ジェルネイル技能検定初級とは?試験内容や実施の流れなどを解説

ネイル関連の資格の1つに、ジェルネイル技能検定初級があります。ジェルネイルに関する基本を身につけていることの証になるので、ネイルサロンの現場でも役立つでしょう。

そこで、今回はジェルネイル技能検定初級について、資格の概要や試験内容、合格に向けた注意点などをお伝えします。ネイルの仕事に就きたい人は、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

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ジェルネイル技能検定初級ってどんな資格?

ジェルネイル技能検定初級とは、JNA(NPO法人日本ネイリスト協会)が開催している「ジェルネイル技能検定試験」のもっともベーシックな資格。勉強は必要ですが、義務教育を終えていれば受けることができるので、受験資格のハードルは低いです。

ジェルネイル技能検定では、初級の次は中級、さらに上級と上位資格があり、上を目指すには初級から順番に取得していかなければなりません。

実技試験と筆記試験に両方合格しなければならない

初級の試験は実技と筆記があり、資格を取るにはどちらも合格することが必要です。実技も筆記も100点満点のうち80点以上で合格なので、勉強と練習を重ねて合格を目指しましょう。

実技試験の内容

ジェルネイル技能検定初級の実技試験は、第1課題と第2課題に分かれています。それぞれの内容を見てみましょう。

第1課題

まず、テーブルセッティングや消毒管理など15分間の事前審査が行われた後は、いよいよ第1課題のスタートです。内容はネイルケアで、35分の制限時間内に、両手10本分に手指消毒・ポリッシュオフ・ファイリング・キューティクルクリーニングを行っていきます。

なお、JNEC(公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター)のネイリスト技能検定3級以上、もしくはJNAネイリスト技能検定国際試験3級以上を所持している場合は、第1課題が免除されるので、あらかじめ申し出ておきましょう。

第2課題

10分間のインターバルで第1課題の片付けと第2課題の準備を済ませ、第2課題に進みます。

左手の5本に赤のポリッシュカラーリング、右手の5本に赤のジェルカラーリングを施し、さらに右手の中指には赤のジェルカラーリングに似合うデザインのジェルアート(ピーコック)を行うという内容で、制限時間は60分です。

筆記試験の内容

実技試験が終わったら、続けて筆記試験が行われます。マークシート形式で、試験時間は30分です。

ネイルに関する基礎知識では、衛生と消毒・爪の構造・爪の病気とトラブル・ネイルケアやジェルネイルの手順について問われます。また、ジェルネイルの基礎知識についての出題もあるので、漏れのないように全体的に学習して備えましょう。

免除制度がある

過去2回の試験のいずれかで筆記のみ合格している場合は、筆記試験は免除されます。ただし、ジェルネイル技能検定の受験の申し込み時に、合格した回の受験番号の届け出が必要です。忘れずに申請しましょう。

ジェルネイル技能検定初級の開催日程

ジェルネイル技能検定初級の第28回試験は2023年6月3日(土)、第29回試験は2023年12月2日(土)、第30回試験は2024年6月上旬に開催される予定になっています。

下記のページに第28回の実施要項を記載しているので、気になる人は確認してください。

ジェルネイル技能検定とはどんな資格?第28回検定試験の要項やおすすめスクールも紹介 

第28回試験の申し込み・受験料の決済期間は2023年2月13日(月)~3月31日(金)24:00

ジェルネイル技能検定は、インターネットでのみ受験の申し込みができます。第28回の受験希望者は、上記期間内にJNAの公式サイトから申請を行ってください。(※期間外は申し込みリンクは表示されていません)

JNAジェルネイル技能検定試験 | NPO法人 日本ネイリスト協会

申し込み内容を送るだけでなく、受験料9,900円の支払いまで済ませてようやく申し込み完了です。なお、一部試験の免除を受ける場合も料金の割引はありません。

合否の通知は7月中旬頃に発送

第28回試験は2023年6月3日に行われ、結果通知は約1カ月半後の7月中旬頃にハガキで発送される予定です。無事に合格した場合、8月上旬頃には合格証(ディプロマ)と資格バッジも手元に届き、資格の証明に役立ちます。

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ジェルネイル技能検定初級合格に向けたポイント・注意点

せっかく受験するので、できれば一度でスムーズに合格したいものです。そこで、ジェルネイル技能検定初級に受かるために気をつけたい点を押さえましょう。

ミスのないように準備や施術では細かい部分まで気をつける

特に実技試験では、細かいルールがたくさんあり、わずかなミスが失格につながることもあるので注意が必要です。

まず、試験の前日までにモデルの爪に赤のカラーポリッシュを施しておく、モデルの爪や周囲の皮膚に異常がある場合はモデルとして利用できないなど事前の注意点があります。トレーニングハンドは規定のものを使い、左右がわかるようにしておきましょう。

また、実技の第2課題では「左手に~~」「右手に~~」「右手の〇指に~~」という指定があり、左右や指を間違うと失格の対象になってしまいます。

私語は慎む

実技試験中、モデルと会話するのは減点対象になるためNGです。内容によってはカンニングとみなされてしまうこともあるので、モデルになってくれる相手にも、試験中は私語を控えるよう事前に伝えておきましょう。

使えるものと使用禁止のものをしっかり把握しておく

使用が許可されているものと禁止されているものも細かく決まっています。

ジェルは指定商品(指定ブランドのもの)を使う、ストーンプッシャー・ネイルマシーン・グリセリンなどは使用禁止、照明器具は持ち込み禁止など、OK・NGな内容が決められているので、違反していないか前もって念入りに確認しましょう。

また、使うものによっては品名ラベルが必要な場合もあるため、漏れがないように準備します。筆記試験はマークシートのため、鉛筆やシャープペンと消しゴムを用意しなければならず、ボールペン等の使用はNGです。

忘れ物に注意

受験票や筆記用具忘れ程度なら減点で済みますが、用具や用材を忘れると失格です。忘れ物には十分注意しましょう。

遅刻やタイムオーバーもNG

試験に遅刻したり、試験の制限時間内に内容を終わらせられなかったりした場合も失格になります。当然のことですが、時間を守ることも非常に大切です。

ネイリストを目指すならジェルネイル技能検定初級はぜひ取得しよう

ジェルネイル技能検定の初級は、ネイルの基礎を習得していることの証になるので、ネイリストになりたい人にぜひ取ってほしい資格です。今回の内容を参考に、取得に向けて学習に取り組んでみてはいかがでしょうか。

もっとレベルアップしたい人は、初級を取ったのちに現場で経験を積み、スキルを磨いて、さらに中級、上級と目指すのもよいでしょう。ぜひ人気ネイリストになって活躍してください。

引用元
JNAジェルネイル技能検定試験 | NPO法人 日本ネイリスト協会
JNAジェルネイル – 技能検定試験 [初級・中級・上級] | NPO法人 日本ネイリスト協会
ネイリスト技能検定 | 公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター

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