秘密をご紹介します。
お話を伺ったのは…
(株)ダイヤモンドアイズ
総務部 人事担当 笛木清美さん
美容専門学校を卒業後、美容師の資格を取得。その後、美容とは全く無縁の職業に就いたものの資格を活かしたキャリア形成を目指して、2015年に(株)ダイヤモンドアイズ入社。施術スタッフとして腕を磨き、店長職も経験。2020年に本部へ異動し、採用を含めた人事全般を担っている。
顧客満足度とリピート率が高い秘密は綿密なカウンセリングにあり
――サロンのメニューはエクステだけではなく、眉メニューもあるんですね。
以前はエクステンションとまつげパーマが主力メニューでしたが、「アイゾーン全体をデザインする」をコンセプトに、2016年より眉毛ワックスも導入しました。
ここ数年のコロナの影響でマスクを着用するようになり、眉メイクが注目されるようになりましたよね。そのおかげで現在の主力はまつげパーマとアイブロウ(眉毛ワックス)になっています。
――リピーターが多いと伺っていますが、その秘密は何でしょうか。
私たちには大切にしているビジョンがあります。それは「お客様のご要望に寄り添い、お客様が本来もっている美しさを最大限に引き出すことにより、笑顔と幸せをもたらすお手伝いをすること」です。お客様のお悩みを解決する、なりたい目もとに近づけるためにはお客様に寄り添ったカウンセリングが必要です。ただ技術を提供するだけでなく、カウンセリングにも力を入れているところが、お客様のリピートにつながっていると思っています。
――カウンセリングは重要なんですね。
エクステにしてもまつげパーマにしても、ただ「まつげの本数を増やせばいい」、「まつげをカールさせればいい」という訳ではありません。お客様が「どんな目もとになりたいのか」をきちんと把握するにはカウンセリングがとても重要です。それと同時に、お客様がイメージする目もとに近づけるために、私たちができる技術をご提案するように心がけています。
入社希望者が増え、お客様への満足にもつながった「研修システムの充実」
――採用面接のとき、必ず「アイスタイリストを職業にしようと思った動機」を聞くそうですね。
新卒の方はもちろん中途採用の応募者にも、必ず質問しています。例えば「今まで美容師をしていたけれど、コミュニケーションが苦手なのでアイスタイリストになりたい」という方もいます。常に鏡越しにお客様と対面している美容師と違って、「アイスタイリストはお客様とコミュニケーションをさほどとらなくていい」と勘違いなさっているんですよね。カウンセリングをしっかりしておかないとお客様の望む目もとにはならないので、アイスタイリストにコミュニケーション能力は欠かせません。
また、「マツエクをしたいからアイスタイリストになりたい」という方もいます。私たちが考えるアイスタイリストは「マツエクだけできればいい」という職種ではありません。まつげパーマも眉ワックスも、目もとに関する施術の全てがこなせる人でなくてはダメなんです。
その方がイメージしている「アイスタイリスト」と、私たちが目指している「アイスタイリスト」が一致しているかどうかが採用の決め手になります。
――そのほかに面接でチェックしていることはありますか?
きちんと自分をアピールできることと、やはり笑顔ですね。今は誰もがマスクをしているからこそ、笑顔がとても大事です。WEB面接ではマスクを外してもらって、表情を観察しているんですよ。
――サロンでは人材不足が問題になっていますが、こちらでは応募者が多く集まると聞いています。
有休を取りやすいなど福利厚生が充実していることと、研修制度が充実していることが理由だと思います。特に研修制度は半年をかけて、目もとの構造を学ぶ座学から具体的な技術の指導までカリキュラムを組んでいます。半年間で基準をクリアできなければ研修期間を延長して、とことん学んでもらいます。逆にマスターするペースが早ければ期間を短縮することもできるんですよ。
美容師免許を持っていれば、どなたでもマツエクなどの施術ができます。とは言え、施術に使う道具の選び方、お客様ごとに違う目の形やまつげの生え方に合った施術方法など、学ばなければならないことは無限にあります。それを短期間でマスターするのは不可能ですし、実際にお客様に施術させるのは考えただけで怖いですね。施術する本人も不安だと思います。
入社してから知識と技術をしっかり学ぶ機会をつくっているのは、まだ珍しいのかもしれません。応募者の志望動機を見ても、「研修が充実している」ことを挙げている方が多いですね。
――基礎からしっかり学べるのは嬉しいですね。
研修を経て実力を蓄えたからこそ、自信を持ってお客様に施術ができるのだと思います。同時にその技術力の高さがお客様の満足度を高めるのだと信じています。
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「アイスタイリスト」という職業は、黙々と作業をする手先の器用さが求められるだけではないようです。エクステにしてもまつげパーマにしても、ただ手順を覚えて正確に施術するだけではお客様を満足させられません。お客様の求めるイメージに近づけるために、カウンセリングをしっかり行うことが重要です。そのために必要なのがコミュニケーション能力なのだとか。お客様が求めているイメージを聞き出す力、お客様の目の形やまつげのコンディションに合わせてさまざまな技術を提案できるスキル、そして実際に施術する高度な技術力。アイスタイリストには、こうした能力が求められるようです。
後編では、笛木さんが実際に採用した人材のひとりをご紹介します。採用を勝ち取るために努力したこと、実際にサロンで仕事をするまでの気持ちなどを伺いました。
▽後編はこちら▽
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Salon Data
ダイヤモンドアイズ渋谷マークシティ店
住所:東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ ウェスト2F
TEL:03-5459-3981
定休:不定休
営業時間:10:00~21:00
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