まつ毛の向きがバラバラに?!バラバラまつ毛になる6つの原因と対処法、バラバラまつ毛の予防法を紹介
まつ毛はもともと外側に向かって自然なカーブを描いて生えてくるものですが、まれにまつ毛の向きがバラバラになってしまうことがあります。バラバラに生えているまつ毛は見た目が悪く、ムカデまつ毛ともいわれるほどでが、原因によっては抜け落ちる可能性もあるので注意が必要です。
今回は、まつ毛がバラバラになってしまう原因とそれぞれの対処方法、まつ毛を美しく保つための予防方法をご紹介します。
まつ毛がバラバラになってしまう原因6つ
まつ毛がバラバラになってしまうのには、一体どんな理由があるのでしょうか。ここでは、まつ毛がバラバラになってしまう原因をご紹介します。
1. 生まれつきのまつ毛の生え方がバラバラ
まず考えられるのが、 生まれつきまつ毛の生え方がバラバラなことでしょう。よく知られているのが、逆さまつげと睫毛内反症(しょうもうないはんしょう)です。
逆さまつげはまぶたが反り返っているのが原因で、まつげが内側を向いてしまっています。睫毛内反症は、まぶたは正常なものの、まつ毛の向きが内側になることから、目に入ってしまう恐れがあるので注意が必要です。
2. 寝ぐせなどまつ毛にクセがついている
まつ毛も髪の毛と同じように寝ぐせがつくので、まつ毛を圧迫するうつ伏せの状態で寝ると、まつ毛にクセがつきます。
まつ毛が長い人が眼鏡をかけるとレンズにまつ毛があたりますが、その状態が続くこともまつ毛にクセがつく原因です。
3. マスカラのつけすぎ
西洋人のようなボリュームのあるふさふさとしたまつ毛は、女性の憧れです。だからといって、マスカラをつけすぎてしまうと、まつげ同士がくっついたり、マスカラの重みで垂れ下がってしまったりします。
とくにファイバー入りのマスカラは重たくなりやすいので、つけすぎには注意して使用することが大切です。
4. まつ毛がダメージ毛になっている
まつ毛に必要な栄養が届かなくなると、まつ毛のキューティクルが乱れてダメージ毛になります。まつ毛もダメージを受けると、髪の毛と同様に切れ毛になったり、毛先が縮れたりしてバラバラになってしまうからです。
まつ毛が栄養不足になる原因としては、栄養バランスの偏りや生活習慣の乱れ、エイジングなどが考えられます。
5. メイクが残っている・ビューラーの使いすぎ
洗顔をした際に、マスカラやアイライナー、アイシャドウなどのメイクがきちんと落としきれていないと、毛穴に汚れが溜まって、まつ毛が抜けてしまったり、生えてこなくなったりします。
また、ビューラーの使いすぎも、まつ毛とまつ毛の毛根にダメージを与えるので、まつ毛が切れやすくなってしまうようです。
6. まつエクが乱れている
まつエクは永久的なものではないので、時間が経ち、カールやまつエク自体がとれてしまうと、バラバラになります。
とくにまつエクをしている人は、「新しく生えてきたまつ毛」と「まつエクがついたまつ毛」で長さの差が出やすいため、まつ毛にまとまりがなくなりがちです。
バラバラまつ毛を治すには?自分でできる対処法を紹介
まつ毛がバラバラになってしまっても、自分で対処できることがあります。ここでは、バラバラまつ毛を自分で治したい場合の対処法を確認しておきましょう。
マスカラはつけすぎないようにする
マスカラを使っている場合は、マスカラをつけすぎることはやめて、適度につけることを心がけましょう。マスカラをつける際は、塗る前にブラシの部分を一度ティッシュでふき、固まったマスカラを取り除きます。
塗ったあとはまつ毛用のコームを使って、まつ毛についた余分なマスカラとダマを取り除いてください。そうすることで、まつ毛への負担を軽減できます。
まつ毛を濡らしてまつ毛用のコームで整える
ダメージよるものではなく寝ぐせがついている場合は、蒸しタオルでもとの状態に戻すことが可能です。
まずは、まつ毛を一度水で濡らし、寝ぐせがついた部分に蒸しタオルを当てましょう。しばらくすると、まつ毛が緩くなるので、まつ毛用のコームを使ってまつ毛の流れを一方向に整えます。
ドライヤーでブロー
まつ毛がうまくカールしないと、ビューラーを使いすぎてしまいがちです。まつ毛の水分が多いとまつ毛がうまく上向きにならないので、お風呂に入ったあとはドライヤーとまつ毛用コームを使って乾かすとカールしやすくなり、ビューラーの使いすぎを抑えられます。
ドライヤーを使用する際は、目に熱風が当たらないように20cmほど離し、必ず冷風を使ってください。
まつエクのバラバラを整える方法
