美容が好きなのはもちろん何ごとも素直に吸収しようとする姿勢が大事 (株)ダイヤモンドアイズ 人事担当 笛木清美さん #2

2回にわたって(株)ダイヤモンドアイズの人事担当、笛木さんから採用にまつわるホンネを伺う今企画。前編では採用にあたって必ず「アイスタイリスト」を目指す動機を聞き、アイゾーン全体をデザインできる人材かどうかを確認している…というお話をご紹介しました。後編では、「アイスタイリスト」に向かないのはどんなタイプなのか、また実際に採用された人はどんな準備をしてきたのか、などを詳しく伺います。

お話を伺ったのは…

(株)ダイヤモンドアイズ
総務部 人事担当 笛木清美さん

美容専門学校を卒業後、美容師の資格を取得。その後、美容とは全く無縁の職業に就いたものの資格を活かしたキャリア形成を目指して、2015年に(株)ダイヤモンドアイズ入社。施術スタッフとして腕を磨き、店長職も経験。2020年に本部へ異動し、採用を含めた人事全般を担っている。

研修だけでは終わらない! だからアイスタイリストには向上心が必要

アイライナーやアイブローパウダーのほか、
眉やまつげ用の美容液も販売

――アイスタイリストに向かない人は、どんなタイプの人ですか。

向上心がない人は難しいですね。半年間の研修で基礎的な知識や技術を教えますが、それだけではとうてい足りません。新しい素材がどんどん開発されますし、時代に応じたスタイルも取り入れなくてはなりません。

新しい知識を吸収しようという意欲がないと、この世界では生き残れないと思います。例えば、2016年に眉ワックスを導入しましたが、その当時のスタッフはまだ眉に関しては未経験者がほとんどでした。マスク生活が長引いているおかげで眉メイクが重視されるようになり、今や眉ワックスができないスタッフは少数派になりました。

今は「SNSにいかに美しい画像をあげられるか」に取り組んでいます。画像を加工する研修も実施しているんですよ。この世界に入ったら、学ぶことがなくならないんです。

――研修が終わっても、まだまだ学ぶことがあるんですね。

研修が終わったばかりの新人スタッフは配属された店舗で応用テクニックを学ぶんですよ。不安を感じることなく働けるように、新人1人に対して教育担当の「シスター」を配置しているのも、ダイヤモンドアイズならではだと思います。シスターは新人に合わせて計画書を作って、目標に従って教育します。シスターになるのは入社1~2年の社員が多いですね。教えることで、自分の勉強にもなるんです。

仕事に慣れてくると、基本からズレた「自己流」を身につけてしまうケースがあります。この自己流が定着すると技術のレベルが落ちてしまうんです。こうしたことが起こらないように、店長、マネージャーがテストをするなどバックアップ体制も整えています。

「ダイヤモンドアイズに入りたい」という意志をアピールすることがポイント

新入社員研修を受ける大橋妃菜さん。
9時半から17時半までみっちり学ぶそう

――この春に入社した大橋妃菜さんのことを教えてください。彼女を採用した決め手は何ですか。

まず履歴書を送ってもらうのですが、そこには「アイスタイリストになりたい」という思いではなく、「ダイヤモンドアイズで働きたい理由」がたくさん書かれていました。

他のサロンも見学していたようで、数あるサロンの中からここを選んでくれたのが嬉しかったですね。その後の面接でも、とにかく笑顔が良かったですね。明るくて何ごとにも前向きに取り組んでくれそうだと感じました。

――今後、大橋さんにはどんな人材に育ってほしいですか。

周りを明るくさせる雰囲気があるので、サロンのムードメーカーとしてお客様を笑顔にすることと、いつまでも初心を忘れずに技術を磨き続けてほしいですね。

続いて、大橋妃菜さんにダイヤモンドアイズを選んだ理由や入社するために努力したことを伺います。

ROOKIE’S FILE
アイスタイリスト 大橋妃菜さん

2021年3月住田美容専門学校を卒業後、4月に(株)ダイヤモンドアイズに入社。学校ではメイクアップアーティストを目指してメイク科で学びながら美容師免許も取得。授業の一環にマツエクの実技があり、その奥深さにハマり、方向転換をしてアイスタイリストを目指すことに。

――美容業界を目指した理由は。

本当は看護師になりたくて勉強をしていたのですが、理数系が難しくて…。高3になって進路を決めなくてはいけないギリギリまで悩んだ結果、モデルにメイクをするヘア&メイクの仕事に興味があったので美容専門学校に進みました。

――アイスタイリストに方向転換をしたのはなぜですか。

メイク科の授業でヘアアレンジをやったとき、「私には向いてない」と思ったんです。学校でネイルとマツエクの授業を受けて、「ネイルは特別な資格がなくてもできるけれど、マツエクは美容師免許がなければできない。それならマツエクができるアイスタイリストになろう!」と決めました。

――「ダイヤモンドアイズに入社したい」と決めた理由を教えてください。

1年生の終わりのころから就活を始めて、興味のあるサロンへ行って見学していました。その中の一つがダイヤモンドアイズで、第一印象はカウンセリングがしっかりしていることでした。私の目は左右で大きさが違うので、その違いを見極めた施術が必要だと教わったんです。発見が多くてとても勉強になりました。勤めるならこのサロン以外は考えられなくて、入社したいと決めました。

――入社をするために何か準備をしましたか。

学校の卒業生の中からダイヤモンドアイズに就職した人を先生に探していただいて、面接ではどんなことを質問されるのかを聞きました。私はすぐ焦ってしまう性格なので、心の準備が必要なんです。「尊敬する人」「家族について」「志望の理由」「家族や友人からどんな人と言われているか」「最近気になったニュース」など、質問されたことを教わって、答えを準備しておきました。

ダイヤモンドアイズはカウンセリングを重視しているので、コミュニケーション能力が試されます。普段からいろいろな人と話をする練習をしておくと良いかもしれません。

――今後の目標を教えてください。

もっと練習をして、お客様から指名されるようなアイスタイリストになりたいです。

採用担当・笛木清美さんのホンネから分かった採用を勝ち取るためのポイント

1. コミュニケーション能力を身につけておくこと

2. 前向きで向上心がある姿勢をアピールすること

3. 履歴書に空欄を作らず、自分なりの言葉で埋めておくこと

アイスタイリストという職業は、手先の器用さだけで仕事をするのではなく、コミュニケーションによって得られた情報を技術で再現するまさに職人技が求められるのだと感じました。身につけた技術だけに慢心せず、常に新しい情報や技術を学び続けるために「学ぶことがなくならない」という笛木さんの言葉も心に響きました。

また、就活に欠かせない履歴書の書き方のヒントもいただきました。「空欄はない方がいいですね。趣味や資格などたくさん書かれている方が目を引きます」とのこと。担当者に『この人に会ってみたい』と思わせる工夫が、就活を成功させるようです。

▽前編はこちら▽
応募者を惹きつけるアイスタイリストの自覚を育てる充実の研修制度 (株)ダイヤモンドアイズ 人事担当 笛木清美さん #1>>

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Salon Data

ダイヤモンドアイズ渋谷マークシティ店

住所:東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ ウェスト2F
TEL:03-5459-3981
定休:不定休
営業時間:10:00~21:00

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