バラバラになってしまったまつエク整える場合も、「まつ毛をぬらし蒸しタオルで温める方法」と「ドライヤーの冷風でブローする方法」で対処できます。
ただし、まつエクは湿気に弱いので、長時間蒸しタオルを当てることは避けてください。
まつエク専用のマスカラで毛の流れをキープ
まつ毛用コームで整えたら、まつエク専用のマスカラを使って流れを整えておくと、きれいな状態をキープできます。
まつエクを長持ちさせるためには、洗い落としやすく、まつエクへのダメージも少ないまつエク専用のマスカラを使うことも重要なポイントです。まつエクの寿命は3~4週間なので、時間が経過したら寿命と考えて施術をし直したほうがよいでしょう。
日頃のケアが大切。バラバラまつ毛にならない生活習慣
まつ毛がバラバラになってから対処するのではなく、日頃からまつげがバラバラにならないような生活習慣を心がけることが大切です。ここでは、どのような生活習慣を心がければよいのかをご紹介します。
うつぶせ寝などまつ毛に負担がかかる寝方をしない
まつ毛に寝ぐせがつきやすい方は、まつ毛に負担がかかるうつ伏せで寝ることをやめることからはじめましょう。寝ている間に無意識にうつ伏せになってしまう方は、うつ伏せ防止できる抱き枕を活用するのがおすすめ。
まつ毛が長く、眼鏡が原因でクセがつきやすい方は、ノーズパッドのついたデザインの眼鏡を使用するとよいでしょう。眼鏡専門店ではまつ毛があたらないように調節してくれることもあるので、一度相談してみてください。
栄養バランスに気をつける
髪の毛と同様に、食事の栄養バランスが乱れるとまつ毛もパサパサになり、抜け落ちてしまいます。
炭水化物・脂質・タンパク質・無機質(ミネラル)・ビタミンの5大栄養素をバランスよく摂取でき、まつ毛の育成に必要なタンパク質・亜鉛・ヨウ素・ビタミン類が豊富に摂れる食事を心がけましょう。
不規則な生活やストレスが溜まることは避ける
不規則な生活やストレスの多い生活を続けると、自律神経とホルモンのバランスが崩れ、肌やまつ毛にもダメージが生じます。
自律神経とホルモンのバランスを整えるために、しっかりとした睡眠時間を確保し、疲労回復に努め、ストレス解消ができる規則正しい生活を心がけるようにしてください。
クレンジング剤やクレンジング方法を見直す
界面活性剤が配合された洗浄力の高いクレンジング剤を使い続けると、まつ毛にダメージを与え、まつ毛がバラバラになる原因となります。まつ毛のダメージが気になる方は、低刺激のクレンジング剤や石鹸やお湯で落とせる化粧品に切り替えましょう。
クレンジング方法も見直して、洗うときにゴシゴシこするのはやめ、汚れや化粧品が残らないように優しく丁寧に洗うことを心がけることも大切です。
ビューラーはできるだけ使わない
ビューラーはまつ毛を挟んで無理やりカールをつけるため、まつ毛を傷め切れ毛の原因になります。そのため、ビューラーはできるだけ使わないようにしましょう。
そもそも、まつ毛はマスカラだけでも上向きにできるので、わざわざビューラーを使う必要はありません。どうしてもまつ毛にカールがほしい場合は、ビューラーよりもまつ毛パーマのほうがおすすめです。
まつ毛美容液でケア
まつ毛美容液とは、まつ毛に直接塗る美容液のことです。まつ毛に必要な美容成分が豊富に含まれていて、保湿効果や補修効果が期待できます。
まつ毛がバラバラなだけでなく、まつ毛にハリやコシがないとお悩みの方にもおすすめのケア方法です。
生まれつきの場合、手術なども視野に入れて病院で治療する
逆さまつ毛や睫毛乱生はまつ毛が眼球に当たるので、充血や目やに、視力の低下などを引き起します。病院では、目薬で目の症状を抑えたり、逆さまつげを定期的に抜いたりする治療をおこなうことが可能です。
また、逆さまつげと睫毛乱生は手術で治せるので、根本的な治療を目指すのであれば、手術を検討してみてもよいでしょう。
逆さまつ毛の治し方|逆さまつ毛の種類と原因、さまざまな治し方を紹介
日頃のケアに気をつけることでバラバラまつ毛は避けられる。ムカデまつ毛に困ったら対処法で乗り切ろう
バラバラまつ毛やムカデまつ毛になってしまった場合は、原因に応じた適切な対処方法で、乗り切ることが可能です。
生まれつきのものは手術で、生活習慣によるものはちょっとした工夫で、整えやすいまつ毛を取り戻せます。日頃からまつ毛をしっかりとケアすることで、バラバラまつ毛にならずに済むからです。
それでもムカデまつ毛になってしまったら、今回ご紹介した対処法を実践して乗り切ってみることをおすすめします。
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